リバーシブルマン 1

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・リバーシブルマン 1
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これはかなりグロい...漫画。

東京では連続猟奇殺人の死体が話題になっている。人間の皮膚が脱ぎ捨てられた服みたいに裏返しにされていたのだ。内にこもった抑圧感情が限度を超えたとき、人間の身体が裂けて内臓が露出して、裏返るのだという都市伝説が、若者の間で広まっている。ウラガエリを放っておくと、一見元の姿に戻って、普通の人間に混ざってしまうという。

「山科刑事の捜査ファイル」によるとウラガエリは「身体が裂け、そこから内蔵が飛び出し、流れ出していく。次第に流れ出した内臓が裏返った身体に引き寄せられ、粘膜質が人間の形を形成し始める。半透明の人形の繭の中に、内臓や血管が透けている。数時間後~数日後には表面が肌色に近くなり、元の姿に近づく。最後には裏返った目玉がもとに戻る。」というプロセスになる。

爪が反っているのが通常の人間とウラガエリの見分け方になるのだが、かなり無理のある設定だとは思う。想像するだけでも相当に気持ちが悪いし、内臓爆発が満載の絵も相当にグロテスク。しかし、ためこまれた抑圧が限界を超えて人間を内側から爆発させるというコンセプトは、抑圧の多い現代社会のホラーのコンセプトとしては秀逸だった。

ウラガエリを自分の意識で止めた女子高生ダークヒロインの復讐劇。

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このページは、daiyaが2013年4月25日 23:59に書いたブログ記事です。

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