本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術

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これは個人的には凄く面白かった。元マイクロソフト社長の成毛眞氏による多読のすすめ。書評ブロガーとしても著名な方である。

・成毛眞ブログ
http://d.hatena.ne.jp/founder/

強烈な個性の本であるため、アマゾンのレビューは賛否両論である。

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こんなことが書かれているからである。

「たとえば「趣味は読書、最近読んだ本はハリポタ、セカチュー」という人は、救いようのない低俗な人である。また、ビジネスハウツー書ばかり読む人も、私から見れば信じられない人種である。まず、『金持ち父さん、貧乏父さん』系の本を読んでいる人、こうすれば儲かるという投資本や、年収1500万円を稼げるといった本を読んでいる人は、間違いなく「庶民」のまま終わるだろう。できる社員系の本を読んでいる人も同じである。なぜならば、他人のノウハウをマネしているかぎり、その他大勢から抜け出すことはできないからだ。」

成毛さんをレスペクトしている読者は、歯に衣着せぬ物言いにしびれる。そうでない人たちは「この人って何様のつもり?」とあきれる。この本自体がノウハウ本という矛盾もある。著者の名前で開かれた講演会みたいなものだと思って買うべき本なのである。

タイトルの超並列読書とはありとあらゆる場所に本を置いて、それぞれの場所で読書するという方法。当たり前だが決して10冊を横に並べて読むわけではない。

「リビングにいるときはリビングに置いてある本を、トイレに入っている本はトイレに置いてある本を読む。1冊の本を持ち歩いて読むのではなく、それぞれの所定の場所でしか読まないのだ。」

実は私も長年、同じことをやっている。ソファアの下に数冊、枕元に数冊、会社の机に数十冊、自宅の机に数冊、実家に数冊、鞄に2冊、常に置いてある。気の向いたときに少しずつ読めるので、自然にたくさんの本を読める。

成毛氏が高所から言いたい放題の本だが、読書が人生を変革するという考え方や、既存の価値観に従って行列に並ぶような生き方をしていてはダメだというイノベーター精神には共感しまくりである。

「私は、3ヶ月に1度ぐらい大型書店に足を運ぶ。ただし、2,3冊を買うのではなく、「ここの端から端まで全部」という感じで大人買いをしている。たとえば、ジュンク堂では気がついたら100冊以上も買い込み、カートを用意してもらったぐらいだ。」

自宅と別荘に4万5000冊くらいの蔵書があるらしい。

「本は捨てない、借りない、貸さない」主義。私も同じ主義なのだが、このまま貯め込むと蔵書スペースが足りなくなる。もっと読んで、稼げということか。がんばろう。

・読書論
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/02/post-932.html

・読書について
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/01/post-913.html

・読書という体験
http://www.ringolab.com/note/daiya/2007/05/post-569.html

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このページは、daiyaが2009年6月28日 23:59に書いたブログ記事です。

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