2005年8月アーカイブ

・頭の良くなる「短い、短い」文章術―あなたの文章が「劇的に」変わる!
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朝日新聞夕刊で毎日8年間、210文字のコラム「素粒子」を書き続けた元記者・論説委員による「短い」文章術。

■伝えるべきメッセージをつくる「短い文章」の技術

ただ短い文章を書けという技術論ではない。ほとんど人生論でもある。

考えるということは「短い文章」を作ることであるとし、頭の中で「短い文章」を作ることこそ、生きる営みの出発点なのだと著者は力説する。

基本は、伝える価値のあるメッセージを短く表現せよということである。

1 具体的な事柄を書く
2 感想や抽象的な記述は避ける
3 決まり文句、常套句は使わない

たとえば、

「昼食にカツドンを食べた。」

という文章をこう変えろと指導している。

「昼食にカツドンを食べた。二日連続である。」

ふたつめの文章を続けたことで、ニュース性やユーモア、意外性、若干の思想性などが加わって「伝えるべきメッセージ」になると教えている。その後が読んでみたくなる。

■文字数を決めて書く

「長さを先に決めることで文章が光る」という章では、新聞コラムと言う文字数の制約のある紙面で書き続けた著者のノウハウがさすがである。短歌や俳句も良いが、形式にとらわれない五行歌も練習に良いという。五行歌は初めて知った。

・「五行歌の会」公式ホームページ
http://5gyohka.com/

五行歌とは、日本のこれまでの詩型から、新しく考えられた自由で、書きやすく、また完成しやすい短い詩の形です。

 日本人、和歌(五七五七七)ができるまえは、自由に短い詩を書いていました。それらを古代歌謡といいます。

 というように、字数、音数にはまったくこだわらず、自分の呼吸に合わせて、いきいきとした詩歌をつくっていました。

 それが、和歌になったのは、630年頃、先進文化国だった中国の整った漢詩を見たときでした。このために、日本人はみんなが1400年にもわたって、嬉しいときも、悲しいときも、楽しい時も、怒った時も、オルゴールのように一つのメロディを奏でてきました。
 自由に書いたら、どうだろう。こう考えて、呼吸の切れ目がよくわかるように、五行に分けて書くようにしたのが、五行歌です。

五行歌の優秀例として、この本では、よみうり五行歌年間大賞 佐々木祈美さん作の歌が引用されていた。


だんだん畑に
水を運ぶ
老夫婦
耕して
天に至るか

字数が限られていることで、逆に表現力が豊かになるのが不思議だ。

■軽やかに手放せ


文章とは、主観を客観的に表現する手段なのである。喜ぶ、怒る、悲しむ、笑う、嘆く、呆然とする-----。広い意味での感動のすべてが、文章の出発点だ。

という意味で、新聞記者はつねに冷静でなければならないと、いうのはウソ。作家だって学者だって同じだ。素直に感動することができなくて、何が書けるというのか。

だが、感動したことを真正面から書こうとすると面白みがなくなる。

そこで、イギリスの演出家ピーター・ブルックの言葉を、著者は座右の銘として紹介している。

あらゆる道の極意にも思える深いことばだ。


きまじめになってはいけないぞ。死守せよ。だが軽やかに手放せ。

具体的には、与えられたテーマに対して3番目くらいにおもいつくことで書いてみよとアドバイスしている。

毎日、決められた時間内に、決められた文字数で、意味のある文章を書き続けるための工夫のあれこれがいっぱいある本であった。

関連書評:

・大人のための文章教室
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002489.html

・40字要約で仕事はどんどんうまくいく―1日15分で身につく習慣術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002286.html

・分かりやすい文章の技術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001598.html

・人の心を動かす文章術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001400.html

・人生の物語を書きたいあなたへ −回想記・エッセイのための創作教室
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001383.html

・書きあぐねている人のための小説入門
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001082.html

・大人のための文章法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000957.html

・伝わる・揺さぶる!文章を書く
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002952.html

・脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ
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脳科学を語らせたら当代随一の研究者ラマチャンドランが、名著「脳のなかの幽霊」の続編を出版した。前作のファンならば必読。一般向けの講演の記録がベースになっているので、さらに、わかりやすい。

■脳にとって芸術とは何か

脳にとっての芸術を語る章を読んでいて思わず唸った。芸術は現実の写しではない。芸術とは脳が喜ぶ効果を生み出すために意図的に誇張したり、ゆがませる行為であると著者は言う。そして、ゆがませかたについての普遍法則を10ほど書き出した。

ラマチャンドラン教授が提唱する芸術の普遍的活動

1 ピークシフト 特徴を誇張する
2 グループ化 
3 コントラスト 
4 孤立
5 知覚の問題解決 いないいないばあ
6 対称性 
7 偶然の一致を嫌う/包括的観点
8 反復、リズム、秩序性
9 バランス
10 メタファー

著者は芸術の多様性の90%は文化によるものだが、10%は上記の普遍性によって芸術として成立していると述べている。世界中の人が見て美しいと思う芸術が存在する可能性があるということになる。美だけでなく、思いやり、敬虔さ、愛情もこうした脳の仕組みで理解できるはずだと説く。

美や愛をニューロンの活動結果に要素還元してしまうことは人間を矮小化することにはつながらないと強く主張している。むしろ、脳が実際にそのように機能していることこそ、本当にそう思っている(愛している、美しいと思っている)証拠であり、実在の意義なのだと述べる。


美という問題の解は、脳にある30の視覚中枢と情動をつかさどる辺縁系とのつながり(および内部のロジックとそれを動かしている進化的根拠)をさらに徹底して解明することによって得られると私は確信しています。これらのつながりが明確に解明されれば、C・P・スノウが言った二つの文化 ---片や科学、片や芸術、哲学、人文学という二つの文化を隔てている大きな溝をせばめることができるでしょう。

ラマチャンドランの脳科学に対する野心や情熱を感じる。

■共感覚ふたたび

前作同様に音や数字に色や形を感じてしまう共感覚者の話題がたくさんでてきた。説明が一層洗練されている。

たとえばこんな例。

・Synaesthesia - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Synaesthesia
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上記の図はWikipediaから引用。

このふたつは火星人のアルファベットの最初の2文字です。右と左の形状をみたとき、どちらが”Kiki”っぽくて、どちらが「Booba」っぽいでしょうか?

この質問をすると英語圏でもタミール語族の人たちでも、98%が左がKikiで右がBoobaだと思うと答えるそうだ。

これはギザギザの視覚的形状と同じように、”Kiki”が脳の聴覚皮質に表象する「キキ」という音にも鋭い屈曲が共通してあることが原因だと論じられている。回答者は形に音を感じ取ってしまっているわけで、98%の人は共感覚の基本能力があることになる。

共感覚は脳の配線が混乱してしまっているのではなくて、むしろ原初的な感覚こそ共感覚に近いもので、万人が持っているものではないかと意外な結論に至る。

クロスモーダル(二つの感覚の統合)の活性化としては、人がはさみを使うときに、無意識に歯を食いしばったり、ゆるめたりしている事実も取り上げられる。大きいや小さいを意味する言葉を話すときにも、口を大きく開けたり、小さく開けたりしている。共感覚の名残は多くの人にある一般的なものなのだ。

だが、普通の人の脳では、色が数字に、味が形に、模様が音に感じてしまうような高度な共感覚は、日常生活に厄介なので抑制されている。


■世にも奇妙な症例たち

またまた世にも奇妙な脳の障害の患者の事例が次々に紹介されている。

本当にそのような人がいるのか信じがたい症例もある。

コタール症候群という病の患者は、あらゆる感覚が脳の情動中枢と切り離されてしまっている。この症候群の患者たちは、自分は死んでいると思い込んでいる。何を見聞きしても情動を感じることができないために、彼らは自分たちが死んでいるという推論を下し、信じ込んでしまうのだそうだ。

患者は死人は血が出ないということには同意するが、実際に針で刺して血が出ると大変驚く。だが、自分が生きているとは思わない。そうではなくて、死人も血が出るのだと考えを改めるそうである。感覚や情動が推論をねじまげてしまうのである。

こうした感覚は、普通の人が大怪我をしたときなどに、一時的に情動中枢を停止させて、不安や恐怖など無力化を起こす情動を回避するのと共通の仕組みではないかと著者は推測している。本来は緊急時に発動して生存率を高める回路が、脳の損傷によって常時起動してしまっているのが、コタールの患者なのではないかと言うのだ。

壊れた脳の奇妙な症状が他にも何十も紹介されるのだが、著者は常に例外から普遍を浮き上がらせようとしているのが面白い。部分的に壊れた脳を研究することで、正常な脳との差を比較し、脳の特定機能の部位や複雑な配線を解明しようと試みる。

私たちの意識は、無意識や物理的な脳の情報処理プロセスに深く依存していることが次々にわかってくる。前作に夢中になった人なら特におすすめの一冊。

・脳のなかの幽霊
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003130.html

・脳のなかのワンダーランド
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002735.html

・マインド・ワイド・オープン―自らの脳を覗く
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002400.html

・脳の中の小さな神々
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001921.html

・脳内現象
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001847.html

・快楽の脳科学〜「いい気持ち」はどこから生まれるか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000897.html

・言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000718.html

・脳と仮想
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002238.html

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http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003343.html

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http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002377.html

神の発見

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・神の発見
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作家 五木寛之とキリスト教の司教 森 一弘の対談集。五木は仏教、森はキリスト教の立場から、日本人にとっての神とは何かを対話する。

日本ではキリスト教は成功しているとは言いがたい。ザビエルの布教から450年が経過したが、キリスト教信者は国民の1%強に過ぎない。これに対して、仏教は葬式や生活の中に深く根ざしており、全国には7万5千の寺がある。この違いを五木寛之は司教にぶつける。語り口は二人とも穏やかだが、議論の内容は二つの宗教の必死のせめぎあいで、スリリングに読める。

五木はキリスト教を日本人の精神構造にとって異質なものと考えているようだ。血を流して磔にされたキリスト像を、日本人は聖なるものというよりは、怖いと感じてしまう。崇高すぎて浮世とかけ離れた唯一神はピンとこない。キリスト教の神との契約や原罪の教えも、日本人の人生観とはどうも遠い気がする。

五木は「お行儀の良い、まじめな集団」とキリスト教信者のイメージを表現している。天国にはユーモアがなさそう、とも言う。確かにキリスト教はアタマで理解する宗教のイメージが私にもある。土俗の宗教である神社やお寺の宗教は、歴史的にも一般大衆の生活感の中から自然にわきあがる精神エネルギーと密接している気がする。やはり、日本人にとってキリスト教は異質なものなのか。

こうした疑問に対して、教皇と話したこともある司教は、日本に伝わっているキリスト教と原義の相違を話したり、一般に誤解されているイエスや神の位置づけを説明していく。「生活の根っこのなかで出会う神」「見えざる神との官能的なつながり」というテーマは興味深い議論だった。現世での暮らしと密接につながることや、官能性を信仰に利用することを、どちらの宗教も否定していないことがわかる。

物欲や性欲や支配欲を持ち、目の前の出来事に一喜一憂するのが、普通の人間のあり方だ。いくら崇高な理念や聖書原典を説明されても、なかなか心の根っこでは納得できない。そこで五木は「和魂洋才」をキーワードにあげる。日本人は和魂(日本土着の思想)と洋才(西洋からきた思想や技術)を融合させることに完全に成功したわけではないのだという。

五木は和魂ではなく無魂が現代日本人なのだと説く。


そしていま、日々さまざまなかたちで発生する事件は、その無魂洋才という抜け道が行き止まりに直面したことを物語っている。

敗戦後のこの国が、なんとなく好調に走り続けてこられたのは、たぶん、無魂という制約なき身軽さによるものだろうと思われる。魂というものは、つねに人びとの心や社会にブレーキとして働くものだ。

「そこまでしてはいけない」「そうすべきではない」というブレーキが外された車は、当然、他の車より速い。めざましく失踪し、そしてやがて転覆する

だからこそ、いま宗教を考えてみる意味がある。

森司教が学生時代に冬山に挑戦したときのエピソードが「神の発見」の瞬間として語られる。次の一節を読んで、宗教に生きる理由が少し分かった気がした。


いざ、登山口から山小屋目指して登り始めたとき、積雪が深く、道に迷い、あらぬ方向に行ってしまいました。冬山の日の暮れるのは早く、日が暮れてしまうと、完全な闇です。私たちは、それ以上歩いては危ないと判断し、大きな岩を見つけ、その陰で一晩を過ごそうと決めました。結果として、それで助かったわけですが、そのとき、遥かかなたでしたが、山の頂に、山小屋からもれでてくる光を見たのです。その瞬間、私をとらえていた、死の恐怖や不安が消え。気持ちが本当に楽になりました。

現実は変わらなくても、遠くに光が見えるのと見えないのとでは大違いだというのである。私は無宗教だが、光が見える人は羨ましいなと思う。宗教者は、人生と言う問題に答えがあるかどうか、予め分かっている人たちなのだろう。その答えが何であるか、いつ分かるかは不明であっても、究極的に答えがあると知っている人は、精神的に余裕が持てそうだ。これが信仰を持つ者の落ち着きや平安につながっているのだろう。

無宗教の現代日本人が拠り所にしているのは、科学技術や市場経済だろう。あるいは民主主義や自由のイデオロギーかもしれない。しかし、仏教やキリスト教と違うのは、技術や市場、イデオロギーは、人に必ずしも暖かい光を与えていない。だから無魂なのであり、現代人は漠然とした不安を持って不安定に生きているのだと思う。

だが、「大いなるもの」に寄りかかるのではなく、お互いがよりかかりながら、生きてきたのが日本人だ。「神の発見」の大切さはわかるが、日本人にとって、現実にはかなり難しい課題だとも思った。

・禅的生活
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002275.html

・日本人はなぜ無宗教なのか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001937.html

・仏教が好き!
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001708.html

・「精霊の王」、「古事記の原風景」
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000981.html

・脳はいかにして“神”を見るか―宗教体験のブレイン・サイエンス
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000134.html

・Audacity: フリーのオーディオエディタ・レコーダー
http://audacity.sourceforge.net/
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PodCast(ネットラジオ)用に音声を録音しても、プロのラジオと比べると間延びしていて迫力に欠けることが多い。一発録りは難しい。無音部分をカットし、必要な部分をつなげ、BGMとミックスする編集作業がしたくなる。そんなときに、お手軽に使えるフリーソフト。

音声の波形グラフをみながら区間をコピー&ペーストで編集できたり、マルチトラックをミックスしたり、エフェクトをかけたり、基本編集機能が搭載されている。読み書きできるファイル形式は、WAV, AIFF, AU, and Ogg Vorbisが基本だが付属のフィルターを使えばMP2とMP3も対応している。録音した音のスピードやピッチを変化させることもできる。
ライセンスはオープンソースで、Mac OS X、Windows、GNU/Linuxで動作する。

・H-View
http://home1.tigers-net.com/monkey/hview.html


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使いやすいテキストエディタ「秀丸」と連携して、HTMLの編集を便利にするソフトウェア。私は普段、Webを作るときも秀丸を使っている。ビジュアルなHTMLエディタよりも構造をシンプルに書きやすいからだが、不便な点もある。変更を行うたびに、ブラウザを起動して、出力結果を確認しなければならないことが面倒なのだ。一箇所変更するたびに確認したい私としては、1ページ作成するのに数十回や数百回も、ファイルの保存、ブラウザ表示を繰り返すことになる。H-Viewはこの一連の作業を自動化する。

秀丸でファイルを保存したら、ホットキー(初期設定はF2キー)を押す。するとブラウザが起動してHTMLの出力結果が表示される。設定で「ページの自動更新を行う」にチェックをしておくと、指定秒数おきにファイルがリロードされ、最新の編集結果が表示される。このオートリフレッシュはウィンドウが2つ並べて使える広いディスプレイ環境では、大変便利で作業効率が高まる。

・開発にちょっと便利なツール「Copal2」
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000222.html
オートリフレッシュ対応の開発環境

・アカデミー賞を買った男―夢を追いかけて映画バイヤーになった
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ラストエンペラー、アマデウス、シカゴ、ミリオンダラー・ベイビー、キル・ビルなど、誰もが知っている30作品以上のアカデミー賞受賞作品を買い付けた凄腕映画バイヤーの自伝的な業界ガイド。

そもそも映画バイヤーとはどんな仕事なのか。


独立系映画製作会社、あるいはそこが作った映画の海外セールスを代理するセールス会社から、日本での配給権(劇場配給、その6ヵ月後のビデオ発売、さらに6ヵ月後の権利行使になるテレビ番組放映セールス権等)を一定の期間(通常8年から12年)独占的に買う仕事。この日本での劇場、ビデオカセット・DVDのビデオグラム、フリー・ペイTV配給権のいわゆるオールライツ(全権利ベース)の交渉をする

劇場公開用映画のオールライツのほとんどはMG(ミニマムギャランティー、最低保障取り分)を、先に支払う構造。その金額は製作費の7〜12%。ハリウッド映画超大作を買う場合には、400万ドル〜1500万ドルが相場で、これに加えて公開には宣伝費用が4億円から10億円必要だそうだ。この10億、20億の一大プロジェクトの命運を左右しているのが、映画バイヤーということになる。

年々、バイヤー間の競争が激化していて、映画が出来てから買うでは遅いそうで、脚本レベルで買う必要がある。そこで映画バイヤーは英語の脚本を読みながら、頭の中で出来上がりを想像して、巨額の投資を決めるそうだ。想像を膨らませる感性が求められる。

著者はインタビューの中で感性についてこう答えている。


感性とはフィーリングですか?センスですか?

梅原 両方。一般映画は100万人規模のお客さんを相手にするじゃないですか。バイヤーは1人で100万人の相手をするのですが、共通項を考えたらダメで、自分の感受性を信じるしかない。自分が監督しているつもりでやらないと。

有名作品の買い付けエピソードや、具体的に数字入りの買取金額や採算の内訳、アクの強そうな業界人同士のビジネスバトルが、次々に出てくる。関係する会社の概要にも詳しく、業界地図が把握できる。文章は独白メモ的だが、情報量は多く、本音が書いてあるのがいい。映画バイヤーの仕事はシード段階のベンチャー投資にも似ているとも思って興味深かった。

とても参考になったのが巻末付録のWebリンク集。映画業界のプロが見ている海外情報ソースがたくさん開示されている。3つほど紹介。

・Variety.com - Entertainment news, movie reviews, industry events - Variety Magazine Online
http://www.variety.com/index.asp?

映画業界人必須の雑誌のサイト。

・ROTTEN TOMATOES: Movies and Games, Reviews and Previews
http://www.rottentomatoes.com/

世界的に著名な映画批評家のサイトで好きな上位60%をFresh、59%以下をRottenとして斬る。

・Ain't It Cool News: The best in movie, TV, DVD, and comic book news.
http://www.aintitcool.com/
スニーク試写の感想サイト。多少(良い意味で)偏っているらしいが、米国の新作映画が公開数ヶ月前にチェックできる。


映画バイヤーという、まったく知らなかった仕事の内幕を知ることができた。この著者は劇場映画専門だが、インターネット公開の動画専門バイヤーというのも、将来、花形職業として登場するのかもしれないと思った。やってみたい気もする。

・私の好きな映画たち(1)
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000734.html

・私の好きな映画たち(2)
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000735.html

・科学者が見つけた「人を惹きつける」文章方程式
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古今東西の名文を科学者が選び、ひとつひとつの名文が読むものを惹きつける理由を分析し、解説した本。

・成功術 時間の戦略
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003654.html
この本と同じ著者。

ジャンルごとに名文方程式をまとめている。

・「恋」の名文方程式
・「青春」の名文方程式
・「食」の名文方程式
・「笑い」の名文方程式
・「元気」の名文方程式
・「美」の名文方程式
・「逃避」の名文方程式
・「人生」の名文方程式
・「知性」の名文方程式
・「静寂」の名文方程式
・「旅」の名文方程式

恋の名文なら、具体性を省き、日常を超越し、繰り返しや相似形を使って、催眠をかけろ。美の名文なら色のコントラストや使え。静寂を表したいなら、無機質な用語で時間を静止させよ、など、事例ベースで具体的なアドバイスがある。

紀行文や食のコラムを突然書かねばならないといったときに、個別に参考になりそうな本である。事例が実際、名文が多いので、引用された本を読みたくなってくる。

■私が見つけた名文 茨木のり子、笹 公人

最近、個人的にはまっている名文は詩である。

詩はあまり詳しくない分野だったが、本屋で気まぐれに手に取った詩人 茨木のり子の作品には感動した。詩というと、よそいきの気取った言葉を使うと思いがちだが、茨木のり子は違う。日常の思考の言葉を使って、人生や心の真実を、語りかけてくる。

・自分の感受性くらい
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・倚りかからず
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もう一人、まったく違った名文を見つけた。詩人、笹 公人。この人の文章はおかしい。ズレている。どのようにおかしいか。たとえるなら、2ちゃんねるや電車男的なズレである。そのズレが映像的に見えてくる。新しいタイプの名文だと思う。

・念力図鑑
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・「速く・わかりやすく」書く技術―原稿用紙3枚をラクラク30分!
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速読ではなく速く書く速書ノウハウ。著者のSRS能力開発法の営業色もある本だが、個人の情報処理能力を高める一般的な方法論が中心。医学博士、薬学博士。東京大学理学部数学科、同医学部医学科卒で医師で教授を兼任。効率よく知的作業をこなす技には長けていそうな人だということで読んでみた。

この本、実は速く書くことは目的とされていない。


「スピード」に関しては、「結果として速く書ける」ことを目指すのではなく、「速く書くことを追求する過程で従来とは異なる意識の新しい領域を巻き込む」ことが本質的に重要だ

というスタンス。書くことで全能力の統合効果を発揮し、潜在能力を開発しようというのがねらい。

■敷衍訓練と補間訓練(2単語、3単語))

2,3のキーワードから文章を書き出す練習方法が紹介されている。このやり方はピンときた。私は日々、キーワードメモをベースに、このブログを書いているのだけれど、それとまったく同じだからだ。

たとえば、

「経済、曲がり角」「子供、インターネット」「経験、再雇用」

といった組み合わせでなにか意味のある文章を書いてみよう、であるとか、

「         通り雨          虹    」

というテンプレートの隙間を埋めて文章化してみるという練習。

要集観展創力の6つの要素を重視して文章を書け、と指導している。

要 文章の目的を定める
集 文献や関連情報を集める
観 全体の見取り図を決める
展 具体的な内容を配置する
創 主張の価値や独自性を設定する
力 相手に与えるインパクトを工夫する

文章の文字数が足りないときや、推敲時にチェックリストとして使えそうだ。

■1行1分法はほとんどブログ

速く書く速度については1行40字が目標値とされている。10分あれば10行、30分あれば30行。30行は1200字なので原稿用紙3枚書ける計算になる。

1日に3つのニュースにコメントを3行書くという訓練法が紹介されている。かかる時間は3分である。ただし毎日続ける。すると1年間で1000個を超すニュースの要約が蓄積される。1000件あれば、1年間の世の中の動きについて、自分の視点でコメントし続けた日記は、世の中を俯瞰する世間史であり、同時に自分史になるという。必ずコメントには日付をつけるのも忘れるなとのこと。

あれ、これって、ほとんどブログではないか?と思った。

「編集の時間最適性の追求」という項で感銘したのが次のノウハウ。


まとまった時間や集中力がない場合でも、ひとまずおおざっぱなアイデアに従って下書きをしておき、意識下で時間をかけて熟成させて、別なチャンスに編集し完成する方法も有用だ。最初から一気に完成させよう意気込んで取りかかるより、このような2段階方式で行う方が、全体としての作業時間は短縮できることが多い。これは間の活用ともいえる。」

これその通りだなと思う。集中できないときに、メモ、下書きレベルの部品をいかに作っておけるか、が生産性を左右している気がする。

■アイデア「ベスト3作成」

私が最近編み出したのが「ベスト3の作成」による部品作成。個人的にはかなり役立っている。混雑した電車で何もできないときや、集中力がないときに1日1回はやるようにしている。

まずテーマを決める。映画、音楽、書籍の特定テーマのベスト3でもいいし、自分の知り合いの中で最強デザイナーベスト3、最強プログラマーベスト3など、なんでもいい。手元に雑誌があれば記事のベスト3でもいい。3つくらいは思い浮かぶ。

順位づけをするには頭を使わねばならないが、好きなものの順位を考えるのは楽しい。集中力がいまひとつのときでもできる。1位が1位である理由を考える。2位と3位の違いを考える。説明つきのベスト3は、文章の部品として使えるし、雑談でも興味を持ってもらえる。話しやすい。ベスト3メモが何百もたまると文章書きにとってはちょっとした情報資産になる。

おおざっぱなアイデアや下書き、メモをどう作り出し、どう蓄積し、どう再利用するか。そのプロセスをどうITで効率的に進めるか、が、これからどんどん重要になっていくのではないかと思う。研究中。

・その場で話をまとめる技術―営業のカリスマがその秘密を大公開!
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営業力で知られるリクルート社でトップセールスとして6期MVPを受賞した、現「アントレ」編集長の書いた営業・会議ノウハウ本。理屈というより、こういうスーパーマンが日常、何を要点と考えているか、を知りたくて読んでみた。

著者は「会議の時間はコスト」だと意識せよ説く。営業課長を10人集めて2時間会議すると、時給4000円ならば8万円以上のコストがかかるのだと例を出している。だから、参加者全員が「会議は共同作業」と認識して、まとめることを最優先すべきだというのがこの本のテーマ。

話し好き、人好きであれば、社内会議でも営業先でも、盛り上がるのは比較的簡単だ。だが、盛り上がるだけ盛り上がって何も決まらないことは多い。「商談で話をまとめるためには、盛り上げることにより、事実を確認しながら前に進む仕切りが大切なのです」

「まずは今日の商談のゴールを確認しませんか」で始めるのが効果的だという。

時間がないから別の機会にと言われたら、「今日前進した内容をまとめましょう」と言って「中間決算」を出せ、他者と比較させて欲しいと逃げられそうなら、「一番の比較ポイントは何ですか」と聞け、「時期尚早な気がする」とやられたら「次回の検討日時を決めてください」とつっこめ、など、営業や会議を無駄に終わらせないための切り返し術もいくつか紹介されている。

次回に「持ち越し」 「時間稼ぎ」 「チャブ台返し」といったネガティブパターンにいかに突っ込みを入れて、状況の停滞や後戻りを避けて前進させていくか、こそ極意である。「資料を持ち帰って検討」で本当に次回までに熟慮してくれるひとなどほとんどいないというのは本当だろう、と思った。

「ドウドウ巡りする5つのパターン」として以下のパターンが挙げられている。

 チグハグ 議題に対して出される意見がまったくかみあっていない
 我が強い 参加メンバーが自分の話したいことばかり話す
 わがまま 人の意見に耳を傾けない
 的はずれ 質問に対する適切な回答を行っていない
 脱線   まとめ役が議題を自ら横道に逸らしている


この本で個人的に私の弱点(=話しすぎる)に効きそうなアドバイスもみつかった。

「言いたいことの6割を話せば十分である」、一点集中で適量で話せ

「企画書の説明よりも議論に時間をとりましょう」、資料を3分で各自読んでもらう

「聞き上手から一転まとめに入る」、メリハリのある営業

この話の目標は何か、時間内に何をまとめるべきか、を片時も忘れずに、脱線しそうな状況に対して適宜テクニックで応酬できるのがスーパー営業マンなのだ、と分かった。

・アースダイバー
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東京の無意識を探るスピリチュアルな旅へ!
縄文の夢、江戸の記憶……。太古の聖地にはタワーが聳え、沼は歓楽街へと姿を変えた。地下を流動するエネルギーとこの街の見えない構造を探る神話的精神の冒険!
宗教学者 中沢新一著。


アースダイバー地図を片手に、東京の散歩を続けていると、東京の重要なスポットのほとんどすべてが、「死」のテーマに関係をもっているということが、はっきり見えてくる。古いお寺や神社が、死のテーマとかかわりがあるのは当たり前だとしても、盛り場の出来上がり方や、放送塔や有名なホテルの建っている場所などが、どうしてこうまで死のテーマにつきまとわれているのだろうか

著者は縄文時代の地形と現在の東京を重ね合わせた地図を片手に、東京を散策した。東京の重要なスポットが縄文から弥生時代に「サッ」と呼ばれた神聖な場所につくられている事実を発見する。こうした場所には、古墳や由来の古い神社がつくられていた。

縄文時代は海面が現在より100メートル高かった。東京はフィヨルド状の海岸図形で海と川が複雑に入り組んでいた。神聖な「サッ」は陸の突端にあたる海に面する地形の場所であることが多かった。「サッ」はミサキ(岬)、サカ(坂)であり、境界面を意味する。そこは古代人にとって、生の世界と死の世界、エロスとタナトスの境であった。

渋谷の繁華街やラブホテル街がなぜ繁栄しているか、もこの地勢論で説明できるという。渋谷の坂は昔は海や川に面した湿った場所であった。神泉駅の辺りは古代からの火葬場で、文字通り泉が涌く湿地だったらしい。

私が毎日通っている道玄坂(ホテルじゃなくて、会社があるから、ですよ)についてもこんな記述がある。


道玄坂はこんなふうに、表と裏の両方から、死のテーマに触れている、なかなかに深遠な場所だった。だから、早くから荒木山の周辺に花街ができ、円山町と呼ばれるようになったその地帯が、時代とともに変身をくりかえしながらも、ほかの花街には感じられないような、強烈なニヒルさと言うか、ラジカルさをひめて発展してきたことも、けっして偶然ではないのだと思う。ここには、セックスをひきつけるなにかの力がひそんでいる。おそらくその力は、死の間隔の間近さと関係を持っている。

文学では、セックスは小さな死であるとたとえられるが、湿った死のイメージの土地柄が、渋谷のラブホテル街の繁栄とつながっていると著者は考えている。大きな池のある湿地であった新宿の歌舞伎町も同様だという。

逆に乾いた土地には、官庁や大企業のオフィス街が現在は位置している。新橋がオヤジの繁華街であること、青山がオシャレの街であること、秋葉原がオタクと電気の街であること、早稲田や三田が学生街であること、銀座が高級な街であること、皇居に天皇がいることの意味も、こうした霊的な地政学で説明してみせる。

考古学的、歴史学的、都市論的には著者の考えが正しいかどうかはまったく定かではない。現在の東京の街の持つ雰囲気を、古代の地勢と宗教学的な意味づけで、すべて説明できるものでもないと思う。だが、著者らが作成した縄文〜弥生時代の地理と、古い古墳や神社の位置、現在のランドマークを重ね合わせた地図(付録にもなっている)が、絶妙の一致を見せるのは、なにかの因縁を強く感じるのも確かである。

私も著者同様に、東京を歩くのが大好きなので、土地が持つ雰囲気の違いはよく分かる気がする。確かに強い雰囲気を持つ土地には、古い神社や寺があることが多く、地形も独特であると思う。納得できる記述が多かった。

東京の散歩が趣味の人にファンタジーとしてとても面白い本である。

・ノベルゲーム風テキストビューア
http://soft.edolfzoku.com/novel/
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シンプルだが、とても使いやすい。次の句読点や括弧までを表示して、クリックで読みすすめるテキストビューア。長いテキストを読むときに、句読点単位の表示は、自分のペースで読めるので、疲れないし、集中しやすい。

以下の機能がある。

青空文庫のテキストのルビ ( ふりがな ) に対応
栞 ( しおり ) 機能
縦書き・横書きの選択
フルスクリーン・ウィンドウ表示の選択
クリップボードの読み込み
アンチエイリアス ( 文字をきれいに表示 ) のオン・オフ
フォントの選択
文字の大きさ・文字色・背景色・影の色の変更
文字の表示速度の選択
自動的に読み進む機能のオン・オフ
ジョイパッドが使える
BGM ( WAVE, Ogg Vorbis, MIDI ファイル ) の再生
背景画像 ( BMP, JPEG, PNG など ) の表示

・DrawSWF - A Java Drawing Application to generate Flash Animations
http://drawswf.sourceforge.net/index.html
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Flashでお絵かきをすると、描く過程がFlashになるソフト。

ペンの太さや色変更、塗りつぶし、円や四角形などの定形オブジェクト、テキスト入力、画像貼り付け、背景画像設定など多彩なドロー機能がある。作品が完成したらExport機能でFlashファイルに出力することができる。




早速やってみたが、私は絵が下手だった。幼稚園以降、進歩していない。もしとても上手にデッサンする才能がある人なら、サラサラと上手に絵を書いて、あっと驚く作品を作ることも可能だろう。絵描き歌を再現してみるのも、コンテンツとして面白いかもしれない。

このアプリケーションの動作にはJavaRuntimeが必要。

・Sun Microsystems から Java ソフトウェアをダウンロード
http://www.java.com/ja/download/download_the_latest.jsp

・犯罪は「この場所」で起こる
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犯罪のほとんどは入りやすく見えにくい場所で発生している。

それはなぜなのか、どうしたら犯罪に合わずに済むか、の最新の研究。

■原因論から機会論へ、処遇から予防へ

従来の犯罪対策の主流は原因論にもとづいていた。犯罪者がなぜ犯罪を起こしたのか、犯人の生い立ちや環境を調べ、その原因を排除するような施策を立案してきた。マスメディアも犯罪の動機や原因の解明に躍起になっている。しばしば、父親の不在やテレビゲーム、リストラ、ストレスが原因だなとと結論されるが、そうした要因はどこにでも、誰にでもある、ありふれたものであって、対策の施しようがないことが多かった。

新しい機会論ベースの犯罪対策では、犯罪の発生を経済学的に分析する。


つまり、潜在的な犯罪者は犯罪機会を欲しがる者(需要者)であり、潜在的な被害者は犯罪機会を与える者(供給者)なので、実際に怒る犯罪の量は、犯罪機会の需要(個々人の需要量の総和)が一致するところで決まると考えるのである。

機会の需要曲線が右下がりになるのは、犯罪機会を利用するコストが高い場合には、犯罪者は犯行をためらいがちである(機会需要量が少ない)が、逆にコストが低い場合には、犯罪に手を染めやすい(機会需要量が多い)と考えられるのである。

これは犯罪機会の供給サイド(被害者)に注目する理論であり、犯罪者の処遇を施策とするより、予防によって犯罪の機会を減らそうとする考え方だ。特に犯罪の起こりやすい場所を減らすことがこの本のテーマである。大阪小学校児童殺傷事件の犯人は「門が閉まっていなければ入らなかった」と供述している。場の性質が犯罪発生にかかるコストを左右する。

■犯罪に都合の悪い場所、良い場所:抵抗性、領域性、監視性、

「時間がかかる」、「技術がいる」、「見られている」、「見つかりやすい」場所では犯罪には多大なコストがかかる。逆に「手軽にできる」、「死角になっている」、「見逃してもらえる」環境ではコストが低くなる。コストによって犯罪機会の需要は多くなったり、少なくなったりする。

犯罪発生に関係する要因として次の3要素が挙げられていた。

抵抗性 犯罪者から加わる力を押し返そうとする力 恒常性、管理意識
領域性 犯罪者の力が及ばない範囲を明確にすること 区画性、縄張意識
監視性 犯罪者の行動を把握できること 無死角性、当事者意識

この中で特に領域性と監視性が場所に関わる要因である。言葉だけでは分かりにくいので、どのような場所が犯罪が多発するのか、写真入りで現場を紹介している。大きな遊具があって全体を見渡せない公園や、入り口に大きな樹木があって教員室から外部からの侵入者を発見できない学校など、入りやすく、見つかりにくい隠れた場所が危ない。

ブロークン・ウィンドウズ(割れた窓ガラス)と呼ばれる犯罪理論もある。落書きが多かったり、物が壊されたままになっているような場所では、犯罪が起こりやすい。上の3要因でいえば、縄張意識と当事者意識が低い場所であるからだ。

落書きを消したり、監視カメラをつけるなどの施策によって犯行に「都合の悪い状況」を作り出すことが、犯罪率低下に効果があると結論されている。それにはまず、発生率の高い場所をみつける必要がある。

■犯罪発生マップ作成のすすめ

そこで推奨されるのが、地域コミュニティで犯罪発生マップを作成してみること。犯罪が起きた場所というより、犯罪が起きそうな場所を地図で色分けしていく。この本では学生が作成した事例が紹介されている。詳細な実物が見たいと思ってWebで探すとたくさんみつかった。

・犯罪発生マップ - Google 検索
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&newwindow=1&c2coff=1&rls=GGLD%2CGGLD%3A2005-14%2CGGLD%3Aja&q=%E7%8A%AF%E7%BD%AA%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97&lr=

東京都の場合、このようなマップになるそうだ。


・犯罪発生マップ(警視庁作成、東京都)
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/toukei/yokushi/yokushi.htm
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インターネット犯罪でも、犯罪発生マップはつくれるのだろうか。たとえばホームページの背景が黒だとクラックされやすい、であるとか、ドメインのつけ方によって、犯罪者に狙われる確率が変わる、など。もしかするとオンライン犯罪にも都合の良い、悪い状況があるかもしれない。これからの研究になるのだろう。リモートからシェルにログインを試すと、「このサーバはFBIの監視下に置かれています」なんてメッセージが表示されるサーバはどうだろうか。侵入者は諦めてくれるだろうか。


個人や家族の身の安全を考える上で、最近の理論が分かりやすく示されていて、参考になる本だった。感想としては「君子危うきに近寄らず」が安全なのだなということ。

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・成長の限界 人類の選択
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賢人会議ローマクラブの命により1972年に出版された「成長の限界」から30年。コンピュータシミュレーションによるモデリングを用いて分析を行った1992年の続編「限界を超えて」に続く、同じ著者らによるシリーズ第3弾。

大学生時代に「限界を超えて」を読み、世界で何が起きているのか、をはじめて知った。一部の活動家の関心に過ぎないと思っていた環境問題が、本当は環境の問題ではなく、社会の問題、人類の問題であることを知った。

持続可能な社会とは「将来の世代が、そのニーズを満たすための能力を損なうことなく、現世代のニーズを満たす」社会である。(環境と開発に関する世界委員会(WCED)、1987)

私たちの世界は、かなり馬鹿げた間抜けな運営をしている。


国連開発計画(UNDP)が、世界人口のうち、最も豊かな国に住む20パーセントと、最も貧しい国に住む20%の一人当たりの所得を比べた数字がある。1960年、その差は30倍だったが、95年には82倍になっていた。ブラジルでは、国民のうち貧しい50%の人々が得た国民所得は、1960年には18%だったが、95年には12%に減っている。逆に最も豊かな10%の人々が得た所得の割合は、1960年の54%から、95年には63%に増えている。アフリカの平均的な世帯の消費は、1972年から97年の間に20%減っている。「経済成長の世紀」の後に残されたものは、貧富の差がより大きくなった世界だったのだ。

世界のシステムが成長させたのは所得ではなく、格差だった。そしてこの格差は成長を続けるに従って拡大していく。システムに格差拡大の構造があるからだ。資本や特権を持つ層はそれらを使って資本と特権を増大させる。


特権階級に対して、さらに特権階級になるための力と資源を与え続ける社会的取り決めが「成功者をさらに成功させる」フィードバックループを形成している。その一方で「もともと成功していない人たちは成功できない」逆のループも発生している。

その結果、未来は、


世界人口の四分の一以上の人々は電気を使えず、五分の二はいまなお伝統的なバイオマスにほぼ頼って基本的なエネルギー需要を満たしている。電気の供給のない人の数は、今後数十年間に減っていくが、それでも2030年時点で、14億人がまだ電気のない生活をしていると予測されている。調理や暖房用の種燃料として、木材や作物の残余物、動物の廃棄物を使う人の数が増えていくだろう

といった状況になる。

資源が足りないわけではない。たとえば食糧は均等に配分できれば、80億人を養える量が現在も生産されている。成長はこの格差の問題を解決しないだけでなく、成長モデルに依存した経済や社会を破綻させてしまうという予測が述べられている。

こうした格差拡大のループの中で、人口が増え、持続可能ではない資源消費が増え、エコロジカル・フットプリントと呼ばれる環境への悪影響が拡大していくからだ。


環境が悪化している大きな原因は、地球人口の大部分が相変わらず貧しいこと、そして、少数の人たちが過剰に消費していることの二つである。現状を続けることは持続可能ではなく、行動を遅らせるという選択肢はもはや存在していない

頑張って成長することで全人類が、現在物質的に最高水準の層に追いつけるという考えは不可能であることもわかる。


大まかな評価を見ると、自然資源やサービスの現在の使い方は、すでに地球の長期的な扶養力を超えてしまっている。もし地球上のすべての人が北米の人々と同じ水準を享受するとしたら?一般的な技術を用いて、地球全体の物質需要を満たすには、地球が三つ必要になる。今後四十年間に予想されている人口増加や経済産出の伸びに持続可能な形で応じるには、地球があと六から十二個必要になる計算だ(マーティス・ワクナグル、ウィリアム・リース、1996))

この本にはコンピュータ・シミュレーションによって世界の取りうる未来が、11パターンのシナリオとして示される。このまま成長が続くシナリオは存在しないが、持続可能なパターンで安定させる選択肢は僅かに残されている。

拡大ではなく均衡を、成長ではなく発展を目指す方向転換は必ずしも諦めの世紀にはならないという言葉に希望がある。「持続可能なシステムは、今日の世界に住む多くの人たちにとって、魅力的な消費水準を提供できるだろう。」とさえ結論されている。

満たされていない非物質的ニーズを満たせという提言がある。人が必要としているのは大型車ではなく、とっかえひっかえの衣服ではなく、賞賛や尊敬であり、ワクワクしたり、他人に魅力的だと思われることなのである。もう一台コンピュータやテレビが欲しいのではなく、自分の頭や感情を満たす興味深い何かがあればいいのだ。求めているのは非物質ニーズなのに、それを物質ニーズで満たそうとするといくらあっても不足してしまう。

だから、

豊かな人たちは「所得が半分になりましたが2倍幸せになりました」。貧しい人たちは「所得が2倍になって、4倍幸せになりました」。数十年前に比べて幸福の総和は地域に偏りなく何倍にもなりました。全体が衣食足りています。そういう選択を私たちは選ばないといけない。

そう理屈ではわかっているけれども、自分はこの選択のプロセスに、今、なにか貢献できているか、というとほとんどできていない。せめて、ここに要約ベースの書評をアップしておくくらい。お金持ちになって余裕ができたらいいことをしよう、では、そもそも成長指向であり、間違っているわけですが...。

経済と自然科学の分野の学生におすすめ。環境と経済と技術について全体像を知る名著。

・日本人の行動パターン
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終戦記念日。

50年間で100刷を超えて230万冊以上が売れたベストセラー「菊と刀」の著者ルース・ベネディクトは、それに先立つ1945年の終戦間際に原型となる一本の報告書を書いていた。米国国務省 戦時情報局 海外戦意分析課に提出された、その「レポート25 日本人の行動パターン」には、敵国の日本人の国民性を研究し、心理作戦の戦術を考える狙いがあったという。

この本はこのレポート及び後年のベネディクト研究者の解説が内容である。後に書かれた一般向けの本「菊と刀」と内容が当然似ているが、原型を読み、解説を読むことで、一層、当時のベネディクトの仕事の意味がよく分かってくる。ベネディクトは日本についに一度も訪問することがなかったらしい。文献や米国内での聞き取り調査だけで、ここまで深く正確な洞察を働かせたのは驚異だ。そして、日本を訪れたことがないにも関わらず、敵国の日本人も、米国人と同じように高度に理性的な人間であり、理解しあえる存在だという結論に達しているのも凄い。逆に言えば向こうに、こうした賢い人たちがいたから、日本は戦争に負けてしまったのだろう。

日本人の精神構造を恩や義理といった責務体系から分析している。

日本人の責務体系には、恩と恩の反対責務(義務即ち忠、孝、任務、そして別系統に義理)があるとされる。恩は人から受けたら返さないといけないのだが、頑張っても万分の一も返せない。親や教師の恩は返しきれない性質を持つ。義務は天皇の臣民として、家族の一員として生を受けたために自動的に負う務めだった。どの程度の義務を果たすかは個人の判断ではなく、強制される。これに対して、義理は受けた好意に等しい分だけ返せばよい。返せないのは「恥」であり、日本人はこれを最も不名誉な事態と感じ、時に命をかけて義理や義務を果たした。

こうした研究から、ベネディクトは、日本人を侮辱するな、天皇の責任を問うな。敗戦した日本に敗北の侮辱を与えると取り返しがつかないことになる。実態はどうあれ、天皇の責任を問うのではなく、「天皇の意に沿わなかった」軍部を裁け、という戦後復興の施策まで提言している。そして、この日本人の複雑な心理を理解し、逆に利用していく方が、戦後に両国にとって実りのある関係が築けるとベネディクトは考えたようだ。

ベネディクトのこうした提言がGHQの判断にも影響を与えた可能性があるようだ。ベネディクトはその後高度成長を遂げた日本にとって恩人といえるのかもしれない。

こうした責務体系の複雑さは、忠臣蔵のような複雑なドラマを生んだ。日本の大河ドラマの面白さはこうした古い責務体系にこそあるような気がしている。ただ個人の幸福を追求する現代ドラマにはない切なさが感じられる。忠を立てれば孝が立たず、孝を立てれば忠が立たず、義務はあったが義理を優先する、義理が恩と対立する、義理と人情が対立するなどの、西洋人にはあまり見られない複雑な状況が発生するからだ。

ベネディクトも当然のように忠臣蔵を例に挙げている。私がこうしたテーマで感動したのは山本周五郎の「樅の木は残った」。君主の命に反して逆臣として死ぬことで、君主に報いると言う、とてつもなく複雑怪奇な責務ドラマである。だが、主人公の心理に読者の日本人は今でも深く共感できるところがある。ベネディクトが60年前に見ていた日本人の精神構造は、近代化、西洋化が進んでも、いまだ奥底に生きている証なのだろう。

・樅ノ木は残った (上)
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「仙台藩主・伊達綱宗、幕府から不作法の儀により逼塞を申しつけられる。明くる夜、藩士四名が「上意討ち」を口にする者たちによって斬殺される。いわゆる「伊達騒動」の始まりである。その背後に存在する幕府老中・酒井雅楽頭と仙台藩主一族・伊達兵部とのあいだの六十二万石分与の密約。この密約にこめられた幕府の意図を見抜いた宿老・原田甲斐は、ただひとり、いかに闘い抜いたのか。 」

戦後60年で日本人は古い恩や義理の追求から、個人の幸福の追求へと価値観を変えてきている。今だったら樅の木は...残らないだろう。

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最近、忙しい。仕事の量が多いというより、仕事の種類が多い。マルチタスクで仕事を進めるために、何らかのToDo管理ソフトが必要になった。現在、優れたツールを探しているのだが、このソフトはシェアウェアだが、使い勝手がよくて、最終候補に残っている。

特徴としてはテキストエディタのようにシンプルで軽いこと。ToDoのメモ整理だけでなく、着手状態や期限管理ができるのが実用的である。組織で使うというより個人が自分の作業を管理するのに向いているようだ。プロジェクト別にToDoを管理できるので、プロジェクト参加の多い人や、仕事とオフの両方で使いたい人にも嬉しい。

・TaskPrize for Windows
http://www.vector.co.jp/soft/win95/personal/se060918.html
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ヘルプファイルに特徴がまとめられているのでそのまま引用してみる。


■項目
 紙のToDoリストで項目として書いていた部分にあたります。紙のToDoリストではこれがすべてでしたが、TaskPrizeでは代表的な要素に過ぎません。

■着手状態
 紙のToDoリストでは、チェックを入れたり項目に線を引いて消したりしていたものです。TaskPrizeでは、標準状態ではタスクトレイは、「未処理」「処理中」「完了」「すべて表示」の4ページに別れています。

 最初に仕事を作成したら、「未処理」になります。この仕事を処理していくにしたがって、「処理中」「完了」としていきます。
 状態を変更するには、仕事のプロパティを開いて変更することもできますが、仕事の頭にあるチェックボックスアイコンをマウスでクリックすることで、状態を進めることができます。

■重要度
 ここから先は、紙のToDoリストでは実現不可能なものです。
 重要度は、その仕事がどれほど重要かを設定します。

■設定日時
 その仕事を作成した日が、自動的に入力されます。


■期日
 その仕事の締め切りを設定します。ない場合は設定なしにすることもできます。

■完了日
 完了した日を入力します。標準では設定なしになっています。
 着手状態を「完了」にすると自動的に入力されます。

■関連付けられたアドレス(リンク先)
 ファイルや、WebのURL、メールアドレスなどを書けます。
 いくつでも追加できるので、その仕事で使うドキュメントや作成している文書・図、指示しなければならない人のメールアドレス、見に行かなければいけないWebサイトのURLなどを入れておけば、TaskPrizeから起動できます。

 TaskPrizeのもっとも優れた機能の一つです。

■ユーザー定義カテゴリ
 ユーザーが自由に文字列などを設定して、カテゴリ分けをするためのもので、2つあります。
 例えば、ソフト開発をやっている場合、ユーザー定義カテゴリの名前を「開発種別」にし、カテゴリに「新機能」「バグフィックス」「その他」などにしておけば、わかりやすくなります。

■仕事の詳細・完了の詳細
 一つの仕事につき文書を2つ持てます。
 専用のエディタを新たに開発しました。非常に強力な整形機能を持っています。また、罫線なども表示でき、美しいエディタです。

かなり満足している。

こうしたToDo管理ソフトで使い勝手のよいものをご存知の方はぜひ教えてください。

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http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se367848.html
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・ジーニアス・ファクトリー ノーベル賞受賞者精子バンクの奇妙な物語
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不謹慎かもしれないが、これは面白い。

1980年、割れないメガネレンズで財を成した大富豪ロバート・グラハムがカリフォルニアに精子バンク「レポジトリー・フォー・ジャーミナル・チョイス」を創設した。これは普通の精子バンクではなかった。同社のカタログに掲載されているドナーは、ノーベル賞受賞者を含む天才たち。知能検査で高い成績の女性に天才男性の精子を受精させ、人類の遺伝子プールを改善するという、優生学的野望を掲げる組織だった。

精子バンクは実態があまり知られていないが、米国ではこれまでに約100万人のドナーベイビーが誕生しているらしい。だが、実在のノーベル賞受賞者が精子を提供したことを売り物にし、人類の改造を目指したのは、このバンクだけであった。

知名度は高かったが、経営や運用はずさんであったようで、経営者の死去により、同バンクは1999年に閉鎖された。それまでに生まれたスーパーベイビーの数は約200人。精子提供者の男性が誰なのかは、女性にも秘密の匿名原則。女性には提供者のプロフィールとコードネームだけが知らされていた。

オンラインマガジン「スレート」の人気ライターである著者は、この奇妙な精子バンクに偶然興味を持ち、サイトに記事を書いた。すると、当事者たちから情報が次々に寄せられた。成長したドナーベイビーの中には自分の本当の父親が誰なのかを知りたいと強く願う人たちもいた。バンクは閉鎖され記録が失われた現在、父と、母や子を仲介できるのは、もはや著者だけであった。こうして天才精子バンクの実態解明とドナー探しの旅が始まった。

天才の遺伝子を受け継いだこどもたちは、果たして天才になったのだろうか。驚異的な才能を発揮して社会のリーダーとして活躍しているのだろうか。バンクは追跡調査を行っていなかったので、それは長年の謎であった。

著者の粘り強い調査によって、次々に意外な事実が解明されていく。提供者たちはどのような人たちだったのか、実際に何人かとは会って話を聞いている。そして生まれたベイビーたちは今何をしているのかもわかってくる。ついにはそれをのぞむ親子を対面させていく。白日の下にさらされる苦い真実。小説以上に奇異な実話である。

ドキュメンタリには、匿名ドナーの本当の父親を探すこどもと、それを希望する父親の対面を支援するコミュニティがでてくる。実際にサイトを検索するとすぐ見つかった。登録者数2300人。メーリングリストのメッセージ数を見ると、活発に情報交換が行われていることが推測できる。

・Yahoo! Groups : DonorSiblingRegistry
http://health.groups.yahoo.com/group/DonorSiblingRegistry/
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天才は少なくとも一人は誕生していた。だが、必ずしも皆が優秀で天才というわけでもなかった。著者がコンタクトできたのはごく一部なので、統計的にバンクの人類改造の野望がどこまで果たされたかは不明である。ただ、この本を読んで確実に言えそうなのは、天才の遺伝子を受け継いでも、必ず天才になれるわけでも、幸福になれるわけでもないということ。

当事者たちが何を考え、天才精子バンクに関わったのか。その後、どう人生を生きてきたのか。数組の奇妙な親子たちへの取材は、ひとつひとつがドラマである。こどもたちには優越感もあれば寂しさもある。実は深い考えなどなくアルバイトとして精子提供を行っていたドナーもいた。プロフィールに嘘を書いた人物も告白を始めた。複雑な心理を抱えて、関係者は生きていた。

天才を人工的に作ることができるのか、この本に回答はない。ただ、実の子であろうとなかろうと、愛情豊かに育てられることが、人を幸せにする。その結果、才能も開花するし、社会的に高い地位につける。そういうことなのではないかと、この奇妙な実話を読んで考えてみた。

・天才はなぜ生まれるのか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001320.html

・心はどのように遺伝するか―双生児が語る新しい遺伝観
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001049.html

・ヒトはなぜするのか WHY WE DO IT : Rethinking Sex and the Selfish Gene
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003360.html

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・考えないヒト - ケータイ依存で退化した日本人
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ベストセラーになった「ケータイを持ったサル」の著者が書いた本である。

・ケータイを持ったサル―「人間らしさ」の崩壊
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001907.html

■物事を深く考えなくなった日本人

科学技術が発達し便利な人工物で生活が埋め尽くされると、人は物事を深く考えなくなる。特にケータイを中心にしたコミュニケーションを変質させるITはヒトのサル化を促すという内容。


コミュニケーションを行うにあたって、言語を使用する場合のように、心や脳を使わないようになってくると推測される。ことばを用いるとは夏目漱石風に書けば「智に働く」ことに同義である。そうでなくて、もっぱら「情に棹差して」生活するようになってきている。これがコミュニケーションのサル化の本質といえるだろう

ケータイのメールは、絵文字のような記号でしかない。発信者が嬉しいか、悲しいか程度の内容しか届かない。霊長類の研究者である著者は、これではサルが恐怖で「キーキー」叫んだり、怒りに「ガッガッガッ」と吠えるのと同レベルではないかと嘆く。高度な言語操作が欠如していることで、脳が使われなくなり、廃用性萎縮を起こしていると指摘する。(この部分は著者が若者のメッセージの解読能力を持たないだけだと反論できそうだが...)

そして、


大事なのはメッセージではない。それどころかメッセージが来るかどうかということですらない。メッセージがもたらされるチャンネルが確保されているかどうか、という点に関心の主眼が置かれるようになってしまっているのだ。

という。つながっていないと不安は、インターネット依存症、チャット依存症、ケータイ依存症に共通する心理である。

そしてITで拡大された「つながり」の中で人は自分自身を見失う。

そもそも人間社会は他者の期待を自己に取り込んでいる部分が大きかった。「自分が本当に好きなこと、やりたいこと」は、他者や社会の期待にこたえることと密接な関係がある。自分はなにをすべきかを真に一人でみつけようとしても永遠の自分探しの袋小路に陥ってしまう。

従来は濃密なコミュニケーションで他者のフィードバックを得ることで「自分」をみつけることもできた。

しかし、


日本では、私たちひとりひとりの自己意識は、依然として他者との関係の中で形成される部分がかなり存在していた。外界との対立をはらんでいなかった。ところがIT化によって、その関係の枠が途方もなく拡大し、かつ輪郭が曖昧になる。結果として、「私」というもの自体が、とらえどころのないものに変質してしまった・

■有意味な人間関係は150人が限界

他者のフィードバックを考える上で、認知的集団の限界という話は面白い。

イギリスのサル学者のロバート・ダンバーによる調査。人間はどのくらいの規模の集団で生活しているかを様々な地域の、様々な組織で調べた。その結果、約150人が現代の人間が共同生活を営むのに最適な規模だという結論に達したという。軍隊や会社、宗教組織などの機能単位も約150人である。これが構成員が個人的つながりを持ち、信頼関係を保てる限界なのだ。

実際、軍隊でも中隊は150人のままであるそうだ。通信技術が発達して隊の規模を大きくしてもおかしくはないのだが、経験上、これを超えると一堂に介した際、視覚的に全員を見渡せなくなる、ということとも関係するようだ。

いくらでも人間は「つながる」ことができるが、「私」への「他者」のフィードバックを受ける規模には上限がある。150人を超える他者とケータイやメールでつながることができても、この限界を超えて有意味な関係を取り結ぶことはできないということにもなる。
MixiやGreeなどのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のユーザとしてこれは実感する。私には200人の知人が登録されているが、登録者数が100人を超えたあたりから、私がSNSから受け取れる関係性の価値はほとんど変わっていないように思えるのだ。

友達100人できるかな?。できるけれども、それ以上は意味がない。個別に向き合ってフィードバックを得ることができないからだ。1対200や1000や10000という関係性はほとんどメディアと読者の希薄で一方向な関係に後退してしまうのだと思っている。


さて、この本は前作同様、評価は分かれそうだ。

近頃の若者批判と社会心理学実験データによる裏づけという体裁は前作と変わらない。相変わらず若者の視点まで降りて理解しようとはしない頑強なオヤジのボヤキであり、学者として豊富な知識を利用して、恣意的に実験データを選び、自論に強引に結びつけている点も相変わらずだ。

でも、本は売れそうだ。確固たるオヤジの視点があるから本としては面白いのである。実はサルとオヤジの戦いなのだと思う。ここで批判される若年層のコミュニケーションも、マーケティングの世界ではジェネレーションY流として、ポジティブに分析されることもある。

この本を読んで腹が立てばサルだし、同感ならばオヤジである。サルのほうが未来がある分、マシという見方もできるような気がするのだが、どうだろうか。

・神々の沈黙―意識の誕生と文明の興亡
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凄い本。今年の読書ベスト3には間違いなく入りそう。

著者はプリンストン大学心理学教授のジュリアン・ジェインズ。米国内外の大学で哲学、英語学、考古学の客員講師を歴任し、著名な学術誌の編集委員もつとめた人物。この本が生涯でただ一冊の著書。初版は1976年で、90年に加筆された「後記」を含めて、今年の5月に初めて邦訳された。出版時は様々な議論と批判を呼びながら「20世紀で最も重要な著作の一つ」と評された話題作だという。1997年没。

■古代人は意識を持たなかった?

この本が打ち出したのは、3000年前まで人類は現代人のような意識を持たず、右脳に囁かれる神々の声に従っていた、という途方もない仮説。

意識が何であるか、どのような性質を持っているか。最初に常識を疑うところから始まる。内観としての意識は世界の複写ではなく、概念や学習、思考、理性にすら不要で、その邪魔にさえなると述べる。


しかし、話を先に進めよう。意識が心の営みに占める割合は、私たちが意識しているよりははるかに小さい。というのも、私たちは意識していないものを意識することができないからだ。これは言うのはたやすいが、十分理解するのはなんと難しいことか。暗い部屋で、まったく光の当たっていない物を探してほしいと、懐中電灯に頼むようなものだ。懐中電灯はどの方向にあろうと自分が向く方向には光があるので、どこにでも光があると結論づけるに違いない。これと同じように、意識は心のどこにでも行き渡っているように思えてしまう。実際にはそうではないのに、だ

意識の連続性に対しても疑問を投げかける。


懐中電灯のたとえで言えば、自身が点灯しているときにしか、点灯していると意識することはない。たとえ点灯していない時間がかなり長かったとしても、周囲の状況にほとんど変化がなければ、懐中電灯には光がずっと点灯していたように思われるだろう。

意識は断片的にしか世界をとらえていないし、常に意識があるわけでもない。そして内観は不自由だ。何かを判断しようとするのに何百の言葉や比喩を用いざるを得ない。実はこうした内観的意識を使わなくても、人間は複雑な判断を正確に行うことができることが、いくつかの社会心理学的実験結果から結論できるという。

逆に私たちはピアノを弾くだとか、火をおこすだとか、熟練を要する作業をする際に、自分が何をしているか考えてしまうと、うまくできない。意識は思考に必須のものではなくて、おまけ程度のものである可能性がある。思考の大半は自動化されているからだ。

難しいことを言っているようでいながら、当たり前のことを言っている気もする。私たちは深く物事を意識して考えなくても、十分に日々生きていけるということだ。言葉を使って考える意識は、ここ数千年程度の新しいトレンドなのではないか、と著者は結論した。

■意識は比喩から生まれた世界のモデル

意識の本質は比喩と言語であるという。意識が使う比喩は、言語の比喩よりも広い概念で、メタファーだけでなく、連想や類似を含む。私たちは比喩能力と言語能力を使って、意識的に考える。その考え方には構造がある。

意識の特徴として次の6つの構造が挙げられた。

空間化 「心の空間」の中に目を向け、並べ、分別し、はめ込む
抜粋 見るものの一部に注目し、抜粋する
アナログの<私> 私が心の中にいて、何かをしたり、決意する
比喩の<自分>  比喩の私がいる。自分が何かをするのを想像することができる
物語化 行動に理由をつくりだしてしまう
整合化 過去に学習したスキーマに認知を整合化する、つじつまをあわせる

ところが、数千年前の記録である「イーリアス」「オデュッセイア」や旧約聖書には、こうした構造の記述が一切ないことを、著者は検証していく。精神的な事柄を表す言葉が見当たらない。神話の英雄たちは神々の声を聞き、それに従うのみである。世界の古代の記録や神話を比較して、それが特定の文学的手法である可能性も排除していく。

■沈黙した神々

そして共通して見出される要素に神々の声がある。古代人たちは二分心と呼ばれる心を持っており、片方の脳から神々の声を強い幻聴として聞き、それに従って生きていたのではないかというのだ。

現代においても神々の声を聞く人たちがいる。統合失調者の一部の患者たちである。彼らは耳元に幻の声を聞く。その命令に逆らえない人もいる。これは脳科学の進歩によって、理由が解明されつつある。脳には確かに神の声を聞くモジュールがあり、かつてそれは大きな役割を果たしていた可能性がある。

神々の声が消えた時代は、ちょうど共同社会の形成や文字の出現の時期に重なる。言語の出現で脳の使い方が変わり、神々の声は聞こえなくなる。この過渡期には神占政治やシャーマンの活躍があった。彼らは沈黙した神々の声を聞くことのできる二分心の脳の生き残りであったという。

3000年前まで人類は意識を持っていなかった。今も統合失調症に見られる、神々の声を聞き、強烈に信じる能力こそ、古代人の思考の本質であったのではないか、というのがこの本の要旨である。だからこそ、疲れを知らずに大ピラミッドのような偉大な建造物を作ることもできたのではないかという。

統合失調症が進化の原因とした本は過去にも書評している。

・天才と分裂病の進化論
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001298.html

脳の構造の変化と意識の発生が、文明の始まりの時期にあって、それが現代に続く数千年の文明を作り上げてきた可能性があるという点は似ている。

とても緻密に織り上げられた理論で、ひとつの物語として、読後の満足度は極めて高い本だった。無論、検証する方法がない事柄も多いので、この仮説が全面的に肯定されることはないだろうし、完全否定されることもないだろう。ただただ面白いのだ。

ちなみに訳者は名著「ユーザーイリュージョン」と同一人物で、二人の著者にも交流があり、ノーレット・ランダーシュはこの本を「途方もない重要性と独創性を持った著作」と評したらしい。

・ユーザーイリュージョンの書評
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001933.html

博物館で古代の遺物を見るとき、それはどのような精神の持ち主が作り上げたのだろうかとしばらく考えてみることがある。あまりに現代と異なる表現様式に、精神構造がまるで異なっていたのではないか、と思うこともしばしばだ。もしかすると、古代の遺物に感じるあの違和感は、こうした意識構造の違いに起因するものであるかもしれない。

・新幹線99の謎―知ってるようで知らない意外な事実
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出張の多い人に特におすすめの雑学本。

全世界で鉄道を利用する人は1日1億6000万人。そのうち40%にあたる6000万人は日本での利用で、その日本で1日平均利用者数1620万人を誇る世界一の利用者数を誇るのはJR東日本だそうだ。鉄道大国とは聞いていたが日本が世界一だったとは驚いた。世界一の鉄道会社の技術の粋が集められたのが超特急新幹線。

私は鉄道マニアではないけれど新幹線は大好きだ。乗るたびにワクワクする。やはり、あの先頭車両の鼻の長い未来的な形状にこころひかれる。だが、私の世代と今のこどもの世代では、具体的にイメージする形状が違っていることに気がついた。

新幹線には0系、100系、300系、500系、700系、200系、400系、E1系、E2系、E3系など多くの種類があるようで、私のこころの新幹線は0系、100系のままなのだが、実際には今は0系は走行しておらず、100系も珍しい存在になってきているようだ。

2歳になった息子に買ったプラレールは当然100系なのだが、

・プラレール 100系 新幹線 S-04
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「発売から40年以上が経つトミーのロングセラー商品。原型は1959年発売の『プラスチック汽車 レールセット』で、手で転がして遊ぶものだった。以来、組み立てやすくする、故障をなくす、などの改良は行っているが、基本的なモデルチェンジは行っていない。1960年代に小型モーター内蔵の3両編成のタイプを発売、現在も車両は3両編成が基本になっている。3歳の子どもがひとりでも遊べるほか、レールレイアウトを追加して走らせたり、さらに親が一緒になって街をつくる大掛かりなレイアウトを作り上げたりなど、遊び方の自由度が高いのも魅力。 」

彼が見ているDVDでは、

・てつどう大好き 走れ!新幹線
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年々姿を変え、スピードも超高速化されてきた新幹線の姿を収めた、てつどう大好きシリーズがDVD化。

登場するのは新しい新幹線が主流である。彼は既に「ナナヒャクケイ のぞみ」などと名称を区別し始めているようだ。だんだん私の方がついていけなくなってきた。

この形状の違いは空気抵抗を考えた上での進化だそうで、0系の時点では時速210キロだったため、丸い鼻で十分だった。先頭車両にぶつかる空気は列車にまとわりつき、最後尾を過ぎて列車を引き戻そうとする力に変わる。時速200キロを超えると速度の二乗に比例する。そこで新しいモデルでは、この鼻を尖らせることで空気を上に跳ね上げる。0系では4.5メートルだった鼻が、500系では15メートルもある。

そして、意外なことに高速化の最大の壁は、高速化する技術や安全性ではなく、トンネル侵入時のドンという騒音であるという。技術的には500キロも可能だが、周辺住民の苦情を抑える技術が間に合っていないというのは面白い。

・Wonder in life-be on Sunday 「トンネルドン」抜けろ
http://be.asahi.com/be_s/20050424/042401.html

この本には、

・運転士が自由に操作できるのは時速30キロ以下のときだけ
・新幹線社内でしか買えない限定駅弁がある
・大人気だった食堂車がなくなった理由
・VIP専用車両が一般車両として使われている話
・東京ー大阪を1時間で結ぶリニア新幹線の

など、新幹線についての99の疑問に回答がまとめられている。お盆の帰省シーズン前に読んでおくと、話のタネとして使える。

私の謎。

一人で乗る場合、最前列の窓際を予約する。最前列には電源コンセントがあることが多くて、ノートPCを使えるから。だが、コンセントがない車両もある。どうなっているのだろうか、そもそも使っていて問題ないのだろうか?と疑問に思っていた。ネットで調べたらすぐにでてきた。

・新幹線には先頭の座席にコンセントがついているものとついていないものがありますが、事前に予約する際に、コンセントのある便(車両?)を選択する方法はありますか?
http://www.hatena.ne.jp/1104896147

使っていて問題ないのですね。

・はてな 質問検索 新幹線
http://www.hatena.ne.jp/search?wd=%BF%B7%B4%B4%C0%FE
ここにも新幹線の謎が多数。

次に期待しているのが新幹線社内の無線LANサービス。現在はハラハラしながら停車駅で急いでメールの送受信を行っている。

・JRおでかけネット - 無線LANサービス
http://www.jr-odekake.net/guide/ekilan/

・4Front Headphones
http://www.yohng.com/headphones.html
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なるほど!

これはバーチャルなヘッドホン。PCでの音楽再生に残響効果を付加することで、あたかもアーティストが同じ部屋で演奏をしているかのような自然で耳に優しいサウンドが得られる。長時間聴いていて疲れない。

以下の音楽プレイヤーソフトのプラグインとして動作する。

Musicmatch Jukebox*
Winamp 2
Winamp 3
Sonique**
Windows Media Player 9
Jet Audio***
Foobar2000****

配布サイトには記述がないが、Windows Media Player 10でも動作を確認できた。

指定できるパラメータは2つだけとシンプルなのが良い。自分ですべてを調整しないといけないイコライザーでは詳しくない私はもてあましてしまう。ByPassをチェックして原音と比較すると効果がわかる。

説明に「ほとんどの人がこのプラグインに驚愕する」と書かれていたが、私も結構、驚いた。特にアコースティックなサウンドはハマる。本当にその場に演奏者がいるような感じがする。

(今回の注意:私はオーディオには詳しくありません)

このソフトで聴くオススメはこれ。

・DEPAPEPE Let’s Go!!!
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神戸発、インスト・アコースティックギターデュオのメジャーデビュー盤。「インストミュージックをポピュラーに!」を合言葉に話題沸騰中のDEPAPEPE。過去3枚リリースしたミニアルバムはすべてオリコンインディーズチャートTOP20入り。そんなDEPAPEPEのメジャーデビューにして、初のフルアルバム。

DEPAPEPEというバンド名はGONTITIのパロディだろうか。アコースティックギターのインストアルバム。軽快でわかりやすいメロディーラインが癖になる。

今日は、ふたつイベントを告知させていただきます。

2年間アドバイザとして参加してきたIPA未踏ソフトウェア創造事業 京都大学 石田PMチームですが、最終報告会が下記のとおり開催されます。一般参加可能で無料です。会場でお会いしましょう。

■未踏石田PM最終報告会

〜〜IPA 2004年度第2回未踏ソフトウェア創造事業〜〜
        石田プロジェクト最終報告会
http://www.ipa.go.jp/jinzai/esp/2004mito2/event/050813_IshidaPM.pdf

日時:2005年8月13日(土)13:30〜18:00

場所:キャンパス・イノベーションセンター 国際会議室
   〒108-0023東京都港区芝浦3-3-6
    (http://www.zam.go.jp/e00/e0000900.htm
    最寄駅: JR山手線・京浜東北線 田町駅(徒歩1分)
    都営三田線・浅草線三田駅(徒歩5分)

スケジュール:

13:30〜13:40  オープニング 
           プロジェクトマネージャ 石田 亨(京都大学・教授)

13:40〜14:20 「京都サーチ縁人 −ローカル・イシュー・ネットワークの構築」
           嘉村 賢州(京都大学農学部・学部生)

14:20〜15:00 「映像制作者のグループウェアコミュニティ「シネマワーク」の開発」
           藤本 剛(株式会社 TBSテレビ・社員)

15:00〜15:40 「LWO. 軽量なWEBオントロジーレポジトリの開発」
           倉光 君郎(横浜国立大学・講師)

15:40〜16:00 (break)

16:00〜16:40 「マルチエージェント環境としての仮想証券市場とロボットの開発」
           上野 和風(早稲田大学工学研究科・修士課程)

16:40〜17:20 「セマンティック・ラッパーとしての絵文字ナレッジベースXTM構築」
           高崎 俊之(特定非営利活動法人パンゲア・副理事長/
                              MITメディアラボ・
客員研究員)

17:20〜18:00  総合討論&クロージング
           プロジェクトマネージャ 石田 亨

18:30〜     懇親会

それから、

■アルファブロガー座談会

以前、このブログは「未来を創造するプロフェッショナルたちのネットワーク」コミュニティ Future Planning Network主催の「日本のアルファブロガーを探せ2004」で「アンテナ部門」に選ばれました。

・日本のアルファブロガーを探せ受賞に感謝とサイト名の変更
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002979.html

その後の展開で受賞ブロガー同士で対談をする企画が開催されており、受難じゃなくて順番が回ってきました。お相手は、はてなの伊藤直也氏。テクノロジー視点のブログ論になりそうな予感です。下記ページから参加申し込みが可能です。

対談といっても、実は単なる飲み会ではないのか、という気もしますので、お時間のある方はお会いしましょう!

・アルファブロガー座談会企画 第三弾 橋本大也さん・伊藤直也さん
http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=689

第3回座談会 橋本大也さんと伊藤直也さんの対談座談会

日時:8月24日(水)19時半〜
場所:東京都港区赤坂(参加される方には場所を直接お知らせします)
参加人数:10名(予定)

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デジハリ大学「リサーチ&プランニング」が終了しました。

本日の最終回は2コマを使っての、自習形式の制作と個別相談、ミニ講義でした。受講生の皆さん、課題「大好き」の提出締め切りは8月13日です。力作を期待しています。

本日のプレゼン資料公開です。




この資料はパワーポイントを「いきなりPDF FlashPaperでFlashに変換しています。PDF版はこちら


これで本年度の私の大学での授業は終了です。次は来年の前期を担当ですから、しばらく休憩です。

この大学では毎回、学生の授業評価アンケートがありましたが、最後までかなりの好評で終わることができました。参加意欲の高い(高すぎる?)受講生が多くて、大変でしたが、教えていて楽しい授業でした。学生のみなさん、お疲れ様でした。

そしてこの授業にゲスト講師として参加してくださった皆さん、背後でサポートしてくれた事務局スタッフの皆さん、本当に、どうもありがとうございました。はじめて大学の正規の授業に関わるということに、当初かなりのプレッシャーもありました。教員会で「授業で毎回ホームランを打つ必要はないよ」など、アドバイスして肩の荷を軽くしてくださった先輩教授の方々にも感謝です。

それから、受講生の皆さんやブログ読者の皆さんでこの講義シリーズに関心を持ち、今後もこうした話題を続けたい方は、

1 ミクシイのリサーチ&プランニングコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=163279

がありますのでぜひ参加してください。今後は授業と関係なく、おつきあいしたいとおもいます。相談に乗ったり、イベントなどを開催しましょう。

また、もしデジハリ(大学、大学院、スクール、スタッフ)の関係者で興味がある方は、
2 プロタマ

・人と情報の交流促進〜プロたま〜Protama
http://www.protama.net/

に入会してください。私は常連です。語り合いましょう。

それでは

最後に全15回の講義の内容一覧を最後につけておきます。

#授業後、興味のある方は私の会社でアルバイトも募集中。


・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第1回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003335.html

・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第2回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003378.html

・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第3回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003409.html

・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第4回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003440.html

・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第5回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003470.html

・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第6回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003521.html

・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第7回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003531.html

・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第8回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003545.html

・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第9回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003570.html

・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第10回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003590.html

・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第11回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003616.html

・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第13回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003635.html

・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第14、15回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003657.html

・成功術 時間の戦略
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有名な火山学者が、京都大学総合人間学部で行った「活きた時間」講義を書籍化した本。人間としてのトータルな成功を達成する秘訣として、すべての社会人に向けて書かれている。

そもそもトータルな成功とは何か。著者は、仕事、人づきあい、趣味の3つが満たされる必要があると最初に定義している。この3つの要素を横糸にして、縦糸に時間を考えなさいという。ニュートン時間とベルクソン時間という言葉が出てくる。ニュートン時間とは時計ではかれる客観的な時間の流れのこと、ベルクソン時間とは生きる密度によって感じ方の異なる時の流れのこと。ベルクソン時間で有意義な時間を過ごすことが大切だという。

時間管理の心得として、

・仕事の価値判断と持ち時間の判断、すなわち切迫度と重要度の判断を常に意識せよ。
・「頭は1日に1時間しか動かない」と考えて割り当てよ
・だが、「頭は100%使うな」

などとアドバイスされている。特に最後の100%使うなは面白い。脳を完全燃焼させるとしばらく飽和してしまう。小休止をうまく挟んで8割くらい使う状態を続けるのが、全体効率を高める秘訣であるということ。

仕事、職業選択としては「好きなことよりできること」をしなさい。好きなことは下手の横好きになる可能性が高いので、できることを仕事にせよという。そして、次のような時間管理で自分の武器を磨けと書かれている。

・とりあえず何かの専門家になる 所要時間 10年
・どこでも通用する専門家になる 所要時間 5年
・オンリーワンになる 所要時間 5年

分野としては大枠としてはまず主流に属せ。同レベルの優れた仕事をしている場合、傍流に属しているよりも主流に属している方が高く評価されるからだ。2つ目のステップで主流の中でのニッチを探し、そこでどこでも通用する専門家、オンリーワンになれば認めてもらいやすいとのこと。

引用されている故竹内均東大名誉教授の「私のいう「自己実現」は、1 好きなことをやって生きる、2 それで食える、3 それが他人によって高く評価される、ことである。」も名言。

人づきあいについては、中国の古典に出てくる言葉を引用し「貴人」を大切にしなさいという。貴人とは思いもかけぬ才能を自分から引き出してくれる人。そして「可愛げ」「律儀」が良好な人間関係(師弟関係)を育むとされる。

面白かったのは人づきあいの二対七対一の法則。世間の2割は何をしていてもうまくいく相手が2割。努力すれば可もなく不可もなくつきあえるが7割。どうやっても無理なのが1割。最後の1割については、時間の無駄なので最初からつきあいを諦めよとバッサリ。同様に難しい本は書いた人が理解できていない可能性が高く、読んでも無駄なので読むなも、参考になった。

趣味については、古典教養のすすめが主な内容だったが、3種類のオフという考え方が参考になった。余暇の過ごし方として、趣味にのめりこむオフ、ボーっとするオフ、瞑想するオフの3つがあるのだという。この3種類をブレンドし、新しく建造された船が就航前に沿岸部をゆっくり航行する「コウスティング」的なオフを理想としている。深い。

有名国立大学での講義なだけあって大局的な「王道」とは何かを教えている。しかし、誰もがこの王道を歩いておかしくないのであって、王道以外に道などないのだという気がしてきた。自力も他力も総合しながらワクワクした人生を送るためのガイドとして良い本だと思った。

・チャット恋愛学 ネットは人格を変える?
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#私も実はチャット婚。

何を隠そう私の最初のハンドル名はChatman。96年〜97年頃、初めて作った個人ホームページには必死でCGIを勉強して、Webベースのチャットルームを開設していた。当時の私のメールシグネチャはこんな感じだった。

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開設した動機は、チャットルームの管理人というのが、男女を問わず、モテると思ったから。実際、管理人はただログインするだけで参加者から「おつかれさまですー」とか「いつもお世話になってますー」などと挨拶してもらえる。黙っていると都合の良いほうに解釈してもらえるなど、役得は多かった。

ディスコのダンパ(死語?)でも”スタッフ”が無条件にモテたのと同じ原理だろう。チャット恋愛の必勝戦略は出会いの場そのものを作り出すことである、とか、言ってみたりして。

さて、私の経験はともかく、この本はチャット恋愛について、大学講師でラジオパーソナリティで、チャットにハマった女性が書いた社会心理学的な内容である。

ネット上で異性に魅力を感じる社会心理学的な理由として、アダム N.ジョインソンの著書「インターネットにおける行動と心理―バーチャルと現実のはざまで」から次の4項目が引用されていた。

1 類似性
共通の興味や関心、お互いに似たところ

2 自己呈示
「ほんとうの自分」を私に見せてくれた感、見せられる感

3 自己開示と相補性
自己開示をする、された二人が信頼関係を強めていく

4 理想化
理想的な自分を演じる

・インターネットにおける行動と心理―バーチャルと現実のはざまで
つまり「ほんとうの自分」の開示方法をめぐるゲームがチャット恋愛なのだ。

「現実のチャットでの「ほんとうの自分探し」に夢中になり、そうして獲得したオンライン・ペルソナ、すなわち「ハンドルネームとしての私」がより強い人格になっていく。こうして、彼ら、彼女らはチャットに「ハマって」いくのである」

「ほんとうの自分」はどこまでいっても括弧付きである。何らかの意味で文字通りカッコをつけている。ジョハリの窓という自己開示の有名な理論がある。

・ジョハリの窓 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%81%AE%E7%AA%93


自己には、「公開された自己 」(open self)、「隠された自己」がある (hidden self) と共に、「自分は気がついていないものの、他人からは見られている自己 」(blind self) もあるし、「誰からもまだ知られていない自己 」(unknown self) があると考えられる。

表+裏+blind selfやunknown selfも含めて総合した上で、括弧なしのほんとうの自分ということなのだろうけれど、チャットでは人はopen selfだけを演じることができる。この本では虚像のゲームの果てに、不倫やストーカー騒動に発展し、現実の生活を破綻させてしまった怖い事例が多数紹介されている。

最近、とても面白かったのが次のサイト。ネットゲームにハマって社会生活や結婚生活が崩壊した人たちの懺悔告白が何百も集約されている。著者の言うように仮想的な人間関係は濃すぎるが故にハマりやすいが、濃すぎるということはその実「薄い」のだということを示している実例集といえそうだ。。

・今からネトゲを始めようとしている人を止めるサイト
http://www.geocities.jp/netgamestopper/

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