2003年10月30日

パーソナルナレッジベースにBTMemoこのエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加


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これはいい。シンプルだけれどもとても便利だ。本来はBTRON OS用に開発されたアプリケーションだがWindows版がシェアウェアになって公開されている。エディタの一種でパーソナルナレッジベースとして使える。

・BTMemo
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/personal/se272883.html

私の利用イメージ(赤線は後から画像処理で追加)。クリックで拡大。

btmemo1.JPG

BTMemoの詳しい解説は、以下のMycomの記事にすばらしいレビューがあるので割愛するとして、

・【レビュー】Windows環境で手軽にBTRONの世界を体験できる「BTMemo」(1)
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/04/25/22.html
・【レビュー】Windows環境で手軽にBTRONの世界を体験できる「BTMemo」(2)
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/04/25/23.html
・【レビュー】Windows環境で手軽にBTRONの世界を体験できる「BTMemo」(3)
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/04/25/24.html

要は、以下のようなソフトである。

1 エディタとしてリッチ文書を作成できる。
2 テキストの文字列から他の文書へのリンク(相互リンク)を設定できる
3 リンク設定先が存在しない場合には、リンク文字列名の新しいファイルが作成される
4 画像、ファイルやアプリケーションのショートカットを文書に含められる
5 ファイルは保存処理をしなくてもすべて保存される

そう、Wiki掲示板とほぼ同じである。それがWindowsデスクトップ上で気軽に使えるものと考えてよい。動作が軽いのもよい。

文章を書いているときに、途中で、「ああこれはこの前書いたのだけどなあ、関連ファイルをまとめておきたい」であるとか、「後で、あのWebページの内容を引用するパラグラフをここに入れたい」といったことは私にはよくある。過去に書いた原稿のアーカイブは最も重要な情報源だが、関連するものをリンク設定しておければありがたい。全文検索可能にしておくだけでは関係性が弱い。

このファイルの相互リンクはBTRONのOS「超漢字」では実身・仮身といって標準的にサポートされている機能である。Wikiと同じである程度の数(最低で百のオーダー)ファイルを作っていくと、関連付けのネットワークが自分の脳内の概念ネットワークと連動してくる。飛躍的に便利になる。
BTMemoは、今後、はてなダイアリやWikiのような単語の自動リンク機能やファイルの全文検索機能などが備われば、非常に強力なツールとなるのは間違いなさそうだ。


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Posted by daiya at 2003年10月30日 00:43 このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
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