2005年10月23日

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・実話怪談「新耳袋」一ノ章
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これは傑作だと思う。

PSPの「怪談体感ソフト」。全編が音声+写真+テキストで構成されたショートノベル集。内容はもちろん幽霊や超常現象を扱うホラーである。全部で50話を収録。最初に質問があり、答えるとその気分に最適な一話が選ばれるシステム。だいたい一話3分から5分程度で終わる。

私は電車の通勤時間に何本かずつ見ていた。通勤時間しかゲームの時間がとれないということもあるが、それよりも隣に人がいなければ怖くて進められなかったから。静止画なのに臨場感たっぷりで怪異が迫ってくる。秘密はPSP初の“3Dサウンド”。イヤホンで聴くと音声や効果音が立体的に聞こえる。ヒタヒタと歩く音や、すーっと障子が開く音がよく聞こえる。聞こえなくていいのに。

ナレーションが映画やテレビ番組なみの完成度でひきこまれる。ゲーム内の要所要所の演出も見事。

公式サイトを見れば、なんとなく怖さをわかってもらえるだろうか。

・実話怪談「新耳袋」一ノ章
http://www.metro-japan.com/game/shinmimi_psp/

無線LAN機能を使って、体験した怪異は友人のPSPに転送し、見てもらうこともできる。50話をコンプリートすると特典として、映像のホラー作品を一本視聴できるようになる。これもよくできていたが、もしも映像を見たいだけならば、映画版のDVDボックスがある。短いので怖いもの見たさでホラーが好きという私のようなライト級のホラーファンに向いている。

・怪談新耳袋劇場版 DVD-BOX
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2004年夏に劇場公開し、渋谷シネ・ラ・セットで初日動員記録を達成するなど、大ヒットした「怪談新耳袋劇場版」と、TVシリーズのサードシーズンをひとつにしたDVD-BOX。DVD-BOXだけの特典になる、原作者・木原浩勝、中山市朗による怪談語り(映像)とオーディオコメンタリーを収録!

本で原作を読むこともできる。新耳袋はベストセラーで気になっていた。


・新耳袋〈第1夜〉現代百物語
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見てはならないものが、起こってはならないことが、この世にあってはならないものが。本書に収められた"怖い話"はすべて、本当のことなのだろうか…。百話を語り終えると、怪しきことが起こると古より言い伝えられる「百物語」。これを当代きっての怪異蒐集家の二人が鮮やかに現代に甦らせた、かつてない怪談集シリーズ第一弾。

そもそもオリジナルは江戸時代の作品である。

・耳袋(1)
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狐狸妖怪譚から庶民の風俗・犯罪まで、江戸後期の巷説奇聞を集めた随筆集。不思議な話・味のある話が大好きだった江戸人の姿が浮かび出る。1972年刊の再刊。


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Posted by daiya at 2005年10月23日 23:59 | TrackBack このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
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