大人の科学マガジン vol.3 ピンホールカメラ

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・大人の科学マガジン vol.3
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ピンホールカメラに興味があるなら絶対に買いのバックナンバーである。

雑誌の付録として立派なピンホールカメラがついてくる。ピンホール部を取り換えることで広角化したり、付属のプラスチックレンズを使うこともできる高機能な逸品。三脚穴があるのもうれしい。

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週末の朝に晴れていると、ピンホールをやりたくなって、家族と一緒に風景や花のきれいな場所へでかける。今日はどんなフィルムで撮ろうかと、買い置きしてある各種フィルムのパッケージを見ながら、わくわくする。針穴写真、なんでこんなに楽しいのだろうか。カメラはいろいろ持っているが、やはりピンホールが一番好きだ。

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ピンホール写真は露光時間が長いのでシャッターを開いて待つ間に数を数える。5秒とか10秒とか、ときには1分とかを勘で決める。数え終わってシャッターを閉じるまで、じっと被写体を祈るようにみつめる。原理的には光の力で撮るのだけれど、気持ちとしては念力で画像を写しているような錯覚をする。それが楽しい。

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ISO400のフィルムを使えば露出ミスはほとんどない。屋外の撮影では、普通は数秒から数十秒の露出幅になるが、適当であってもラボがどうにかしてくれる。「露出過多」のメモがついてくることがあるけれども、だいたい写る。

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午前中に一本撮ってしまって現像に出して、夕方にカフェでプリントを眺めていると、最高に幸せな日曜日になる。さらにFlickrのピンホール写真関連のコミュニティに投稿して、海外からコメントをもらえたりすると、また来週もやらなきゃという気になってしまったりする。

なにやってるんだろうか私は。

でも、興味を持った人はぜひ試してみてください。


・光の神話 心の扉を開くピンホール・アートフォト
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004964.html

・WORLD of PINHOLE
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004933.html

・ピンホールカメラ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004930.html

このブログ記事について

このページは、daiyaが2007年6月16日 23:59に書いたブログ記事です。

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