Software: 2007年7月アーカイブ

・歴史地図2000
http://www.ugoky.com/chizu/setsumei.htm
map2000years01.bmp

大学受験で世界史は大好きな科目だった。色分けされた年代別の世界地図を眺めるのも楽しかった。だから当時、こんなのがあったらよかったのに、と思う。

歴史地図2000は、西暦0年から2000年までの東アジアの領土の変遷を、映像として再生する。数分間で2000年間の陣取り合戦が映し出される。各国の栄枯盛衰を、領土の面積の大きさや拡大速度、そして滅亡までの時間で体感することができる。モンゴル帝国がいかに大きな領土を持ち、どのくらいの期間栄華を誇ったのかが、イメージでつかめる。

5回くらい最初から最後まで眺めてみると、時空感覚による新たなアジア史観が形成されてくるといっても過言ではない。世界史を学ぶ人は最初にこのソフトをたっぷり鑑賞したらいいと思う。マルチメディアの良さを活かした秀逸な教材。

・エアペン アイデマアラソン スターターキット
http://www.airpen.jp/collabo/b.html
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昨年から私の情報処理スタイルに大きな影響を与えているのがエアペン。私が使っているのは、アイデアマラソンの樋口さんがプロデュースしているスターターキット。

自宅に1台、会社に新型1台を置いている。

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エアペンは専用ペンで紙に書いた文章や図を、メモリーユニットにデジタルデータとして保存することができる。PCとUSBケーブルで接続すれば、パソコンでメモの内容を扱える。付属ソフトを使えば、文字認識も可能なので、テキストデータとして保存しておけば、紙に書いたメモを検索できるようになる。

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専用バインダーに取り付けて使うメモリーユニットは、実は取り外しが可能で、どんな紙の上においても使うことができる。私は裏技的に、A4コピー用紙の上にメモリーユニットだけを置いて、ブレインストーミングに使っている。発想をラクガキするのだが、紙に書くだけだとラクガキであるが故に、大切にしないから、どこかへ行ってしまうものだ。同じラクガキでもデジタルで保存しておけばなくならないのである。

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また、ラクガキをPC画面上で縮小して一覧できるのは、アイデアの再発見に最適である。
このエアペンのシステムの最も素晴らしい点は、デジタルツールを使っていることを意識させないことである。たまに私は認識ボタンを押し忘れて、ただのメモとして使ってしまったりするのだが、別にそれでもいいわけである。ペンやノートとしても十分に使いやすいのだから。自然に発想を書き留めておけば、自動的にデジタル&アナログ同時に蓄積されていくお得感が最大の魅力である。

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なにか新しい文房具を探している人におすすめ。高い万年筆やシステム手帳を買う数十倍の生産性が見込めると思う。

・連想メモ帳
http://www.vector.co.jp/soft/win95/personal/se399951.html
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メモの左右にリストがある。左のリストはこれまでに作成したすべてのメモのリスト。右のリストは現在表示しているメモに関連するメモである。更新時間が24時間以内のメモは関連するメモであるとみなして、ここに表示される。

主な機能

・編集中のメモと更新日時が近いメモを一覧表示できます。
・常駐させることができます。
・自動保存機能。保存操作が不要です。
・スキンを選択できます。
・ホットキーを設定すればいつでもワンタッチでメモの編集ができます。
・書いたメモをHTMLに変換することができます。
・ネットを検索するときのように複数のキーワードでメモを探せます。
・ホットキーで呼び出す際に小さいウィンドウにできます。

メモの1行目が自動的にファイル名になって自動保存される。ファイル名決めや保存処理が不要なのはメモとしてとても使いやすい。全文検索もできるので、メモをデータベース的に活用したい人にも向いている。

・Steganos LockNote
http://sourceforge.net/projects/locknote
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Steganos LockNoteはテキストファイルを暗号化するオープンソースのソフトウェア。

テキストファイルをゼロから入力するか、既存のファイルをドラッグアンドドロップすると、パスワード設定画面が立ち上がる。任意のパスワードを入れて保存すると、元ファイル名.exeという認証機能付きのファイルが生成される。日本語利用もできた。

locknote02.jpg

Webサービスのログインアカウントなど、極秘というわけでもないが流失したら困るレベルの秘密にしておきたい情報を手軽に暗号化できて便利である。

中判カメラのブローニーフィルムには6×6フォーマットというのがあって、正方形の写真が撮影できる。世の中の多くの写真は横長なので、正方形にプリントするだけで、普通の写真とは違った感じが出せる。最近はデジカメでもこの正方形フォーマットを採用する機種が現れた。RICOH Caplio (キャプリオ) GX100は私の周囲で大流行中だ。

ときどき私はトイカメラで正方形の写真をとっている。

・例:Holgaで土門拳風?

しかし、オリジナルが正方形でなくても、中央部を正方形で切り取って、丸型や角丸にしてくれる一発変換ソフトが角丸パンチと全丸パンチである。普通のデジタルカメラで撮影した画像をこのソフトにドラッグアンドドロップするだけで、オシャレに見えたりする。楽しい。

・角丸パンチと全丸パンチ
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se335998.html

・Cmd MsgBox
http://www.vector.co.jp/soft/win95/prog/se295080.html
cmdmsgbox01.jpg

メッセージボックスを自作するソフト。フォントの色やサイズ、点滅やスクロールを好きなように設定できるので、一般的なアプリにはないド派手なメッセージボックスも作成できる。タスクスケジューラーに登録しておけば、スケジュールアラートとして使うことができる。

たとえばこんなメッセージボックスを作成できる。

cmdmsgbox02.jpg

DOSコマンドとしても呼ぶことができるので、自作プログラムと組み合わせて使うこともできる。たとえば自分のブログにコメントがついたら、デスクトップに大きくポップアップするプログラムなどを書いたら楽しいかもしれない。

CMB.exe "<メッセージ>" "<フォント名>" <カラー> <ポイントサイズ*10> <スタイル>
<最前面で表示> <ブリンク間隔> <自動的に閉じるまでの秒数>
<スクロール速さ> <スクロール文字表示割合>
{"<再生ファイル名>" <繰り返し> {<ボリューム>}}

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