2005年02月13日

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成功前夜 21の起業ストーリー
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ラジオJ-WAVEのベンチャー社長対談を書籍化。ベンチャースピリッツが25本。薄い本だが内容はアツい。こういう本を読むと、とっくに起業済なのにまた起業したくなる。

・J-WAVE WEBSITE : Make IT 21
http://www.j-wave.co.jp/original/makeit21/
毎週、話題の起業家を招いて成功の秘訣を聴く。Webがとても充実している。

この本に登場する21人の個性的な起業家の顔ぶれ。

高田 明(株式会社ジャパネットたかた 代表取締役社長)
和田裕美(株式会社ペリエ 代表取締役社長)
藤井孝一(週末起業フォーラム 代表)
安田佳生(株式会社ワイキューブ 代表取締役社長)
直江文忠(サンクチュアリ株式会社 代表取締役)
吉野幸則(株式会社バルチック・システム 代表取締役社長)
小森伸昭(アニコム 理事長)
平野岳史(株式会社フルキャスト代表取締役)
野坂英吾 (株式会社トレジャー・ファクトリー 代表取締役社長)
杉本哲哉 (株式会社マクロミル 代表取締役社長CEO)
福井泰代 (株式会社ナビット 代表取締役)
石橋博良 (株式会社ウェザーニューズ 代表取締役会長兼社長)
遠山正道 (株式会社スマイルズ 代表取締役社長)
川崎貴子 (株式会社ジョヤンテ 代表取締役社長)
岡田賢一郎 (株式会社ちゃんと 代表取締役社長)
堀 雄一郎 (フュージョンインターナショナル・トレーディング 代表取締役社長)
経沢香保子 (トレンダーズ株式会社 代表取締役)
野口美佳 (株式会社ピーチ・ジョン 代表取締役社長)
伊藤正裕 (株式会社ヤッパ 代表取締役社長)
梶原文生 (株式会社都市デザインシステム 代表取締役社長)
安田 久 (H.Y.JAPANグループ 代表)

顔写真とプロフィールとラジオ対談の内容

起業の動機、経緯はさまざま。かなり無茶な人たちもいる。

銀行が事業に融資してくれないので結婚資金としてお金を借りて会社を設立したバルチック・システムの吉野社長、東京都内の地下鉄250駅を歩いて出口マップを作って起業した主婦の福井社長、サラ金に500万円の借金があって普通に働いたら返せないので起業したH.Y.JAPANグループの安田社長、本気を表すために指を切って血判状をつくり出資者を驚かせたサンクチュアリの直江社長。

対談内容は十人十色。とにかく皆、ユニークでキャラが立っていることだけが共通点。その個性に周りが、魅了されたり反発したりして、化学反応が起きた結果、会社が大きくなっているのだろう。

■なぜリスクを背負って起業するのか?

なぜリスクを背負って起業するのか?

私も起業家なので自分の答えをここに書いてみると結局のところ「Regret minimizing framework」で考えた結果である。同じような答えをする社長がこの本にも多かった。この
「Regret minimizing framework」はもともとはアマゾンの創業者の言葉。

以下のコラムが参考になるので長文引用。(私の起業には、学生時代に出会ったこの西川社長の影響もあったりするので)

・第9回 人生の成功の定義をかえよう - CNET Japan
http://japan.cnet.com/column/nishikawa/story/0,2000047995,20054706,00.htm

ビットバレーの提唱者でネットエイジ西川社長の起業コラム。


Regret minimizing framework とは?

 Amazon.comの創業者のJeff Bezosは、30歳のとき早くもヘッジファンドのシニアバイスプレジデントというポストについていました。が、そのニューヨークでの羽振りのいい生活をきっぱり捨てて、1995年、ワゴン車に妻と愛犬をのせ、北米大陸を横断し、徒手空拳、西海岸のシアトルでAmazon.comを創業しました。以来10年もたたずして世界中の人が便利に使う時価総額約1兆5000億円の巨大eコマース企業、Amazon.comを確立したのです。また、Forbesによると、個人的にも2900億円程度の資産を築いています。

 余談ですが、私は1999年にシアトルにいってBezosに会ったことがあります。そのときは、この目の前にいるチノパンツに白いシャツの、よく高笑いするおにいさんが、数千億円の資産家とはとても思えなかったです。それほど、質素でラフな印象でした。

 そのBezosがなぜ裕福なニューヨークの生活を捨て、ゼロからAmazon.comをやろうと決意したのかについて、WiredやThe Motley Foolに記事がありました。彼の言葉を簡単にまとめるとこのような感じです。「インターネットが急速な勢いで伸びているのを目の当たりにしたとき、僕は『regret minimization framework』という考え方を自分に信じ込ませたんだ。つまり、自分が80歳くらいになって死の床にあって自分の人生を振り返ったとき、後悔することがもっとも少なくなるように生きようと。投資銀行での業績や期末のボーナス がどうのこうの、とかそんなことは、いまは一喜一憂するけれど、80歳になったら全く覚えているわけないんだ。ところが、もしこのインターネット革命の波に乗れたにもかかわらず、乗らずに80歳を迎えたとしたら、悔やんでも悔やみきれないほど「自分はアホだった」と後悔するに違いないと確信したのさ。そうなったらぜんぜんリスキーなんて思わなくなった。すぐ行動したよ」

 彼の「regret minimization framework」つまり、「後悔極小化思考」も皆さんの起業決意への背中をポンと押してくれるのではないでしょうか

■起業家100人がブログを開始したドリームゲート

昨日、ある場所でドリームゲートのスタッフの方とお会いした。ドリームゲートは経済産業省後援の起業支援サービスである。最近どうですか?と聞いたら、「いま起業家100人にブログを書いてもらう企画をやってるんですよ」という。

「すごい話ですね、それは」と思った。

サイトを見に行くと、

起業家100人挑戦日記/独立・起業に関するブログならドリームゲートブログ
http://dblog.dreamgate.gr.jp/100entre.php
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すごいことになっていた。

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一覧ページの100人の顔写真にまず圧倒される。

本当にベンチャー社長100人がブログを書いている。しかも、ちゃんと更新されている。素晴らしい。

起業家たちは日々、自分のビジネスに必要なものや困っていることを書いている。起業家ブログ同士のリンクやトラックバックがきっかけで、協力提携やパートナー探しもできそうだ。ただ100個もあると全部見ることは難しい。マッチングの仕掛けを追加するべきだ。

そこでちょうどいい具合に、私の会社はマッチングに使えるエンジン「といえばサーバ」を開発している。これを使うと言語処理を行ってキーワードの類似した記事を抽出できる。起業家のキーワード一覧ページも作成できたりもする。Web運営スタッフ数人分の働きができるはずだ。

(ここで揉み手)一台どうですか?ドリームゲート様。

#と、最後は起業家らしく売り込みでまとめてみました

関連情報:

・ 起業人 成功するには理由がある
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000712.html

・一人シリコンバレー創業プロジェクト
http://www.hitorisilicon.com/



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Posted by daiya at 2005年02月13日 23:59 | TrackBack このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
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Comments

佐々木です。この間はどうも♪

早速日記で取り上げてくださいましたね!
しかも、本の内容もリンクさせてくださいましたね。

そのレスの速さとニクイ演出に脱帽です。

といえばサーバの件、担当の者に伝えておきますね。
(あと、このブログのことも!)

引き続き一読者として、お邪魔致します。

Posted by: 佐々木 裕也 at 2005年02月14日 23:32

ありがとうございます!

起業家はよくしゃべるひとが多いので
100人ブログはネタの宝庫ですね。
観察中です。

ご紹介の件ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

Posted by: daiya at 2005年02月15日 08:30

私の「すごい話」もみにきてね(^^)/

Posted by: マスター at 2006年05月09日 19:50
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