Books-Presentation: 2006年1月アーカイブ

・人は「動き」だ!―なりたい自分を演出する40の方法
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注目していたサイトが書籍になった。

・人の動き探偵団
http://www.hitonougoki.com/

「動きで見るニュース」では、メディアに登場する人物の動きに着目して分析を重ねている。最近ではこんな感じだ。面白い。

・第56回 NHK紅白歌合戦を盛り上げた「みのもんた」のアクションの秘密
http://www.hitonougoki.com/text/geinou6.htm
・耐震強度偽装問題証人喚問・証人
http://www.hitonougoki.com/text/shakai1.htm

この書籍はこちらのコーナーがベースになっている。項目はほぼ同じなのだが、もちろん大幅に加筆されている。

・なりたい自分を演出する10の動き方
http://www.hitonougoki.com/text/naritai.htm

人は動きのノウハウを知るだけで、大幅に人に与える印象を変えられる。

人の動作には次の3つの法則があるという。指を指したり、着席したり、振り向いたりといった動作に応用できる。

1 動きの方向

内側に閉じる動きは、わかりやすさや、地味さを表す
外側に開く動きは、華やかさや、アバウトさを表す

2 動きの圧力

圧力を入れる動きは、意志の強さや、激しさを表す
圧力を抜く動きは、意志の弱さや、やさしさを表す

3 動きの速度

速い動きは実行力や、機敏さを表す
ゆっくりした動きは、穏やかな行動力や、控えめな様子を表す

「堂々としたいとき」「相手を立てたいとき」「好かれたいとき」「お詫びやお礼がしたいとき」など10項目に、イラスト入りの動作のアドバイスが詳しい。

なるほどねと感嘆し実践してみようと思ったのは、

お願いするとき「十秒長くやるだけで粘り強く見える」
親切な印象を与えたいとき「相手をよく見る人は親切な人」
断りたいとき「手のひらを突き出せばはっきり断れる」

といった項目。

動作というのは、他者に与える印象を変えるだけでなく、自己イメージまでも変えてしまうものだと思う。堂々と振舞っているうちに自信がでてくるし、力強く腕を突き上げてみればやる気が湧いたりもする。最初は演技でも、繰り返すことで、自己イメージが変わって、自然な習慣になってしまえば、それが本当の自分になってしまうものだ。

形から入ることの有効性を知る一冊。

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