Books-Misc: 2011年10月アーカイブ

・ドラゴンクエスト 25周年記念BOOK
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ドラゴンクエスト25周年記念で、シリーズ作品を大量のスクリーンショット中心に振り返る内容。私は7と8以外はクリアしていることを確認。予習してから、六本木で開催中のドラゴンクエスト展 に行ってきた。

休日午後は混むので午前中がお勧め。25年間でシリーズ累計出荷本数5800万本。戦いで経験値をためてレベルアップ、スキルアップしながら最終目標に近づいていくという人生観を子供たちに植え付けた。何十時間も遊ぶのだから本や映画より刷り込みの影響大きいかも。モンハンやラブプラスはまだそこまでいってない。ウィズとウルティマがあるけど文化にしたのはドラクエでありFF。日本文化としてもっと評価すべき。上の階で開催中の「メタボリズム展」の時代錯誤よりずっと意味があると感じた。丹下健三より堀井雄二。

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堀井雄二の手書きのドラクエ企画書に感動。パワポにはない表現力が新鮮。マップの上にトレーシングペーパーをのせて情報を書き込んだり戦闘の計算式が並んでいたり。堀井雄二のラフスケッチと鳥山明のデザインは全く違うのも発見だった。

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堀井雄二のラフスケッチのスライムは、明らかにウィザードリィの影響を受けている劇画的な絵なのに、鳥山明のデザインは雨の雫をモチーフにした可愛らしい絵になっている。ゲームデザインとキャラクターデザインの創発。それから堀井雄二はポートピア連続殺人事件まではプログラマでもあり1人でゲームを作っていた。マイコン時代の処女作のラブマッチテニスはテニスゲームなのにすでにストーリーやキャラクター要素が入っている。最初からプログラマでありプロデューサーだつたから、ドラクエで分業体制になった時、中村光一にも的確な指示を出せた。やはりドラクエにおいて堀井雄二の存在は大きいと確認することができた。

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