Stationary: 2012年7月アーカイブ

・はって、とれて、またはれる 名刺ホルダー harrytoree(ハリトレー) タイプ01 オレンジ
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大阪の中小企業の発明品。

ハリトレーを買ったら、背の部分のシールを何枚かはがして粘着シールを露出させる。名刺を普段どのくらい持ち歩きたいかによって、はがす枚数は調整する。この部分に名刺の断面をあてて収納する。すると、名刺がはりついて落ちなくなる。本のページをめくるように名刺を管理できる。

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パーティーでは渡す名刺ともらう名刺が混ざってしまって困ることが多い。渡す分はしっかりと粘着シールでとめておけば、迷わず自分の名刺を差し出すことができるというわけ。名刺に限らずカード類の管理に使うことが可能。

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当面紙の本は読まないぞと意気込んで使い始めた楽天Koboのファーストインプレッション。Koboハード自体の感想は、予想していた通り。可もなく不可もなく、この価格帯ならばこれでよいのではないかと思うレベル。iPadやAndoroidの汎用タブレット端末を期待していた人からは辛辣なレビューも書かれているみたいだが、安価な電子ペーパー+αだと思っている私には、軽さ、薄さ、画面の見やすさ、電池もちの良さ(一か月)は合格だから全体評価は「まずまず満足」。読書中にたまにフリーズする。これは早急なファームウェアのアップデートを待ちたい。

改善を期待したいのは電子書籍の品ぞろえだ。提供各社は電子書籍ストアを爆速で充実させないと、読みたい本がみつからず、せっかくの電子書籍端末への注目が、もったいないことになる。楽天(Amazonもだけど)は本当に全力をあげるべき。多くのカテゴリで検索数ページ目で洋書ばかりになってしまう。(洋書が簡単に入手できること自体は大変よいことだが)。

直木賞受賞作『鍵のない夢を見る』(辻村深月)を1冊目に買った。1冊目はよく考えて買うべきだ。定評のある面白い小説を1冊目にした私の選択は大正解で、ぐいぐいひきつけられる展開に、Koboの印象もよいものになった(笑)。

ページをめくるシンプルなインタフェースは読書には集中できる。ただネットワーク連動機能(ソーシャルリーディング)や文章を選択する、保存するなど、それ以外の機能動作は重たい。Kobo Touchはひたすら読むために使うのが正解なのだと思う。

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読書データが表示されるのが面白い。私は1冊目の小説を3.3時間で読んだ。ページめくりの回数は746回。平均読書時間16分(連続した読書時間のことらしい)。またバッジ機能というのがあり1冊読み終わると「読破」したことをフェイスブックに投稿できる。一晩中読書すると「ナイトライダー」というバッチがもらえたり、10回以上、辞書機能を使うと「勉強家」がもらえたりする。この機能は楽しいし、学習意欲更新にもなるだろう。

その他、現段階での雑感。

電子ペーパーは普通の液晶よりも目にやさしい。体験としてはまだまだ紙の代用という感じは否めないものの、読書進行度をページ数や厚みではなく、パーセントで把握するとか、本を閉じない、とか、しおりをはさまない、とか、根本的なところで読書体験がじわじわ変わっていく。

多読のコツとしてカバンに硬軟混ぜて2,3冊持ち歩くと読みたい本を読みたいときに読めて読書速度も上がる、というのがあるが、電子版が充実すると2冊目、3冊目は電子版でいい、ということになるかな。

書評ブログで本を絶賛紹介するとオンラインストアが在庫切れになってしまうということがあるが、電子版でも買えるようにしてくれると機会損失は防げる。

Koboを買ってまず欲しくなったのは本ではなくてカバー。カバー市場は結構あるな。

・KYBER SmartMarker ECOとA5ノート
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ノートをスマートフォンで撮影すると、海外のセンターに画像データとして送られて、半分人力処理で、文字認識とデジタル化が行われて、テキストとして返ってくるKyberのデジタル文具シリーズ。上の写真ではKyberのA5ノートを使っている。

KYBER SmartMarker ECOはモノとしては単なるオレンジ色のマーカーなのだが、これでなぞった部分をスマートフォンで撮影すると、デジタルテキスト化が行われるという画期的な発想のペン。

利用開始時に、付属のIDを入力してアクティベーションを行う。1本のペンに5000文字分のデジタル化権が付属している。原稿用紙に万年筆で書いて、パシャっと撮って、執筆の仕事完了、なんていう仕事スタイルができるわけでしびれる。

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喫茶店で講演プレゼンテーションの構想を練るのに使ってみた。ひととおり書いたら、ここはデジタル化しておこうという部分をマーカーで囲む。どうでもよい覚え書きは省略してしまう。骨子部分が数十分でデジタルになって戻ってきた。PCの前に座ったら、これをもとにパワーポイントをつくるつもり。

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スマートペンで複数個所を囲んだ場合、上下の順番がずれて入ってきたのが少し気になった。ペンを使わない一般的なKyberオールモードで撮影してしまうと、うまく取り込めている。ここはアップデートで修正してもらいたいところ。

手書きメモを撮影するとテキスト化されるメモ帳
http://www.ringolab.com/note/daiya/2012/07/post-1674.html

・KYBER SmartNote SmartPhone Classic x3 pack
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一見ふつうの手のひらにのる小さなメモ帳

このメモ帳に手書きで書いた文字をスマートフォンで撮影すると、デジタルのテキストに変換される。写真はネットワーク経由で処理センターに送られて、機械処理のOCRと人力のチェックによって、高精度でテキスト化が行われる。このサイズだと写真を撮影してから20分以内くらいでテキストが戻ってくるようだ。

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こんな風にメモをとる。読んだ本の感想を電車内でメモしてみた。これをKyberの専用アプリで撮影してアップロードする。(事前にメモ帳1冊ごとについている認証コードを入力する必要がある。)。完璧にテキスト化されて戻ってきた。

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秘匿性の高いビジネスで使うメモだと、中身を処理センターに読まれてしまう危険性があるのでは?セキュリティはどうなっているの?というと、それも万全の体制であるらしい。同社によると撮影された写真データは、行ごとで分割されて、センターに送られる。そしてまず機械的にOCRにかけて、さあらに複数の人間が必要な部分的に確認処理を行う。だから、メモの全体はセンター側では誰にも把握できないそうだ。

一冊500円もするのが難点であるが、未来的な体験ができて楽しい。昨年の発売から私はすでに何度か追加購入している。

KYBER - O-RID Co., Ltd.

タッチペン一体型ネックストラップ PenNe(ブルー)【Dock コネクター】
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iPhoneのネックストラップにタッチペンが一体化した製品。

タッチペンはお絵かきに便利だが、使いたいときに手元にないものの代表格。タッチペンが常にあれば、手書きメモ、イラストメモも増えるはず、ということで、このストラップ一体化を使ってみている。

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接続部分はこんな風になっている。バネ式でドックに挿すだけでiPhoneが完全に固定される。取り外しの際は、タッチペン両サイドを押し、ロックを解除する。やわらかいゴム製のストラップだが、2kgもの重さにまで耐えられるそうだ。

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全体像はこんなかんじ。デザイン的にもタッチペン部分がアクセントになっている。タッチペン部分は小さいので使い勝手は100点とはいえないが、さっと落書きをするには十分なモノだった。

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