発言が音声認識でクリップボードに蓄積される クリップボード履歴活用ソフト クリップ・オン(音)

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 この記事はエイプリルフールのネタでした。このアプリはクリップボード履歴の活用ツールとして動作するのですが、音声認識機能なんてございません。おつきあい反応してくださった皆様、どうもありがとうございました。あ、でも微妙過ぎてネタとしてご理解いただけなかったマジョリティの皆様、すみませんでした。来年以降はもっとわかりやすくを心掛けます。

今日は自作アプリの紹介。

久々にプログラマに戻ってこんなWindowsアプリを開発してみた。

・クリップ・オン(音)
http://www.ringolab.com/note/daiya/clipon/cliponbeta1.zip
cliponapp01.jpg

クリップ・オンはクリップボードのデータベース化ソフト。起動するとタスクトレイに常駐しクリップボードを監視する。ユーザーが"コピー"や"切り取り"を行ったテキストをすべて専用データベースに記録する。普段はウィンドウの背面で動作するが、タスクトレイのアイコンをクリックするといつでも一覧画面を呼び出せる。

たとえばWebでニュースを見ている時に、気になった記事を"コピー"する。それだけで内容がデータベースに登録される。メールやWordなどのどんなドキュメントでも、テキストとしてコピーができれば、どんどんスクラップしておけるのだ。もちろん、このクリップボード履歴は全文検索が可能である。

さらにカレンダー・インタフェースから、過去にさかのぼって特定の1日のクリップボードの履歴を表示させることができる。

cliponapp02.jpg

メールのアイコンをクリックすると標準メールソフトが起動して、本分にクリップ内容が挿入された状態になる。誰かにメールで情報を簡単に伝達できる。さらに、このソフトは情報共有用の専用Webサーバ機能を内蔵している。

Webアイコンをクリックするとブラウザが起動して現在のクリップ一覧が表示される。社内LAN環境であれば、IPアドレスのURLを指定することで、他のPCのWebブラウザから、クリップ一覧を見ることができる。(http://192.168.0.30:8864/ のようなURLになる。)。

社内で情報を調べまくっているオタクがいるなら、そのユーザーの一覧を他のみんながチェックすると、ナレッジマネジメントのソリューションになる。(うっかりおかしなものをコピーして人格を疑われないように。)。

cliponapp04.jpg

さて、このソフトの目玉機能は音声記録、オン(音)サーバ機能である。

cliponapp03.jpg

メニューからサーバ機能をオンにすると、パソコン周辺の音声を拾う。そしてその内容をテキスト化して、クリップボードに逐次登録していく。会議に持ち込んだノートPCで、このソフトを使うと、すべての発言がデータベース化されるので、"言った言わない"で揉めなくて済む。全部コピーされて残されてしまうのだから。

男性は黒、女声は赤で記録される。話者の年代推定機能もあるので、マーケティング座談会の記録分析にも活用できる。なお、音声認識は精度を高めるため最初に話者の音響モデル学習が必要である。設定パネルを開いて10分程度の発声練習が必要だ。

ダウンロードはこちら。
cliponbeta1.zip

趣味で作ったソフトだが、実は販売代理やソリューション提案できるパートナー及び投資家を募集している。詳細を希望する人ははやめに clipon@ringolab.com まで ご連絡をください。

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このページは、daiyaが2009年4月 1日 01:00に書いたブログ記事です。

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