19×19 トクトク―日本人のアタマをもっとよくする2桁かけ算

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・19×19 トクトク―日本人のアタマをもっとよくする2桁かけ算
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ITにおけるインド躍進の背景にはユニークな数学教育があったと言われている。インドの九九は9×9で終わらず、20×20まで憶えさせるというあれである。これはインド式掛け算を教えるメソッド本だ。

10の段と11の段、それから20×20の段は簡単なので省略され、12×12~19×19を学習することになる。A×BとB×Aは同じなので逆順もまた省略される。暗記項目の数は案外に少ない。これなら小学生が高学年で九九に加えて憶えてしまえばいいというレベル。

まず12から19にキャラクターが割り当てられる。各キャラクターの絵とプロフィールを右脳的に記憶することから始まる。この数字の語呂+キャラクターの掛け合わせで生まれてくるストーリーを暗記していくのである。

12はトリだ。トリはニワトリだが好奇心旺盛な勉強家で好物は煮干しで空を飛び忍者を目指しているという性格が設定されている。

12×12(トリトリ)=144(ピヨヨ)

12×12はトリが2羽いるからピヨヨである。トリトリピヨヨを語呂とそのイメージで記憶する。

13はトミさんで、ハイテクを駆使する50歳の資産家で骨董好きで女性には興味なし。勝負事には弱い。武士に憧れるというお金持ちの紳士の絵柄。トミさんが財布からお札をトリに渡そうとするイメージで、

12×13=(トリトミ)=156(イチコロ)

トリトミイチコロを憶えるわけである。

日本的な漫画キャラクターのキャラクターが親しみやすく、イラストを眺めながら語呂を暗唱していくと、不思議と頭に入ってくる。暗記が苦手な私だが、やってみたらたくさん憶えられてびっくりした。短期記憶への刷り込みは十分な効果が見込めるメソッドだと思う。長期記憶に定着させられるかが今後の課題だが。

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このページは、daiyaが2009年5月16日 23:59に書いたブログ記事です。

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