パワープレイ―気づかれずに相手を操る悪魔の心理術

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パワープレイ―気づかれずに相手を操る悪魔の心理術
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古今東西肌を見せるのは立場の弱いヤツである。古代から王族は厚着をしている。奴隷は薄着だ、人間は肌を見せると弱気になるからビジネスマンは半袖シャツを着てはいけない。

だとか、

同じ姿勢をする相手には協力的になるものだから、交渉相手が腕を組んだらこちらも腕を組め

だとか、

強い立場になるには場をより大きく占有しろ。例えば交渉のテーブルでは、机の上に自分の書類を広げて自分の空間にしてしまえ

などという、小手先交渉術がひたすら語られていきます。これはこれで楽しい読み物。

こういうノウハウというのは、それだけで通用するわけがないと思うのですが、強ち嘘でもないでしょう。交渉過程に与える非言語コミュニケーションの影響というのはかなり大きいものだということはさまざまな心理実験から分かっていますしね。

この本を読んでから、会議でお客さんが腕を組んだり、書類を広げたりすると、あれ?この人もこの本読んだかな?と疑心暗鬼に。

評価:★★★☆☆

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コメント(5)

masa :

同じシリーズでパワーロジックと言う本があります。僕も読みましたが、上司にも勧めました。なかなか面白かったです。小技集ですが、こういう細かいところにまで気を使うと言う事が大事なのだと思いました。大雑把な僕としては・・・。

daiya :

こんにちは。著者橋本です。まだ知り合いにしか告知していないこのBlogを見つけてくださったことにまず感謝です。masaさんのBlog充実していますねえ。SharpReaderの巡回リストに入れさせていただきます。今後もよろしくお願いいたします。

masa :

著者だったとは・・・お恥ずかしい限りです・・・
どやってこのBlogにたどり着いたのかは覚えていませんが、いわゆる日記サイト的なものではないBlogの存在を喜んで見ていました。
とりあえず上司から本が戻ってきたらパワーロジックのレビューを書こうと思います。
またチェックして頂きますね。ではでは。

daiya :

あれ、なにか勘違いされたかもしれません。
この紹介記事の「著者」という意味でした。
本を書いたわけではありませんです。
ウェブマスターと書けばよかったか。。。

masa :

な、なるほど。早とちりしました・・・
何はともあれ今後もよろしくお願いします。

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このページは、daiyaが2003年9月16日 00:53に書いたブログ記事です。

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