Stationary: 2010年3月アーカイブ

・サンスター文具 ペーパーステッチロックタワー フレーバー・アイス
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針が要らないステープラー(いわゆるホッチキス)。

外出前に訪問先の資料2枚+地図1枚くらいを、さっと綴じるのにこのステープラーが手軽でいい。針を使わないのでエコである。紙に穴をあけるので"正式書類"には使わない。自分用のメモや、内輪会議の叩き台レベルの資料に使っている。

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紙を差し込み、上部を押し込んでから手前に引く。コピー用紙で最大4枚まで。

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裏はこうなっている。

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この装置によって、紙が突起上にくりぬかれてると同時に穴に差し込まれる。編み込み形状によって、結構強力に綴じられている。会社で大量の伝票と関連する書類、学校では出席票と提出書類などを一緒に大量にひもづけたまま整理するときにも使えそう。

針がないのでシュレッダーにかけてOK。

・マルマン A4 ノート ニーモシネ IMAGINATION 5ミリ方眼罫 N180 ブラック
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高級感のあるデザインと上質の紙を使ったマルマンのニーモシネシリーズ。

文具好きが使ってみたくなる定番的な文具だ。

ところが私は当初、A5縦型のNOTE PADを何冊か使ったのだが、使い勝手がいまひとつだった。書いたページは切り取ることを前提として設計されているようで、どこまで使ったかわかりにくい、使用済みページがかぶさってきて、新しいページを見開きに固定しにくいなどの不満があった。デザインと質感はとても好きなのに惜しいなあと感じていたところ、はじめてA4横のIMAGINATIONを使って軽く感動した。まさにイマジネーションが広がる製品だ。

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その名の通り発想がわきやすい。

IMAGINATIONを使っていて「余白が創造性を高める」という仮説を思いついた。ファーストアイデアをちょこっと書き出すと、それだけではA4横の大きさは全然埋まらないのだ。B5ノートとは違う。未使用の広い余白は、自然と発展させた発想で埋めたくなってくる。筆が動く。上質な紙だからちゃんと使ってあげないともったいないと思う心理も、発想意欲を促進してくれる。

A4横型というかたちは一覧性が高いので、長時間の議論内容をメモしながら、自分の考えをまとめていくのに便利だ。複数の話者の意見を書き留めておけるので、パネルディスカッションに出演者として登壇するときにも役立っている。「そういえば○○さんはこうおっしゃいましたが」というやりとりがすぐ出てくるのだ。

スケッチブック型で表ページしか使わない贅沢な造り。新しいページを開いて固定するのが容易。裏は使わないのだから、汚れを考えずクレヨンや太めの鉛筆でスケッチをしてもいい。

・HOGRI ブックマーク HG050
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ドイツメーカーのステンレス・スチール製の重量級しおり。

時計や気圧計・湿度計、そしてランプなどの斬新なデザインで知られるデザイナー Hans Gabriel Schroll氏のデザイン。笑顔をテーマにしたFRIENDS FOREVERシリーズの作品の一つ。

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本にはさむと、銀色のしおりがアカンベーをしている。平和な気分にさせられる。

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実用しおりとしては重すぎてちょっと使いにくい。厚手の紙でははずした跡が残りやすい。薄い紙の本では取り外しの際に、うっかりひっかけると破れてしまうことさえあるかもしれない。

でも、それを補うデザインと質感で勝負。

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本に挟んで見えるところに置いておく。卓上カレンダーの上にのせる。とかすると、インテリア小物としても使える。シャツの胸ポケットにはさんでおけば、普通は「なんですかそれは?」と聞かれる。聞いてこない相手はまだ自分と距離があるということだ。対人関係の測定チェッカーにもなる?かなあ。

ともかく実用と離れての余裕の文具って素敵だと思う。

・銅製の高級ブックマーク ブックダーツ ( bookdarts )
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/05/-bookdarts.html
これもまた余裕の人の文具だ。

・Hogriシリーズ
http://www.amazon.co.jp/HOGRI-%E3%83%9B%E3%82%B0%E3%83%AA-HOGRI%EF%BC%88%E3%83%9B%E3%82%B0%E3%83%AA%EF%BC%89-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%B0%8F%E7%89%A9%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA/dp/B002LSJ3YS/

・ドイツ製 ノギス付きボールペン メッソグラフ
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ドイツ、クレオ・スクリベント社製『MESSOGRAF メッソグラフ』。日本橋の丸善で真鍮ボディの質感とノギスのクリエイティブなイメージに一目ぼれして購入。

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全長152mm・重さ35g・ノギス機能最大幅90mm。Made In Germanyを実感する金属感と重量感。

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モノの大きさを計測するノギスがついている。ミリメートルとインチ表示で、ミリでは9センチまで測ることができる。ペン芯は市販のパーカー社製なので、替えはすぐに入手できるのが特徴。

で、ノギスがエンジニアでもない人にとってなんの役に立つのか?

このメッソグラフ、私はもう半年間使っているが、実用で便利だったことは一度もない。仕事によるのだろうが私の日常業務ではあまりモノの大きさを測る必要がないのだ。だが私は大変に満足して毎日携帯している。

私にとってメッソグラフのよいところは3つある。

まず、これを見た人に「それは何ですか?」と10回は聞かれた。だからドイツのクラフトマンシップと日本のクリエイティビティの相違について10回は熱弁する機会が得られた。雑談の突破口を開き、得意分野への話題の誘導ができる。

それから会議で誰かがしゃべっている間に、ノギスを動かしてノートの厚みや配布資料の図形のサイズなどを測っていると、いかにも「私は今、まるでやる気がありません」を効果的にアピールすることができる。

3つめは持つたびにヒヤリとした冷たさが脳を刺激してくれる。冬場などはちょっと冷たすぎて敬遠してしまったほどだ。ノギスで指を挟むと本格的に痛いので眠気覚ましにもなる。

なお使用上の注意としては、ノギス部分をペン側へ無理に引き出して取り外さないように注意。私は2回もやってしまったが精巧にできているので分解すると直すのはかなり面倒である。

・Cupmen
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株式会社いいじゃんネットの創立十周年記念パーティで頂いたオモシロアイテム。

カップラーメンでお湯を入れて3分間じっと待つ間、フタを閉じておくためのストッパー。熱に反応してだんだんと色が変わっていきます。

・いいじゃんネット
http://www.e-jan.co.jp/
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私の会社データセクション社も今年の7月で創業10周年を迎えるのですが、最初の数年間、いいじゃんネット社と弊社は表参道のオフィスを共有して苦楽を共にしていました。日本の市場では10年続く企業は全体の数パーセントに過ぎません。2社ともに健在で今日を迎えたのは統計上は0.1%台のレアケース。経営努力と社員のがんばりあってこそ、両社ともに、よくがんばったで賞(これって死語?)。

いいじゃんネットは、社外から社内のメールやデータベースに携帯でアクセスするセキュリティソリューションCACHATTOサーバを提供している会社です。ノーツやエクスチェンジなど多くの企業システムに「かちゃっと」プラグインできるのが特徴で、大企業を中心に導入が進み、同分野でトップシェアと言われるまでに成長しました。

・CACHHATO
http://www.cachatto.com/
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坂本社長はパーティスピーチの中で、今でこそ業績好調で大躍進中のいいじゃんネットですがかつては苦難の連続でした、というお話をされ、志を忘れぬよう「崖っぷちにへばりつく姿」のこのアイテムを招待者に配ることにした、とのこと。一同大爆笑。

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カップラーメンをつくっていないときは、机の上においておくと、心がなごむアイテムでもあります。

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坂本さん、いいじゃんネットのみなさん、ありがとうございました。両社ともにいい20周年目指してがんばりましょう。次の記念品は"登りつめたポーズ"の何かを探しておかないといけませんね。

・坂本社長のブログ 坂本史郎の【朝メール】より
http://blogs.itmedia.co.jp/shiro/

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