2004年08月31日

無敵会議第8回 「Re:会議」 満員御礼に感謝 報告第2弾このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加


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■第2部 メール道

そして、メール道久米さんの講演です。このパートが、事後アンケートで「感動した」の嵐になっています。20分なのに1時間くらい聴いた気がする濃い内容でした。

久米さんとの出会いは、確か、私の先輩社長が「尊敬に値する人」として紹介してくださり、一度会ってみたら?ということだったと思います。それで縁あって、久米さんのメールマガジンの読者になりました。5年くらい前の話でしょうか。

このメールマガジンが変わっていて、まぐまぐやMelma!などのメールマガジン配信スタンドを使わず、久米さんの友人知人だけに、私信で送られるものでした。それでも読者は恐らく数百人はいました。久米さんが見つけた面白い人の文章を転送してくれたり、読者の文章を編集して流したりの投稿形式。その面白い人も新たに読者に加わっていくので、ますます面白くなるという仕組みでした。久米さんのフィルターと人徳による人間吸引力が抜群だったのでした。

メール道はそうしたインタラクションの過程で洗練されていったものだったと思いますが、基本は技術でなくて心だよというのが趣旨であり、「術」ではなく「道」だということ。人と心を通わせるための技術を分かりやすく、例を挙げて解説してくださいました。

詳しくは、「メール道」で本になっています。

・メール道
4757101295.09.MZZZZZZZ.jpg

以前書いた書評はこちら

・Passion For The Future: メール道
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001854.html

若輩者の意見で恐縮ですが、久米さんのプレゼンには濃い内容とともに、品位品格が漂っていて、感銘をうけていた人が多かったようでした。

■第3部 パネルディスカッション 企業のメールマーケティング

最初に個人的にプレゼントに応募したショップサイトのメールマガジンの分析を紹介させていただきました。

・プレゼン 企業メルマガの現象学(Flash)
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/mailmag_report_daiya.swf

・PDF版
Download file

・オリジナルパワーポイント版
Download file


分かりやすいところで、懸賞キャンペーンによる読者獲得からの顧客化という流れでなにかあるかなと思ったのですが、なにもありませんでした。

カレン四家さんの指摘が明確でした。「(懸賞で読者獲得が基本という)橋本さんはそもそも考え方が間違っている」。懸賞で誰でもいいから集めたいという企業は少なくて、顧客の属性を分析した結果抽出した集合に対して、ビジネスメッセージを送っていくのが基本であるというお話をうかがいました。プレセールスが重要と。なるほど、おっしゃるとおりです。

・株式会社カレン 会社情報: カレンの強み
http://www.current.co.jp/company/archives/cat_530ioiss.html
四家さんの会社はプレセールスコミュニケーションのプロフェッショナル

アルトビジョンの椎葉さんの意見の中で個人的になるほどと思ったのは「タイミング」という言葉。企業側は、ユーザがそれを欲しい時期を見計らってコンタクトする必要があるということですね。個人のブログやソーシャルネットワーキングなどは、分析の仕方によっては、このタイミングをうまく計るツールになるのかもしれないと思いました。

ALTOVISIONアルトビジョン−eメールマーケティング eメール配信ASP
http://www.altovision.co.jp/service/planning/advertise.html
pic_advertise02.gif

つまりこういう仕組みを実践されている会社です。

トライコーンの花戸さんはファーストニューズというホームページ紹介ニュースレターの経験で、読者のWebにミニバナーを多数貼り付けてもらったおかげで、検索エンジンの重要度評価PageRankが7(スゴイことです)になり、検索で見つけてもらいやすくなった体験が参考になりました。メールマガジンとWebをよく連携させた事例だったと思います。

メールマガジン/ファーストニューズ
http://www.firstnews.com/
firstnewsmini.jpg

このミニバナーでPageRank7を達成


今回は、私の司会進行でミスでだいぶタイムオーバーしてしまったのは反省点。

私自身も個人で昔、「アクセス向上委員会通信」3万人の読者をゼロから集めたことがあります。トライコーンも創業時にメンバーでした。当時は企業も個人も読者獲得ノウハウはあまり違いがありませんでした。なので、メールマガジンについては、いろいろ独自に考えがあったのですが、なるほど最先端の現場はこうなっているか、と時代の移り変わりを感じ、教えていただいたディスカッションでした。

そして第4部の会議へ続く。


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Posted by daiya at 2004年08月31日 23:59 | TrackBack このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
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