2003年9月アーカイブ

あの情報はハードディスクのどこかにあるんだけどね、どこだったかなあ?と思ったことはないだろうか。Windowsにはスタート→検索でたどれる標準の検索機能はあるが、速度や機能の面でどうも使いにくかったりする。ハードディスク上のファイルや、メールソフトの過去メールの内容を高速にキーワード検索したい場合、私が知っている方法は以下の3つである。

・サーチクロス(製品)
http://www.villagecenter.co.jp/soft/searchx/
searchxcp.png

サーチクロスは今一番簡単にデスクトップ高速全文検索を実現するソフトウェア。オフィス系の主要ファイル形式に対応した上で、OutlookやBecky!、Eudoraなど主要なメールソフトのメールボックスまでを検索可能にする。「バイオリン」と「ヴァイオリン」、「インターフェース」と「インタフェイス」などを同一視して検索するあいまい検索機能つき。インデックスの更新も全自動で、お手軽確実なので、一度使うと、手放せなくなる

・サトリ(フリーソフト)
http://fhewfhew.hp.infoseek.co.jp/index.html
satoricap.gif

MicrosoftIndexingServiceに使いやすいインタフェースを与えるソフトウェア。何が良いかというとタダなのがよい。ただしIndexingService標準以外のファイル形式をサポートするには追加コンポーネントのインストールと設定などがかなり面倒な作業。メール内容も検索ができない。WindowsやIISとの親和性は抜群である。

・Namazu(オープンソース、検索サーバ)
http://www.namazu.org/
・Kabayaki
http://www.kabayaki.jp/portal/top/index.html
kabayaki.gif

オープンソースの検索エンジン。ローカルのディスク検索としても使えるし、公開Webサーバの検索としても通用する。インストールと設定は3ソフト中、最もややこしいのである程度、技術者向け。NamazuのGUIとして販売されている製品のKabayakiを使うと運用管理は飛躍的に便利になる。開発者にとっては検索コンポーネントとして、カスタマイズ開発が細かく出来るのが他の2つにない魅力。

■5年後の検索サービスをユーザから見るとどうなる?
先ほどの記事からの続き。
ここからは私見。

検索がビジネスにおける重要な要素になったと認識されて各社一斉に取り組みを強化している現状が読み取れるが、第2、第3〜第10くらいのGoogleにあたるものが登場したとして、ユーザは10個も検索サイトを使うだろうか?たぶん、使わないのだ。Googleひとつで済むからGoogleは便利なのではないか。

基本的には検索エンジンは、次の3つのレイヤーに機能を特化して進展していくのではないだろうかと考えている。

A インデックスレイヤー(Webのデータベース,形態素、構文解析など含む)
B アルゴリズムレイヤー(PageRank、tf/idfなど結果順位決定の仕組み)
C インタフェースレイヤー(検索フォーム、ツールバー、可視化工夫など)

これを踏まえて、ユーザから見た検索エンジンの行く末を勝手に3つの未来シナリオとして予想してみる。

1 Webサービスにより複数エンジンのカスタマイズが一般化というパターン

GoogleAPIのように各社が検索機能インタフェースをWebサービス形式で公開し、ユーザは好みの検索機能を組み合わせるポータル編集ソフトを使って、それぞれの検索エンジンインタフェース(ツールバーのようなもの)を作る。出来合いの、程よい組み合わせの検索ポータルも登場する。インデックス提供企業、アルゴリズム提供企業(ページランクなど)、インタフェース提供企業の3つは役割を分担し、ポータルソフトに機能を提供する。

・ちょっと参考:Surfwax徹底カスタマイズ可能なメタ検索ポータル
http://www.surfwax.com/

2 WindowsOSに強力検索が搭載されデファクトスタンダード化するパターン

WindowsOSと検索が一体化。ブラウザやメールソフトのように、MSの標準検索がデファクトスタンダードとして使われるようになる。MSは次世代WindowsでファイルシステムをSQLベース化しIndexingServiceを一般化しようとしているし、P2PグループウェアのGrooveも買収して保有している。戦略として、MSNサーチにまずデスクトップ検索とシームレスな独自検索技術が投入され、次世代コンシューマ向けWindowsのデスクトップに一体化し、急速にシェアを伸ばす。その後P2Pによるユーザ間の検索インデックスの共有機能も使われるようになっていく。

3 オープンソースP2Pインデックスによる世界最大のエンジンというパターン

数万台のクラスタサーバを使ってWebの巨大インデックスを一社がホストするのではなく、インターネットユーザ全員がインデックスサーバと成る、世界最大のインデックスDBが登場する。検索を使うユーザが増えれば増えるほどインデックスが大きくなり、検索されればされるほどアルゴリズムが学習効果で成長していくようなネットワークの特性を活かしたパブリックドメインの検索が当たり前になる。

・HyperBee
http://www.hyperbee.com/
・Webの完全なインデックス化を目指すP2P分散型サーチエンジンの挑戦
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/1113/hyperb.htm

と、3つほどちょっとドラスティックな変化のパターンを考えてみたけれども、どれでもなかったりして。5年後に自分でも読み返してみようっと。

検索技術に再び注目が集まってきている。過去3ヶ月くらいで、オンラインニュースに登場した検索関連の記事を引用ベースで要約してみる。その上で、次の記事で私が考える5年後の検索エンジンの未来を考えてみる。

読まれたら、みなさんの意見をぜひください。自分でも5年後にあたったかどうか調べてみよう。

■過去3ヶ月の検索関連ニュースと要約

・検索アルゴリズムを公開するオープンソースプロジェクト
http://www.zdnet.co.jp/news/0308/19/ne00_nutch.html
アルゴリズムをすべて公開したオープンソースの検索エンジンNutchが話題に。

・米アマゾン、ショッピング検索に参入
http://japan.cnet.com/news/ebiz/story/0,2000047658,20061120,00.htm
A9.comと呼ばれる独立部門を社内に設立し、社内および他の企業による利用を想定したショッピングのための検索ツールを開発するとのこと。

・IBM、検索研究の成果を「Masala」に活用
http://www.zdnet.co.jp/news/0309/03/nebt_05.html
各種ソースのデータを一カ所に集めることができるIBMのインテグレーションツール「DB2 Information Integrator」の次のバージョンに、企業データを検索する独自の機能を実装する、とのこと。

・「いつの日かGoogle並に」――新たな検索技術に賭けるMS
http://www.zdnet.co.jp/news/0309/22/ne00_search.html
Microsoftは新版OS「Longhorn」の詳細をあまり明かしていないが、電子メールだろうと特殊な文書だろうと、コンピュータ内の情報すべてを迅速に検索できる統一的なファイルシステムを構築する計画は明らかにしている、とのこと

・Overture、さらなる買収で検索強化
http://www.zdnet.co.jp/news/0302/26/ne00_overture.html
米Overture Servicesが、ノルウェーの検索企業Fast Search & Transfer(FAST)の一部サービスを買収、キーワード広告ビジネスを拡大とのこと。

・注目集める検索エンジンのキーワード広告
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20030828108.html
キーワード広告が売れている。効果も高いと言われているが高騰していく可能性があり、大部分のユーザにとっては、無料検索部分における「オーガニックな」検索価値こそより重要になりそう、とのこと。

・インフォシーク、コストが従来の10分の1の高性能検索エンジンを開発
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0401/infoseek.htm
インフォシークが検索パフォーマンス(速度)を10分の1にする技術を実装。

・Yahoo!、新検索エンジン導入で比較購入機能を強化
http://www.zdnet.co.jp/news/0309/24/nebt_20.html
米Yahoo! Shoppingが比較機能つきの商品検索サービスを強化。

・ビジネス向けにWebログをスキャンする検索サービス
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20061013,00.htm
Weblog記事のメタデータ検索を企業向けに提供。、「Webログは関心の高いニュースを浮き立たせると同時に、多種多様な話題やイベントについてのコメントや意見を、即時に提供してくれる」

・米Googleが33億ドキュメントを突破し、FASTを上回り世界一に返り咲き
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2003/08/28/273.html
GoogleとFastが30億ページ台でインデックス規模の競争中。

・検索エンジンの利用シェアで、Googleが圧倒的首位に〜蘭OneStat.com調査
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0514/one.htm
1. Google 55.2%
2. Yahoo 21.7%
3. MSN Search 9.6%
4. AOL Search 3.8%
5. Terra Lycos 2.6%
6. Altavista 2.2%
7. Askjeeves 1.5%

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先日のセミナーで、Blogについて前に書いていた、あの原文はどこにあるのと何度か聞かれたので。

BlogやRSSについて技術的観点から、なぜ流行っているのかという問題について、あるコミュニティに春ごろポストした記事「情報作成コストと情報消費ニーズのバランス」を再度掲載します。

・ハーバード流「話す力」の伸ばし方!―仕事で120%の成果を出す最強の会話術
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会話とは、そこに参加した人たちが、それぞれに自分の話題を持ち出す「縄張り争い」に他ならない。とりわけ、ビジネスにおいてはそうである。会話を独占できる人間が勝者になれるのであり、相手の話をじっと聞くだけで縄張りを奪おうとしなかったら、敗者になってしまう。時間をどれだけ奪えるかは、ビジネスでは死活問題なのである。
」(39P-40Pより引用)

原題は「Power Talk: Using Language to Build Authority and Influence

これは巧みな自己主張と巧みな聞きかたについての本である。が、どちらかというと、上記の引用と原題が象徴しているように、攻めの姿勢のパワートークの戦術論が中心になっている。

例えば相手を不愉快にしない、うまい割り込み技であるとか、過去の実績をさりげなく匂わせる技術、相手の機先を制する意地悪な質問などが、具体例とともに列挙されていく。ただ、完璧なパワートークは人の話を聞かない奴、マナーを知らない奴と思われたり、部下の不満もたまるから、聞いているフリも上手になりましょうね、という結論に落ち着く。

いや、なかなか勉強になるのであるが、パワートークが日本で、そのまま通用するとは思えない。日本流の交渉術の本ってのも次に読んでみたいもの。誰か良い書籍をご存知でしたら教えてください。

フォルダ内に入った100個の文書ファイルに含まれる特定の文字列をまとめて置換したい、であるとか、すべての文書に書かれているURLのリストを作りたい、といった処理をするのに、PerlやAWKなどのスクリプト言語は便利なのでよく使う。

Windows上でそういった処理を行う際、エディタでスクリプトを書いて保存し、DOSコマンドプロンプト上で実行させて、出力結果を見る、という作業は結構面倒である。スクリプトを書くエディタ上で実行させて、出力結果もエディタ上で表示してくれるのが、このCopalというフリーソフト。

Copal2
http://homepage1.nifty.com/kaityo/copalpro/

copal.gif

「文書処理のためにちょっとマクロ的スクリプトを書く」には気軽さが必要。Copalを使い始めてから、そういったチョコチョコした開発回数がだいぶ増えた気がする。デスクトップで文書処理プログラムを開発したり、CGIを開発する人にはおすすめ。

仕事の合間に息抜きになりそうな、性格診断モノをふたつ。

・デスクトップ診断
http://www.logicool.jp/character/

5つの仕事机の写真から、整理具合、ちらかり具合が自分の机に最も近いものを選ぶと、あなたの性格や職場での強み、弱みなどが診断されます。これは一応ちゃんとした調査データに基づくものらしく、説明によると

・調査報告概要
http://www.logicool.jp/press/press_109.html


調査は、ヨーロッパの有名な心理学者で、『The Handbook of Work and Health Psychology(書名直訳:仕事と健康心理学のハンドブック)』の著者でもあるCary Cooper氏の協力を得て実施されました。今回の調査では、ヨーロッパ全土で数百に上るデスク周りを調査し、雑然としたデスクから神経質なまでに整理整頓されたデスクまで、5つの基本タイプに分類しました。また、それらのデスク使用者に対するアンケートを実施し、これらのデスク周りからわかるビジネスパーソンの5つのタイプを特定しました。加えて、この調査では、企業の管理職にアンケートを行い、どのデスクタイプに最も大きなキャリアチャンスがあるかも明らかにしています

であるとのこと。ええ、ええ、どうせ私は、「ウッディ・アレン タイプ」ですよ。


この調査によると、約70%の管理職が、デスクが整然と片付いている社員の方が昇進の対象になりやすいとしています。反対に、雑然としたデスクの持ち主は、信頼性や注意力に欠けると見なされ、何年も同じ職務にとどまる可能性がはるかに高くなります。

うーん、机、片付けてみるか。

次の診断いきましょう。

・キャラミル研究所Ver.1
http://type1.charamil.com/

キャラミル研究所は最新版は2ですが、1のほうが好きだな。こちらは人との付き合い方についての質問にいくつか答えることで、対人関係に関する性格診断とアドバイスをもらえます。ちなみに私は、3年半前に今の会社を設立したころはタイプ8だったのですが、先日、また診断を受けたら2になってました。この間に何が私の性格を変えたんでしょうか?

・タイプ8:「岩を砕く波のような冬の稲妻」(3年前)
http://type1.charamil.com/matrix/chara.php?type=8

・タイプ2:「Going my イエーイ」(現在)
http://type1.charamil.com/matrix/chara.php?type=2

会社のみんなで一斉にやってみると楽しいですよ。


・図解 「儲け」のカラクリ―知って得する原価の秘密!
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キャッチコピーは「世の中のすべてのお値段、お教えします」。50以上のビジネスの原価率や粗利、どうやると儲かるか、のカラクリが見開きの図解で解説されている。

個人経営の喫茶店で400円のコーヒーを注文すると、およそ原価率は20%で、320円分は店主の利益なのだよ

だとか、

100円ショップの原価は60円から70円くらいだよ

だとか、

キャバクラの女の子のギャラは50%で「延長」が勝負の分かれ目だよ

といった調子。1円の桁まで細かく具体的にモデル店舗の数字が、費用ごとに円グラフで明示される。他人の商売の懐具合をのぞくという、ちょっと下世話な趣味が感じられなくもないのだけれど、新規事業を考える際には、「勘定を合わせる」ってすごく重要なことですものね。事例としては飲食店や小売店が多く、ハンバーガーチェーンは、100円バーガーで粗利40円、利益5円の世界。店舗で薄利多売の客商売ってのはやはり大変なのだなと思いました。

ところで私、経営者であるにも関わらず、会計は詳しくないのですが、会社の決算報告から、こういうカラクリを読み取るコツはいくつかの単語だけ意味を知っていればよいのだと、最近ある人に、教えてもらいました。

当たり前の知識なのでしょうけど、

1 売上高−売上原価=売上総損益(粗利)
2 売上総損益−販売管理費=営業損益
3 営業損益−営業外損益=経常損益

ということだと。これだけ暗記して、IR情報を読んでいます。

・日経総合企業情報 IRデータファイル
http://ir.nikkei.co.jp/index.asp

このIR検索は複数の企業の決算データを比較できる機能(財務データ比較検索)があったりして大変便利です。営業に行く前に、クライアントの情報を把握しておくとそれなりに役立ちます。

最近こんな本を読んで、気になる情報があったのでメモに残していた。

・会議が絶対うまくいく法
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会議の運営方法についてのベストセラー本であるが、こんな一節がある。


社会心理学者のジェイ・ホールが行った実験に「月で遭難したら」というものがある。彼はさまざまな状況下でグループはどのような決断を下すのかを研究して、「グループが協力して導き出す結論は、各人が考える方法の平均値を上回る。もっとも優れた個別のアイデアと比べても、はるかに優れた結果になることが多い」(PsycologyToday1971年11月号51ページ)と結論づけた。

この実験は、「宇宙船が月に緊急着陸し、320キロ向こうにある母船まで月面を移動しなければならない、船内にあるもの(酸素ボンベ、ロープ、水、コンパスなど多数)のうち、何を持っていくべきかを優先順位つきで選べ」という問題を被験者に一人で、そしてチームで考えさせ、NASAの正解と、単独時及びチーム時の回答の差を正しさとして計算する、というものであった。

つまり、一人で考えるより、皆で考えた方が良いアイデアがでる、という実験結果が示されたわけだ。つまり「三人寄れば文殊の知恵」を実験が証明したことになる。

マウスやハイパーテキストを発明したダグラス・エンゲルバート博士は、近年、「Bootstrap Alliance」という知識コミュニティによる知の相乗効果を研究している。彼流に「三人寄れば文殊の知恵」を表現すると「CollectiveIQ」という言葉になるらしい。ネットでデータを集めることはできるようになった。次は、各自が集めたデータを、「集合知」として企業組織や個人が、情報に、知識に、そして知恵に変えていくかが重要な問題だ。Bootstrap Allianceのサイトには博士の知見の詰まったペーパーが多数公開されている。

・【INTERVIEW】マウスの誕生から30年、ダグラス・エンゲルバート博士に聞く
http://ascii24.com/news/i/keyp/article/1998/12/08/614412-000.html

・ダグラスエンゲルバートのBootstrap Alliance
http://www.bootstrap.org/

今日の私のコラムは、日経先端技術情報センターへの寄稿記事を途中から改編したものです。オリジナルのフル記事に関心のある方はこちらへどうぞ。


・第1回■ひとりで考える、皆で考える、どちらが有益な結果が出る?
http://sentan.nikkeibp.co.jp/mt/20030805-01.htm
・第2回■成功する会議の条件
http://sentan.nikkeibp.co.jp/mt/20030812-02.htm
・第3回■オンライン会議ツールとコラボレーション効果
http://sentan.nikkeibp.co.jp/mt/20030819-01.htm

猫も杓子もエコエコな今日この頃ですが、エコ=環境に優しいという手動充電器や、太陽充電器が安くなってきました。

例えば、太陽電池系だと、

・バイオレッタ ソーラーギア
http://www.violetta.com/japanese/index_j.html

この製品、実売6千円くらいで見ましたが、

「携帯電話の機種にもよりますが、快晴時は、電池切れから10分〜30分ほど充電すれば、通話が可能になります。」という点は結構なのですが、フル充電となると、「充電に必要な時間の目安として、快晴時で電池切れから5時間〜6時間程度の充電が必要です」ということであり、「 窓ガラスを通すと、一部光エネルギーが遮断されてしまうため、発電量が3割から5割方落ちてしまいます。薄曇りのときと同様に、充電に時間がかかります。」

とのこと。窓ガラスごしの場合フル充電に12時間くらいかかってしまうのですね。

さて、手動では、

・手動、足動充電のアラジンパワーシリーズ
http://www.int-connect.com/aladdin/

もあり、

Q: どのくらい充電すればよいのですか?
A: 携帯電話の種類により異なりますが、電池レベルの低下によって通話が切れた状態からエコチャージャーにて約3〜5分間予備充電を行うと、通話レベルまでバッテリー電圧を上昇させることが可能です。通話再開後そのまま繰り返し握っていれば、いつまでも通話ができます。参考例といたしまして、ドコモP203-HYPERにおいて約10分間握るだけで連続待ち受け約15時間可能となります。

こっちは待ち受けを延命するにはなんとかなるのですが店頭で試した感じでは、10分手の運動は実際には結構厳しいものが...。私は結局携帯電池切れの非常用電源としては、コンビニで販売されている普通の乾電池利用できる携帯充電器を使っています。

で、ある意味究極の「空気で充電」も研究されているようです。米国Manhattan Scientifics社が開発中の特許技術「MicroFuel Cell Technology 」は、メタノールと水の混合液体を空気と化合させることで発電を行い、携帯電話を6ヶ月程度動作させることができるそうです。

・Manhattan Scientifics
http://www.mhtx.com/

そのうち生命力充電器「マナチャージャー」とか出てくるかもしれないですね。あなたの寿命を10分縮めるだけで携帯フル充電できます、とか。。。

100歳まで生きてしまった
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日本の平均寿命:81.5歳
百歳以上の人数:17934人

米国の平均寿命:75.5歳
百歳以上の人数:6万人以上

日本の平均寿命は世界一だが、百歳以上の人(センテナリアン)の数は、人口比(1:2.3)を考えると米国の方がはるかに高い。何事も極端な米国っぽいデータではある。

この本は、センテナリアンを特集したラジオ番組「百年の物語」を作るため、数年間かけて米国在住の百歳以上の人たちを連続取材したドキュメンタリ。取材を通して見えてくる15人の百歳の視点に、著者自身の人生観が、大きな影響を受けていく様が描かれる。百年生きるということはそれだけで大きなインパクトだ。

帯のキャッチコピーから。

・ゆったりとよどみなく話すミラー夫人(117歳)は民間伝説の語り部のよう
・お洒落なモナ(102歳)はイヤリングをつけ、紅を引き、青い目が輝いている
・あたたかい日に必ずボートを漕ぐアンナ(103歳)はエネルギーが爆発しそう
・ゴールドスタイン教授(101歳)は曾孫のような学生に契約法を教えている
・ルース・エリス(101歳)は愛すべき世界最高齢のレズビアン

─── など15人の「100年の物語」 ───

読了してみて15人の百歳体験に共通したのは「孤独」といかに戦うか、折り合うかっていうことのように感じた。百歳になれば連れ合いも友人もみんないなくなってしまう。新しい配偶者をみつけたり、ライフワークに打ち込んだり、地域コミュニティに参加したりと、ここに出てくる老人たちはみなそれぞれの形で、百年の孤独に対する対処法をみにつけている。

・Centenarians: Lives of Century
http://www.csmonitor.com/atcsmonitor/specials/centenarians/

・Centenarians
http://www.hcoa.org/centenarians/centenarians.htm

・Okinawa Centenarians Study
http://www.okinawaprogram.com/

そろそろ、入院中のお婆ちゃんに会いに行かないといかんなあ。百歳じゃないけど。

評価: ★★★☆☆

毎晩自宅のベランダに煙草を吸いに出るたびに、6万年ぶりの急接近中の火星を空に探してしまう習慣が定着。でも今晩は台風接近中で残念。代わりにPCで地球や宇宙を探索するソフトを探してみました。

・Galactica Proxy
http://www.asahi-net.or.jp/~cs8k-cyu/gp/index.html


Galactica Proxyは、プロキシサーバとして動作する、 Webサーフグラフィカル表示ツールです。あなたがブラウザ上でページをたぐるごとに、そのページのホスト名やタイトル、どのページから飛んできたかなどの情報を、銀河系ライクに、リアルタイムに表示します。

これちょっと感動。インターネットに広がる情報の宇宙を可視化。

・Kartoo
http://www.kartoo.com/

これもWebの情報を宇宙に見立てて、検索結果表示するビジュアル検索エンジン。近い情報は近い惑星として表示します。関連キーワードは惑星間に漂います。

・ガンダムコロニーセーバー
ガンダム世界の地球圏の様子が見えるスクリーンセーバー
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/amuse/se119890.html

ガンダム好きには逸品。アバオアクーは、ルナツーはどこにあるでしょうか?

・OmniGlobe
http://www.arcscience.com/omni.htm

直径2メートルの球状スクリーンに下部からプロジェクタが、地球や他の惑星の気象状況を投影する装置。専用ソフトで映像を制御して、大陸大移動の歴史を体験したりすることもできる、らしい。気になる。これ日本に上陸しないかな。

面白いものを発見。

・ Wireless RF Electronic Locater
ワイヤレスロケーター

鍵、携帯電話、リモコン、PDA。部屋の中でなくしそうなものにキーホルダー状の受信機をつけておく。探したいときにはボタンを押すと音が鳴って場所を教えてくれるというアイデア商品。49.95ドル。SharperImage発(リンク先は王様のアイデアのショップ)。これほしいなあ。

まあ何がなくなるか事前に分からないのが根本的な問題ではありますが。

米国に行くと必ず立ち寄るSharperImageのショップは、大都市の空港や大規模ショッピングモールに行くと、必ずと言っていいほど見つかりますが、なぜか日本国内では見かけません。秋葉原あたりに出店したら結構な人気になると思うんですけどね。

・SharperImage
http://www.sharperimage.com/
・SharperImage Japan
http://www.sharperimage.jp/

で、実に笑えるのが、日本サイトのFAQのページ。


Q1.カタログが欲しいんですが、送ってもらえませんか?
申し訳ありませんが現在カタログはご用意しておりませんので、ホームページでご覧頂けますようお願い申し上げます。
Q2.商品を見てみたいんですが、どこに行けば見れますか?
商品によっては取り扱っている店が異なりますので、下記までお問い合わせください。
Q3.購入したい場合はどうしたらいいですか?
ご面倒ですが下記までお問い合わせください。

営業エリアや流通の諸々の問題があるのか知りませんが、相当、やる気ないんだな。

60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法
dantotsu.jpg

時代の寵児。出す本が次々にベストセラーの実践マーケッター神田昌典氏の集大成的な作品。文章がうまい。いや、とにかくうまい。中小企業のマーケティングのツボを芸術的なまでにコンパクトにまとめあげている。彼の本を読むと、そこで公開されるノウハウを、明日からちょっと試してみようかなと思ってしまう。

この本が扱っているのは一般的で応用の広い、商品ライフサイクルのS字カーブ理論や、市場分析手法、お金をかけないでも有効なゲリラマーケティング戦略、戦略的意思決定といったマーケティングと経営の基本テーマだ。

神田氏はMBAをお持ちだが学者というわけでもないし、純粋に現役のマーケッターだとも思えない。その「スター戦略理論」というのも、古典的なマーケティング手法やMBAコースの内容、中小企業のよくある経験則を集大成したものであると言うこともできる。独自性はあまり感じない。しかし、それでもなお、彼の本は経営に悩む経営者にとって読む価値があるものであり、一流の中小経営コンサルであると私は感じる。

彼の本はわかりやすく、読者を楽しませながら、やる気にさせるからだ。一般向けのマーケティング書籍の役割はつまるところ、そんなものだろう、と思う。これから起業しようと思っている人、経営を志す学生には特におすすめ。

内容の高度さから考えて、マーケティング本のマニア層、大企業の経営者、研究者には物足りなかったり、ピンとこないかもしれない。そういう人であっても一般に広く売れる経営書籍というのがどういうものなのかをこれを読んで勉強することはできる。

ちょっと穿った見方で評論をしちゃいましたけど、純粋にいい本だと思います。

評価:★★★☆☆

先日、コンセプトドライブのリリースを日経産業新聞に掲載していただいた関係で、広告部から営業の方が来社され、日経の広告についてお話を伺う機会がありました。読み応えのある「日本経済新聞メディアデータ2003年度版」と、「日経広告料金表2002年4月」を頂きました。

で、分かった日本経済新聞のデータトリビアをまとめてみました。どれくらいご存知でしたか?。(出典は上記2つの小冊子)。

日経トリビア:

・部数は朝刊304万5168部。夕刊165万2376部。国際版47166部

・北海道など日経の夕刊が発行されていない地域が19県もある。

・日経だけを読んでいる世帯。49.6%

・東京本社版に一番安く広告掲載するには「案内広告」で2行22000円である。
「ワルカッタ、タロウ、スグカエレ」みたいなやつ

・一部上場企業勤務者が3割近く、役員クラスが8%以上。

・購読者の平均世帯年収は1072.6万円で日経を読んでいない人より300万円以上上回っている。

・購読者の平均世帯貯蓄総額は1361.5万円と日経を読んでいない人より500万円以上多い。

8割弱が持ち家で、完全週休2日、世帯人数3〜5人

・日経読者のインターネット普及率は62.1%で他のどの全国紙の値よりも高い。

・パソコンが得意な方だ、33.8%

・読者の一ヶ月の小遣い平均38006円10万円以上が9.3%

・閲読時間は平日平均27.2分、土日は30分台と少し長い。

41.0%15年以上継続購読している。

・貯蓄・投資残高3000万円以上の86.7%が日経を読んでいる。

・日常会話ぐらいは英語で話せる、31.3%

・糖分の取りすぎに注意している、74.7%、塩分の取りすぎに注意している、60.8%

・広告の注目率。B&W(モノクロ)37.1%、一色48.95%、カラー56.78%

パワープレイ―気づかれずに相手を操る悪魔の心理術
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古今東西肌を見せるのは立場の弱いヤツである。古代から王族は厚着をしている。奴隷は薄着だ、人間は肌を見せると弱気になるからビジネスマンは半袖シャツを着てはいけない。

だとか、

同じ姿勢をする相手には協力的になるものだから、交渉相手が腕を組んだらこちらも腕を組め

だとか、

強い立場になるには場をより大きく占有しろ。例えば交渉のテーブルでは、机の上に自分の書類を広げて自分の空間にしてしまえ

などという、小手先交渉術がひたすら語られていきます。これはこれで楽しい読み物。

こういうノウハウというのは、それだけで通用するわけがないと思うのですが、強ち嘘でもないでしょう。交渉過程に与える非言語コミュニケーションの影響というのはかなり大きいものだということはさまざまな心理実験から分かっていますしね。

この本を読んでから、会議でお客さんが腕を組んだり、書類を広げたりすると、あれ?この人もこの本読んだかな?と疑心暗鬼に。

評価:★★★☆☆

一昨日昨日と3年前に注目していた技術の記事を掲載しましたが、それでは今は何が技術、ビジネスのコンセプトとして面白いと考えているのか?。そういったテーマで下記の通りセミナーを行います。(ええ、ええ純粋に宣伝ですとも。)。

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コンセプトドライブビジネスセミナー
〜海外事例にみる次世代のビジネスコンセプト10〜
http://www.conceptdrive.com/news20030911.html

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昨日に続いてあの人は今?ならぬあの技術は今。3年前に個人的に注目していた技術のリストの6個目から10個目までを紹介します。(連休中は過去の原稿を持ち出して貼り付けてBlogの更新の手を抜くつもりだな?と思った方は、その読みは、半分当たりです。もうひとつ思うところありまして、明日に続く。私はもう少ししたたかな性格かも...(笑))

注意:この原稿を書いたのは2000年夏です。

6 【紙のPC、紙状ディスプレイ】
・PaperComputer
http://www.papercomputer.com/
・eInk
http://www.eink.com/index.htm

紙のように薄いPCを開発するPaperComputerという企業がある。パルプの紙の上に回路を「印刷」し、薄い太陽電池で動かすというもの。紙に印刷するだけなので価格も、無料配布できるほど安くできるかもしれないそうだ。将来は街角で受け取ったチラシがチラシPCだったなどということもあるのかもしれない。紙のように薄いディスプレイを開発するeInk社も存在する。こちらは常に製品化されている。紙のように薄いPCと紙のように薄いディスプレイがもうすぐやってくる。

7【進化するネットワークゲームと仮想空間】

ネットワークゲームのここ数年の進化は顕著だ。今や、Everquestのように、美しい3D空間を歩き回るゲームが登場している。人気ゲームUltimaOnlineの次のバージョンも3D化して、さらに美しい仮想世界が実現される。グラフィック技術の進歩の速さを考えると、2005年になる頃にはほとんど実写と見分けがつかなくなるかもしれない。マイクロソフトの次世代ゲーム機X-Boxも発表された。

・UltimaOnline2
http://www.uo2.com/main.html
・Everquest
http://www.everquest.com/
・X-box
http://www.xbox.co.jp/

8 【関連情報参照エージェント】
・Flyswat
http://www.flyswat.com/

FlyswatはWebコンテンツに関する情報を表示するプラグインソフト。このソフトウェアをインストール後、MSIEなどのWebブラウザを使ってネットサーフィンを行うと、ブラウザ内に表示する文章の単語の色が変化することがある。色が変化した単語は、関連情報のページへのハイパーリンクになっている。クリックすると、単語の定義や、会社名ならば詳細な企業概要、商品名なら購入できるECサイト、製品名ならレビュー記事情報などを参照できる。こういった関連情報の参照エージェントがインスタントメッセンジャーのようにデスクトップの常連になる日も近い?。

9 【アプリケーションの外観を変更するスキン技術】

・WindowsBlind
http://www.windowblinds.net/
・WinAmp
http://www.winamp.com/customize/
・Sonique
http://sonique.lycos.com/
・Customize.org
http://www.customize.org/

WindowsOSをまるでMacそっくりの外観に変更してしまったり、MP3プレイヤーをお気に入りのアーティストの写真で飾ったり、OSやアプリケーションの外観を変更するのがスキン機能だ。WindowsBlindsはWindowsのGUIを大幅に変更できる。MP3プレイヤーのWinampやSoniqueには大量のスキンデザインのバリエーションがオンラインで無料で配布されている。Customize.orgにはあらゆる種類のスキンに関する情報で一杯だ。GUIデザインはソフトハウスではなく、ユーザが行う時代が到来しつつある。

10【インターネットとテレビの融合】
・TVML
http://www.webtv.co.jp/developer/docs/tvml/

WebTV用の開発言語としてのTVMLだ。WebTVはテレビとWeb端末が合体したセットトップボックスだが、Webページの中にテレビ映像を埋め込むなどというアクロバチックな芸当ができる。最近は、テレビチューナー内蔵型のPCも増えてきた。将来はテレビ映像とのWebコンテンツのリンクという発想は、一般化する可能性が高い。テレビを見ながら、同じページで、他のユーザとチャットなどが行えれば、テレビはお茶の間から、オンラインコミュニティでみんなで視聴するものという位置付けになるかもしれない。

過去のメールを整理していたら、ちょうど3年前に、あるPC雑誌に寄稿した「次世代の技術10個リスト」という原稿が見つかった。今読み返すと当たっていたこともあり、そうでないこともあり。ここに紹介するURLはリンクが切れているものもありますので注意。

注意:この原稿を書いたのは2000年夏です。

1 【分散処理系アプリケーション】

・Popular Power
http://www.popularpower.com/

・Project RC5
http://www.distributed.net/rc5/index.html.jp

インターネット上には休んでいるPCがたくさんある。スクリーンセーバ型のアプリケーションを使って、ネットワーク経由で、休んでいるPCのリソースを統合すれば、数万台や数十万台のPCがインターネット上に仮想的なスーパーコンピュータを形成できる。PopularPowerでは、現在、流感予防ワクチン最適化プログラムの膨大な計算を、インターネット上のボランティアで日夜計算している。地球外知的生命体を探すSETI@プロジェクトや暗号解読のRC5プロジェクトなど、この分野は今密かに人気。

2 【エミュレータ】

・VMWARE
http://www.vmware.com/

エミュレータは、異なるハードウェアの動きをソフトウェア上で模倣して動かすテクノロジー。Bleem( http://www.bleem.com/ )のようにPCでコンシューマゲーム機のソフトを動かしたりSoftWindows( http://www.fwb.com/emu/sw98_mac.htm)のようにMacでWindowsソフトを動かすことができたりする。最近では、VMWAREのようにLinuxとWindowsの相互のエミュレータも登場してきている。将来は進化した携帯電話上で現在のWindows98ぐらいエミュレーションできるかもしれない。

3 【モバイルコンテンツ】

・AvantGo
http://www.avantgo.com/
・PocketTV
http://www.mpegtv.com/wince/pockettv/index.html
・Atomfilms
http://www.atomfilms.com/

AvantGoはWindowsCEやPalmOSなどのPDAに最新のニュース記事を配信するサービス。PDAでも読みやすいレイアウトに変更されたコンテンツが、ネットワーク経由で常にPDAへ自動でアップデートされる。クレードルやケーブル経由で常にアップデートしておけば、外出時などネットワーク接続がない場所でもニュースが読める。PocketTVはPDAで鑑賞するビデオプレイヤー・コンテンツもAtomFilms社などモバイルビデオ専門に開発する企業も登場した。携帯電話の情報表示能力も向上している現状を考えると、モバイルで鑑賞するコンテンツの今後の可能性は大きそうだ。

4 【情報の視覚化】

・NetReality
http://www.bittco.com/netreality/overview/
・Databeacon.com
http://www.databeacon.com/
・Ububu.com
http://www.ububu.com/

現在インターネット上の情報の大半はテキスト情報である。情報の表示方法として文章は分かりやすいものだが、一見は百聞に如かずという諺もある。うまく作ることができれば、グラフや表は大量の情報を直感的に把握させることができるわけだ。インターネット上のリンクや、ページ上の情報の関係をビジュアルな地図として描くNetReality、既存のWebサイトの静的な表データをExcelのように動的に扱ったりグラフ化するDatabeacon、ブックマークを3Dで表示するUbubuUniverseなど新しい情報の視覚化の試みもすごい。

5【次世代型検索エンジン】

・Wakano
http://www.wakano.com/
・DirectHit
http://www.directhit.com/
・Google
http://www.google.com/

かつての検索エンジンは単語として入力された文字列を含むWebページを検索するだけだった。近年はWebサイトの数が増えすぎて、単純なキーワード検索では検索マッチ件数が多すぎて、必要な情報にアクセスするまで時間がかかってしまう。そこで、さまざまなインテリジェントな仕組みのサーチエンジンが登場している。Wakano、Directhit、Googleなどは新世代検索エンジンの代表例である。将来は人間と同じような知能を持った検索エージェントが誕生して、検索の御用聞きにユーザを訪問してくれる?


リストの6-10個目は明日投稿します。

昨日は、ネットつながり[武沢さん(がんばれ社長)神原さん(News2u社長)田口さん(百式代表)神田さん(KNN社長)小橋さん(今日の雑学+代表)吉田さん(点灯夫)丸山さん(i空間)]な方々と飲み会。私は終電で帰ったけれど、他の方々は、午前3時までカードゲームをしていたのだとか。

人気テレビ番組を真似て、各自手持ちのトリビアを披露し、皆をどれだけ「へえーへえー」言わせられるかを競った。

武沢さんの「5千円札に印刷されているのは富士山ではない。シナイ山なのだ」というトリビアが高得点。帰ってGoogleで「5千円札」「シナイ山」を検索すると、

・帰って調べた、その件詳しいページ(偶然知り合いのWebだった)
http://www.geocities.com/Tokyo/Flats/3694/5senen.htm

というページを発見。5千円札を上下裏返すと確かに富士山とは違った形の山が。イスラエルに何度も行っている神田さんも「イスラエル人からお前の国の5千円札はシナイ山が印刷されているんだぞ」と教えられたそうで、ついでに大蔵省にこのお札をデザインしたのは誰?と問い合わせた経験もあるとのこと。大蔵省の答えは意外にも「調べましたが作者不詳で分かりません」だったとのこと。

シナイ山の真偽はともかく、トリビア、雑学はいつの時代も人気コンテンツ。同席していた小橋さんの本も好調に売れて韓国語版もでているらしい。そういえば私はこんな本を最近は読みましたよ。

こんなこと、だれに聞いたらいいの?―日常生活を笑わすQ&A大全 疑心暗鬼の巻
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全知全能のセシル・アダムスが読者の難問奇問になんでも完璧に回答しますという設定で。「シカゴ・リーダー」紙上で1973年より続いている連載「ストレートドープ」コーナーをまとめた単行本。

皮肉交じりで読者を小馬鹿にしつつも、データと根拠をきちんと明示して納得させる、軽妙なセシルの文章は、絶品。翻訳も良い感じ。

セシル・アダムスは最近ではインターネットでも、メーリングリストを立ち上げて読者とのQ&A合戦を繰り広げている。つまり原文ならタダで読めるってことです。

・StraightDope
http://www.straightdope.com/

評価:★★☆☆☆

9月11日。ふたつの不寛容がぶつかってしまった日。

フランス文学者の渡辺一夫が晩年考え抜いたテーマ「寛容は不寛容に対して寛容であるべきか」の答えは、歴史を見る限り、長い目で見ると寛容が最後には勝つのだよ、勝つことを祈りましょう、ということだったと思います。長い目でみたら不寛容がどういう結末に陥るかの想像力、ビジョンがあったらああいうことにはならなかったんだろうなと思います。

・エンド・オブ・ザ・ワールド 完全版
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これは名作SF小説「渚にて」の映画版。

核戦争勃発直後の世界を、派手な爆発破壊シーンではなく、市井の人たちの人間ドラマを中心にして映像化。迫りくる「最後の日」を前に、登場人物たちが残された時間をどう生きるかが、ゆっくりと静かに描かれます。もう変えられない未来を知った、登場人物たちが大切な人と過ごす最後の日々。その静けさが逆に怖いほど現実感、恐怖感を感じさせます。

私もも見終わってからしばらく絶句状態でした。感動。

不寛容な国際政治のリーダーさんたちに今日、見てもらいたい映画です。

ソリューション・セリング―賢い売り手になるための10の戦略
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営業するときに、フィーチャー(特徴)、アドバンテージ(利点)、ベネフィット(利益)を区別して話すべき、という部分には納得。

例えば、コーヒーカップを売るのであれば、

フィーチャー :特徴
このコーヒーカップには取っ手があります
アドバンテージ:利点
それがあなたの指を火傷から守るでしょう
ベネフィット :利益
それはあなたが避けたいと思っていたことですよね

という分け方になる、と。特徴の利点を顧客の利益として説得しないといけないわけだが、売り手は結構これら3つの違いを混同してしまうので気をつけようとのこと。確かに営業は特徴や利点を夢中になって説明しても、お客さんの立場から見た利益が明確にならないと販売って難しいですねえ。ソリューション(問題解決)を売ることはモノが見えないソフトウェアビジネスではとても重要そうです。

翻訳がもっと、こなれていれば面白い本のような気がしました。

というわけで1時間後に本日最後の営業アポ。上記ポイントに気をつけて、行って参ります。

評価:★★☆☆☆

数学で身につける柔らかい思考力−ビジネスと日常の疑問が解ける!−
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目次をまず紹介。

・どうすれば理想の結婚相手を選べるか?―順次決定における37%ルール
・なぜスポーツの世界では番狂わせが起こるのか?―劇的逆転を演出する数学
・賭けるべきか?降りるべきか?―クイズ番組と決定理論
・なぜエレベータにいつも待たされるのか?―待ち時間削減のロジック
・なぜタクシーメーターは降りる直前に上がるのか?―料金

世の中はいろいろな数字と方程式に支配されていて、それを知ると賢くなった気がします。

「どうすれば理想の結婚相手を選べるか?」。あなたが男性で、順次10人の女性とお見合いできるとして、一度断ったら、前の子の方が良かったなあと思っても、その人とは結婚できない。そういう状況にいる場合、何人目でプロポーズするというのが確率的にベストの相手と結婚できる方法でしょうか?

数学的な答えは「初めの3人とデートして、その後、その3人よりも高得点だと思う人がみつかったらすぐにプロポーズせよ」という戦略だそうです。

「エレベーターはなぜ待たされるのか?」。エレベータは15秒待つとイライラしはじめ、25-30秒で何人かがこれはダメなエレベータと思い始め、40秒経過してしまうとみながそう思うそうです。いいエレベータを設計する方法論などが数学的に語られています。

ちなみに機械の速度は変わらないのに、エレベータの前に鏡を置いたら、待ちを感じさせなくなって、誰からもクレームがつかなくなったという実際の事例もあるそうで、現実の問題の解はさらに複雑ですな。

こんな日常の数字やロジックが語られていて、コーヒーブレイクの時間に知ったかぶりで語れば、周囲からへえー、へえー言われることは間違いないでしょう。(経験者は語る)

評価: ★★☆☆☆

楽しい。どこか似ていますね。

・Vectorlounge.com
http://www.vectorlounge.com/04_amsterdam/jam/wireframe.html

・SodaPlay.com
http://www.sodaplay.com/

・Virtual Kama Sutra
http://www.blogaum.blogger.com.br/kamasutravirtual32.swf

というわけで3番目がオチだったわけですが(笑)、

・FlashFestival2003
http://www.flashfestival.net/2003/

ここからアートなFlashのがいっぱいたどれます。ナビゲーションもかっこよい。

一発芸的なFlashって自分でも作ってみたいなあ。

・国土交通省が3D電子地図作成へ
http://slashdot.jp/article.pl?sid=03/09/07/159252&topic=89&mode=thread

ITコミュニティのSlashdotの投稿から。「国土交通省は7日までに、2004年度から3年間で総額78億円をかけ、国土のほぼ全体を対象に3次元(3D)の立体画像化した電子地図を整備する方針を固めた。(中略)... 将来的には、この電子地図を民間に公開する。」

3Dの地図ってどういう用途があるでしょうね?。

海外だと衛星写真ベースの3D地図をビジネス化したものとしては、

・Keyholeのデモ(ビデオ)
http://www.keyhole.com/images/home/cityFlyOverLg.mov

のデモを見たことがあります。私が見せてもらったデモは上記のような映像が、リアルタイムにノートPCで動いていました。このKeyholeはニュースのテレビ映像(ミサイルの飛んでいく映像など)で海外では実績があるらしいです。

国土地理院や交通省の最近の情報公開の動きが活発化しているように思えます。個人でも地理データを使ったアプリケーションがガンガン作れるようになるので良いことだなあと思いつつ、民間でこの分野をやっていた企業は付加価値をつけないと売れなくなってしまうのかな。

・地形図閲覧システム検索インデックス
http://mapbrowse.gsi.go.jp/mapsearch.html
・数値地図(空間データ基盤)の閲覧(試験公開)
http://mapbrowse.gsi.go.jp/dmap/sdf/index.htm#data
・電子国土ポータル
http://cyberjapan.jp/
・国土地理院、IE用の地図閲覧プラグイン「電子国土Webシステム」を公開
http://www.forest.impress.co.jp/article/2003/07/16/cyberjapanplugin.html

・CEDEC 2003レポート】将棋・囲碁などに必勝法は存在するか - 人を楽しませる人工知能の実現は?
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/09/05/09.html

将棋や囲碁の対戦人工知能の最新事情の取材記事。

将棋なら現状はアマ4段、5段のレベル。2015年から2020年には名人レベルがでてくる見込み。囲碁は少し難しくて、タイトル保持者レベルが登場するのは2040年頃の見込みなど、強い対戦相手としてのコンピュータは、開発の進歩の先が見えてきて、


しかし、人と上手にゲームができる人工知能というと実現はまだまだ先のようだ。松原氏によると「人間の指した手を分析し、敗因を指摘・指導するということまではある程度できているが、敵(人間)の評価関数や研究手法を学習し、対戦相手の実力に合わせた"いい勝負"を展開するというところまでは未だ至っていない」という。

なるほど次は、対戦している人間が、楽しめる相手としてのコンピュータの開発ですか。

そういう技術が可能なら、ビジネス方面では、接待ゴルフや接待カラオケのエージェントが登場して企業は接待費でロボットを購入するなんて事態になるのですかね。嘘を感じさせないドラマを感じさせながら、自然に負けてあげる技術。うーん、人間関係の技術は奥が深いな。

接待する側、される側、両者ともロボットというシュールな時代は2103年ごろとの予想。

このBlogの表題を「Passion For The Future」に変更します。

この言葉ってもともとはリンゴラボのキャッチコピーで、代表の加藤さんが発案したものですが、密かに気に入っているので勝手にもらっちゃおう、と思います。

「未来への情熱」こそ未来を変えていく原動力。いい言葉だなあ。

それと書評について。書評には5段階で私の感じる面白度を評価しています。

★☆☆☆☆ いい感じです
★★☆☆☆ 面白いですよ
★★★☆☆ 非常に面白い
★★★★☆ 絶対おすすめ
★★★★★ 人生を変える

面白くないもの、薦める価値のないものは紹介しません。★ひとつでもけなしているわけではないので、ご注意。あと書評は休みの日にまとめて書いていることが多いです。書評が続くときには実世界の私が忙しいときです。決して仕事をさぼって本を読んでいるわけじゃあないのでそこらへんよろしくお願いしますねって誰に書いているんだ私は...。まあ、そういうことでボチボチやっていきます。

即効!実践講座「イソズミ・マジック」で業績アップ


著者の五十棲 剛史氏は、船井総研で、会長、社長に続いて一人で利益1億円を稼ぐカリスマコンサルタント。同社で4期連続ナンバー1、しかも1963年生まれと比較的若い。そういう人というのは日々どういうことを考えて仕事をしているのか気になって読んでみた。

即時処理が成功の秘訣、お客様に紹介を意識させれば紹介は増える、ブレイクスルーは常識を変えることから、など、朝礼のお話チックなテーマが多いが、文章が分かりやすく、身近な例を引くことで、自然に受け入れられるようなアドバイスになっている。当たり前のことを気がつかせてあげる、やる気にさせてあげる、というのがこの人のコンサルとしてのうまさのような気がした。

この本はメールマガジンの内容の再編集のため、ひとつのアドバイスが3,4ページで読みきれる。電車で読むのに適している。

評価: ★★★☆☆

・山形浩生はいかにして作られたか
http://media.excite.co.jp/book/interview/200308/

山形浩生氏は面白いなと思う。間違いなくネット上で最強の論客のうちのひとりだと思っており、氏の記事があると、ついつい読んでしまう。コテコテの技術の話題から経済評論、哲学、環境とどれもコラムは一級、隙がない。ときどき極論はあるけれど。

そういう山形氏が自分の人生に影響を与えた本を中心に自分のことをインタビュー形式で語っている特集サイト。

「社交性がないから、具体的な話に降りてくると弱い。「現実的には〜」と詰められるともろいですよ。あと、僕はたいがいのテーマについて、大体のことはわかるんだけど、細かいことがわかってないことがままある。訳した本に書いてあったことを鵜呑みにすることもあるので、そういうのを見つけて突付かれるとあっけなく崩れます。 」なとど謙遜されているところがまたニクラシイカッコイイ。

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http://www.itec.co.jp/isop/isop_kjstory.html
EƒAƒCƒfƒA”­‘zŽx‰‡ IdeaCard
http://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se093192.html?y
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http://www.seagull.co.jp/seagull/software/memo/wmemo.html


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Eƒ}ƒCƒ“ƒhƒ}ƒbƒvƒc[ƒ‹ MindManager
http://www.nsgnet.co.jp/mm/new_HP/mindmanager.htm
Eƒ}ƒCƒ“ƒhƒ}ƒbƒvƒc[ƒ‹ Inspiration
http://www.threes.co.jp/
Eƒ}ƒCƒ“ƒhƒ}ƒbƒvƒc[ƒ‹ MindMapper
http://www.mindmapper.com/
Eƒ}ƒCƒ“ƒhƒ}ƒbƒvƒc[ƒ‹ FreeMing ƒtƒŠ[ƒ\ƒtƒg
http://freemind.sourceforge.net/
Eƒ}ƒCƒ“ƒhƒ}ƒbƒvƒc[ƒ‹ ConceptDraw
http://www.conceptdraw.com/en/products/mindmap/main.php
Eƒ}ƒCƒ“ƒhƒ}ƒbƒvƒc[ƒ‹ SmartDraw
http://www.smartdraw.com/specials/mindmapping.asp?id=31671
Eƒ}ƒCƒ“ƒhƒ}ƒbƒvƒc[ƒ‹ NovaMind
http://www.nova-mind.com/
Eƒ}ƒCƒ“ƒhƒ}ƒbƒvƒc[ƒ‹ VisualMind
http://www.visual-mind.com/
Eƒ}ƒCƒ“ƒhƒ}ƒbƒvHƒc[ƒ‹ IdeaFragment
http://member.nifty.ne.jp/nekomimi/lzh/ideafrag.htm

¡VISIO‚ÌŒn“
EVisio
http://www.microsoft.com/japan/Office/visio/
EVisioƒRƒ~ƒ…ƒjƒeƒB Visio-Tech
http://www.visio-tech.jp/
EVisioƒRƒ~ƒ…ƒjƒeƒB
http://www.visio.jp/
EVisioƒŒƒCƒAƒEƒgŽx‰‡ƒc[ƒ‹ Layout Assistant
http://www.tomsawyer.com/lav/lav.html

¡ƒ}ƒ“ƒ_ƒ‰
EMandal-Art(ƒ}ƒ“ƒ_ƒ‰[ƒg)
http://www.niandc.co.jp/mandalart


¡ŠK‘wƒAƒEƒgƒ‰ƒCƒ“ƒvƒƒZƒbƒT
EKacisƒvƒƒm[ƒg
http://nks.mvi.co.jp/
EIdeaTree32
http://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se025191.html

¡‘S•¶ŒŸõ
EƒT[ƒ`ƒNƒƒX
http://www.villagecenter.co.jp/soft/searchx/
EƒCƒ“ƒ^[ƒlƒbƒgƒu[ƒƒ‰ƒ“
http://www.justsystem.co.jp/ib/
ENAMAZU
http://www.namazu.org/

¡ƒVƒiƒŠƒIƒ‰ƒCƒeƒBƒ“ƒO
EƒVƒiƒŠƒIŽ·•MŽx‰‡ Dramatica
http://www.dramatica.com/

場の思想

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場の思想

私も参加させていただいている日経BPの連載企画でお会いすることのできた清水東大名誉教授のご著書。主客分離して対象を分析する科学では、個と全体の相互関係からなるコミュニティ的存在を見落としてしまう。世界をより総体的に把握するためには「場」の科学が重要になる。

最小要素を積み上げて全体を構成する西洋思想「ブロック的構築」と、最初に全体があってその内部の間(マ)が意味を作り出す「箱庭的構築」というふたつの思想がある。ブロック的構築の世界だけでは、複雑な世界や自然を理解するのには不足である。箱庭的構築に転換して、世界を見つめなおそうではないか、多様が共存できる世界をつくろうではないか、というのが私が読み取れたこの本の要旨。

勉強になりました。でも、私は何をすれば???。

考え中。

評価:★★★☆☆

脳はいかにして“神”を見るか―宗教体験のブレイン・サイエンス

仏教徒やキリスト教徒が深い瞑想やトランス状態に陥ったときの脳の電気化学的な状態を調べることで、宗教体験による「こころ」の高揚や不思議な体験を、科学的に分析してみせる。

著者はバリバリの科学合理主義者。宗教者には敬意を払いつつも、悟りだとか解脱というのは脳が、極端な抑制または極端な興奮状態になったときの防衛反応として脳が外部からの情報を強制遮断するようになる。その結果、世界との一体感やら光のトンネルやらといった、どの宗教にもありがちな神秘体験をするのだよ、と述べている。そしてそれらはどの宗教でも似通った普遍的なもので、脳の構造に由来しているのだよ、と言う。

著者曰く、リアリティというのは脳が感じるものであって、現実体験も神秘体験も、その人にとっては、より強く現実と感じられるものがリアリティなのだ、と。神様は幻想とも言えるし、現実でもあるってことになりますか。

訳者はソニー、クオリアの提唱者の茂木 健一郎。ポピュラーサイエンス系の本としてはとてもよく書かれた面白い本でした。おすすめ。

評価:★★★★☆

ビレッジセンターからWZEDITOR5.0がリリースされるという予告。私は4.0を愛用していて、ほとんどすべての原稿をこのテキストエディタで書いています。10月末日までの体験版が配布されていたので使ってみたけれど、あまり変わっていない印象。Blogとの連携とか文書アウトラインをXMLメタデータとして出力できるとか、そういった未来的な機能を実装してくれないかなあ。

・WZ EDITOR 5.0
http://www.villagecenter.co.jp/soft/wz50/

海外のベンチャービジネスを調べるという仕事をもう何年もやっているけれど、それ専門のサービスってそういえばないなあと思ったのがきっかけで百式の田口さん、ブロードメディアコミュニケーションズの堀越さんらと共同で会社に新事業部を作って一昨日リリースしたのがこのサービス。

・コンセプトドイブ
http://www.conceptdrive.com/

9月3日の日経産業新聞に掲載されたのを確認。新聞に掲載されるっていうのは何度経験してもうれしいですね。この記事に並んで大学の同級生の宮城さんが代表をしているインターンシップのNPO法人ETICの記事。うーんETICの方が扱いが大きいなあ。でも、まあ同級生で新聞に肩を並べられたのもなんだかうれしいうれしい。

結果として問い合わせ多数。また忙しくなる。

さて、あまり気合を入れず、できる範囲でこのBlogをやってみようと思います。
自己紹介代わりになるBlogにできたらいいなあ。

最初に設定したカテゴリは

Business  ビジネス、仕事、経営、業界動向などの話題
Technology 技術の話題
Marketing  マーケティング、市場調査などの話題
Books     書評
Culture    映画、音楽、旅行など文化の話題
Bookmarks 気になるWebサイトの話題
Software ソフトウェアのレビュー
Misc その他の話題

といったラインナップ。これ以外に何か書くかな。まあ、後から増やしてもいいか。

そういうわけでまだ誰も見ていないこのBlogですが密かに始めます。

test

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