変な学術研究 1

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・変な学術研究 1
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科学者が真面目に取り組んでいる変な研究の事例紹介54本。

・ハトによるモネとピカソの絵画の識別実験
・黒猫がそばを通るとコイン投げの運が悪くなるか
・南極上空を通過する飛行機を見上げて本当にペンギンはひっくり返るのか
・ある人物の失業期間はこの人物が交際した失業者の数が多いほど長くなる
・左利きの人は右利きの人よりも寿命が短いのはなぜか
・人間に体毛がないのはセックスの際に毛ジラミが移るのを異性がいやがったから?

何の役に立つのか、なぜそんな研究を始めてしまったのか謎の、イグノーベル賞系の研究が多いが、中には意外な重大事実の発見もある。たとえば左利きの人は右利きの人より寿命が9年も短いというのは、真剣に原因を解明していく必要がある内容ではないか。

人類にはあくびがよく伝染する人々と、まったく伝染しない人々の、二つのグループに分類できるという。そうだよね。大勢参加のつまんない説明会などで、退屈しのぎに聴衆を観察していると、あくびの伝染って確かに起きているなあと、私は前から思っていたのだ。(私があくびの起点になって責任を感じるということでもあるんだけど)。

「この分類を行ったのは、フィラデルフィアのドレクセル大学の心理学者スティーブン・プレイテックが指導する研究グループで、それによると、社交的な人々には他人のあくびが伝染しやすいが、社交的でない人々には伝染しにくいという。つきあいが良くて、他人の立場や気持ちがよく理解できる人は感受性が高いので、他人のあくびを見ると反射的に自分もあくびをしてしまうというのだ。つまり、感情移入の能力によって。あくびに対する行動の違いが観察できるのである。この研究報告は≪認知脳研究≫(十七巻、二二三ー二七頁)に掲載された。」

あくびが、良い友人や結婚相手を選ぶのに使えるのではないか、と書かれている。お見合いであくびをするのはまずそうに思うが...。互いにあくびが伝染したのを見て自然と笑いが起きるようなグループは、一緒に何かするのに楽しそうである。コミュニケーションが大切なビジネスチームの能力判定にあくびが使えちゃうかもしれない。なんでも調べてみるものである。

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このページは、daiyaが2008年9月 5日 23:59に書いたブログ記事です。

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