2005年02月26日

Windowsのデスクトップ操作を自動化するU.W.S.Cこのエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加


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・UWSC
http://www.h7.dion.ne.jp/~umiumi/
uwsccap01.jpg

マウスとキーボード入力をスクリプト形式で記録して再生するフリーソフト。

何か作業をする前にUWSCの「記録」ボタンを押しておくと記録停止するまでの一連のデスクトップ操作内容が記録される。カーソルの動き、クリック、キーボード入力のすべてが小さなマクロスクリプトとして保存されるのが特徴。

そして、このスクリプトを再生すると、まったく同じ作業を自動再現させることができる。

たとえば、

Webブラウザで商品価格一覧ページを開き、その表をEXCELへ貼り付けて、価格順で並び替え、CSVデータとして保存した上で、Outlookで添付メールで送信する

という複数のアプリケーションを連携させた定型処理は簡単に自動化できる。

U.W.S.Cが面白いのは単にマクロ記録・再生ができるだけでなく、スクリプトベースのプログラミングができること。OSやアプリケーションから状態情報を取得したり、変数や制御構造の命令を使って、状況に応じた判断を伴うようなプログラムも開発できる。

スクリプトのサンプルが公開されている。このリストを見ると、何ができるかがよくわかる。

・UWSCサンプル
http://www.h7.dion.ne.jp/~umiumi/sample.html

エクスプローラからカレントディレクトリのファイル情報を読み取る。
ボリュームを変える
記録保存したスクリプトをループで実行
関数(サブルーチン)の使用
開いているウインドウを全て閉じる
エクスプローラを開き C:\temp\ にある *.tmp ファイルを全て削除
ボリュームを変える
常にIMEをオンにする
CTRLキーにてアクティブウィンドウの画像保存
DOS窓に文字出力をする
csvファイルのデータを xxxx.exe アプリに10秒毎に設定する
OKボタンにマウスを移動する
指定画像、ピクセルがあればクリック
マウスカーソル下のwindowタイトルとクラス名を表示
アクティブウィンドウを基準にした任意の座標を調べる
カーソル位置の色を表示する
画面プロパティからテーマを変更する
スクリーンセーバーを変更する
ファイルの関連付けをする .UWSファイルをUWSCに
MSAgent と SpeechEngine を利用して音声出力
Internet Explorer 上での文字設定、ボタンのクリック
クリップボードにコピーされた値をExcelに保存していく
DLL(API)の呼び出し
APIを利用した文字変換
WindowsXP/Windows2000 のデフラグの実行&シャットダウン
WMIによるBIOS、マザーボード情報の表示
IEにてActiveX警告のダイアログを自動で閉じる
掲示板のスレ全件をファイルとして保存する
マウスカーソル下の文字を取得、Shiftキーによりクリップボードへコピー
パフォーマンス オプション の設定を変更する
デスクトップ、タスクバー、トレイの情報を取得
タスクトレイの '音量' をクリックし、ミュートをOnにする(XPにて)
マウスカーソル下の文章を読み上げる
音声認識によるアプリの操作


WindowsScriptingHostとほぼ同じことができるわけだ。違うのは、UWSCは手作業を記録したスクリプトを改造することで、より複雑なアプリケーションを作ることができるから、ずっと楽だということである。

このスクリプトで1日のデスクトップ操作をすべて記録して、翌日は再生するだけで仕事が終わるのだったら便利なのにな。


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Posted by daiya at 2005年02月26日 23:59 | TrackBack このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
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