パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す

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・パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す
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■パーソナルブランド(自分ブランド)の時代

著者はパーソナルブランディングのセミナー(2日で30万円)を年100回開催している、この分野の第一人者らしい。

・Personal Branding - Personal Marketing - Peter Montoya
http://www.petermontoya.com/

この本においてパーソナルブランドは、価値、能力、行動を象徴するものであり、「あなたは誰なのか、あなたは何をしているのか、あなたが他人と違うところ、あるいはターゲットとするマーケットに対してどんな価値を提供するのか。」を伝えるものであると定義される。

「ブランドを明確にすれば、ブランドはあなた自身を明確にする」

そしてパーソナルブランドは次の3つの印象をターゲットに与えるものとされる。

1 差別化
2 優位性
3 信憑性

パーソナルブランドに力を与えるものは、

1 感情的なインパクト
2 一貫性、
3 時間

で、つまり、肯定的な強い印象を引き起こすブランドメッセージを、一貫して長期間にわたって、繰り返し送り続けることが大切なのだそうだ。

この本のメインは成功するパーソナルブランドの作り方で、それは以下の8つのチャネルの使い方ノウハウでもある。

・得意先からの紹介
・プロフェッショナルからの紹介
・ダイレクトメール
・ネットワーキング
・セミナー
・PR
・ウォームコール(電話)
・ウェブサイト

企業と同じように個人のパンフレットやロゴも作れという。プロフェッショナルであれば能力があるのは当たり前で、能力よりも、他者に与える直感的な印象や、人間関係を重視すべきだとする。

そして、自分のパーソナルブランド構築にどれだけの費用を投じるべきか?。答えは収入の15-25%。かなり大きな比率である。

■ブログはパーソナルブランディング・メディア

Webサイトやニュースレターの話もでてくるが、ブログこそ、パーソナルブランディングのメディアなのではないかという気がしている。

ブログを書いたからといって大きく儲かるわけでもない。出版やテレビ出演のように有名になれるわけでもない。この本では「パーソナルブランドがなしえないこと」として以下の3つが挙げられていた。

・能力不足を補う
・有名人にする
・パーソナルブランドのみによって目標に到達する

だが、確実に「あなたは誰なのか、あなたは何をしているのか、あなたが他人と違うところ、あるいはターゲットとするマーケットに対してどんな価値を提供するのかを伝えるもの」としては機能する気がする。

まだIT業界に限られてしまうのかもしれないが、大企業に勤務しながら、ブログで活躍し、会社ブランドよりも個人ブランドで仕事上、名前が出てくる人も登場している。ブログが形成する個人ブランドは転職や独立後も引き継げる。名刺や履歴書以上の有効なビジネスツールとなってきていると思う。企業が「ビジネスブログ」をするだけでなく個人が「個人ブランドブログ」をする方法論もそろそろ誰か本にまとめてくれないかな。

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コメント(1)

izumin :

あの、その本の著者に一番ふさわしいのが橋本さんじゃないかと、、、、

失礼しました。

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このページは、daiyaが2005年6月20日 23:59に書いたブログ記事です。

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