Books-Misc: 2013年6月アーカイブ

・野心のすすめ
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林真理子の自伝的な人生論。高望みで人生は変わる?。

「人は自覚的に「上」を目指していないと、「たまたま」とか「のんびり」では、より充足感のある人生を生きていくことはできないのです。」「いま「低め安定」の人々がいくらなんでも多すぎるのではないでしょうか。」「一生ユニクロと松屋でオッケーじゃん」?。

林真理子という作家は、最初から華々しくマスメディアにデビューしたのかと思っていたが、そうでもないらしく「電気コタツで泣いたどん底時代」のことから始まっている。就職活動では40社以上から不採用通知をもらい、貧乏なアルバイト生活から社会人生活を開始。悶々とする中で、貯金14万円のうち12万円を投資して宣伝会議のコピーライター養成講座に通い、文才を見出される。

「どん底時代をどういう心持ちで耐え抜いたかというと、「いまに見てろよ」っていうような不屈の精神ではないんです。「おかしいなあ....私、こんなんじゃないはずなんだけど」という「???」の思いでした。」

有名になりたい!作家になりたい!という気持ちを大切にして、小さな成功体験をばねにアグレッシブに前進をし続けた。そして才能は開花した。時代の追い風もあって、林真理子は時代の寵児となって華々しい活躍をするようになる。

素直にいいなあと思った。共感した。これでうまくいく人生は幸福だ。

不況が長く続いたせいか、どうも世の中の人たちがおとなしくなって謙虚になって、「有名になりたい!作家になりたい!」という動機はダメ、「社長になりたい!政治家になりたい!金持ちになりたい!」という野心むき出しの人生は正しくない的な風潮になっているが、ではそうじゃないやり方でみんな幸福をつかめているかというとそうでもないわけで。

野心家タイプは野心むき出しで生きるのももちろんありだよと力強く押してくれる内容だった。

おそらくこういう生き方でうまくいく野心家タイプと言うのは、

「野心には飢餓感という副作用がありますから、野心など持たず、ヒリヒリするような気持ちを味わうこともない、低め安定のまま穏やかな日々を過ごせるほうがいいと考える人もいるでしょう。実際、私は心が穏やかな時があまりない人間です。ひとつ何かを手に入れると、もっと幸福になりたいから、必ずまた別の何かが欲しくなる。」

というメンタリティの人なのだろうな。

・Hanako FOR MEN Vol.8 カレー万歳!
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男性向けHanakoってあるのか。初めて知ったがカレー特集が気になって衝動買い。なかなか面白い。東京と大阪のカレーの名店リストがあるのですが、あれ?結構世代交代している?私が知っている老舗的な店が抜けていて、時代が変わってきたのかなと感じました。新しい店を発見できてよかった。

この雑誌には出てなかったですが3つほど私のおすすめのカレー店を書こう。

まず東京駅。最近、KITTEが完成して東京駅から国際フォーラムまで地下でつながりました。その経路上にあるTOKIA地下にインデアンカレーがあります。国際フォーラムへいく用事があると必ず食べています。

インデアンカレー
http://www.indiancurry.jp/

そして鎌倉の七里ヶ浜。珊瑚礁の本店は海を見ながらハワイ風なカレーを味わえます。週末はとても混んでいますが、雰囲気とあわせて満点。

レストラン珊瑚礁 本店
http://www.sangosho.net/honten.html

最後は、いわゆる「帝国ホテルのカレー」。この名前、缶詰でもあったような気がしますが、いわゆる「帝国ホテルのカレー」はパークサイドダイナーでメニューにあります。この前食べてきましたが、本格的な由緒ある英国式カレーで、味も別格でした。

・パークサイドダイナー
http://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/restaurant/9

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