PIANO PITTORESQUE/LIVE

| | トラックバック(0)

・PIANO PITTORESQUE/LIVE
51Gqz07KxRL__SL500_AA240_.jpg

ピアノの連弾がここまでエキサイティングなエンタテイメントになるなんて。

ピアニストの兄弟が1台のピアノを2人4本の手で弾く"キャトルマンスタイル"で聴衆を魅了するライブDVD。ピアノという楽器を見る目がちょっと変わった。

1台を2人で弾く?そんな窮屈なことをするより、2台のピアノを使えばいいじゃないか、と思ったら大間違い。これは1台のピアノを息のあった2人が極限まで鳴らしまくるパフォーマンスが凄いのだ。2人の手が交差するだけでなく、2人の身体の位置がめまぐるしく入れ替わる曲もある。でも流れている音楽の方はまったく途切れない。大道芸的なものではなくて、演奏能力も完璧なのだ。

ライブだから視覚的にも楽しませるショウを強く意識している。兄弟が仲がよさそうで、一緒に演奏することが本当に楽しそうに見えるのが何よりいい感じ。楽曲として得意とするのは、激しく鍵盤をたたきまくるブギーピアノ。こんなに勢いよく弾いたら、ピアノの調律狂っちゃうんじゃないのというくらい×2人なのだけれども、最後までご機嫌に続いていく。

ピアノ演奏オンリーなのだけれども、ノリノリのダンスミュージックとして成立している。ロマンチックなバラードやストーリー朗読付きの演奏など、観客を飽きさせない仕掛けが幾つも用意されていて、クラシックピアノは爆睡でダメなのという人も、きっと引き込まれて思わずエンドロールで画面に拍手してしまう、はず。一見の価値あり。

しかし、こういうピアノってどこで習えるんだろう?。私は過去に何度もピアノを挫折しているが、主因はクラシックの定番練習曲がでてきて辟易するからだ。叩きつけるように弾く、お行儀の悪そうな、こういう曲こそ、やりたいんだよなあ。いきなりじゃ無理なのか。


・レ・フレール公式サイト
http://lesfreres.jp/top.php

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: PIANO PITTORESQUE/LIVE

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.ringolab.com/mt/mt-tb.cgi/2836

このブログ記事について

このページは、daiyaが2010年4月20日 23:59に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「強い者は生き残れない 環境から考える新しい進化論」です。

次のブログ記事は「ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する!」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.1