呼吸入門

| | トラックバック(0)

・呼吸入門
41BD7FERX3L__SL500_AA240_.jpg

「声に出して読む日本語」などで有名な斉藤孝氏による呼吸のノウハウ本。「私は呼吸法研究に自分の生活すべてを賭けていた。」という同氏は若い頃に呼吸法研究にのめりこんだことがあったらしい。この本ではその二十年間に及ぶ研究のエッセンスが紹介されている。

真髄は「鼻から三秒呼吸を吸って、二秒お腹の中にぐっと溜めて、十五秒間かけて口から細くゆっくり吐く」という三・二・十五の斎藤式呼吸法である。「息を長くゆるく吐き続けることによって、セロトニン神経系という攻撃衝動を抑える神経系がうまく働き出すのです。」などという効能の説明もあるのだが、なにより、これを実際にやってみると気分が落ち着く。

「息をどれだけ長く深く続けることができるか、息と動きをどれだけ連動させることができるか---息の力とはこの二点にクリアに集約されます。というのも、動きと連動した深く長い息こそが、モードの持続力を決定する。それは脳の働きと密接なかかわりを持っています。」

三・二・十五の呼吸法をパソコンの前で練習するために、使えるソフトを見つけた。

・活き息
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/home/se365047.html
ikikiapp01.jpg

「呼吸法ソフト「活き息」は、上下するアニメーションに合わせて腹式呼吸を行うパソコンソフトで、表示アニメの動きと、表示位置の工夫で、会社でパソコン作業に集中しながらでも、作業を中断することなく、腹式呼吸ができるよう配慮されています。
また、自分で設定したインターバルで自動起動しますので、呼吸法を楽に習慣化できます。」

デスクトップ上をキャラクターが上下するのに合わせて呼吸をする。画面にオーバーレイする形なので、仕事の作業をしながらでも無理なく使うことができる。任意の秒数設定ができるので、3,2,15秒に設定すればこの本のメソッド用にもなる。なかなか便利だ。結構、こういう健康系ソフトの重要って今はまだ特殊な分野だが、これから伸びるかもしれない。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 呼吸入門

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.ringolab.com/mt/mt-tb.cgi/2117

このブログ記事について

このページは、daiyaが2008年5月11日 23:59に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「歴史Web―日本史の重大事件がホームページになった!」です。

次のブログ記事は「レクイエム」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.1