2003年11月28日

その夢は、いつやるんですか?このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加


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今日の話は関心がない人もいるかも。

先日紹介した「夢ある」のサイトにあった言葉「その夢はいつやるんですか?」にドキっとした。

私は起業して4年目に入る(*)。学生時代に独立してからの期間を入れるとその倍くらいの長さ。後輩や知人や研究者の方々から「起業したいのだけれど話を聞かせて」と相談を受けることも結構ある。私自身がまだあらゆる意味で途上なので、他人にアドバイスはまるで自信がない。(というか、聞くべき人はもっと他にいますよ...)だから、そういうことを知りたい人には次のような情報源を薦める。

・起業家というキャリア
http://japan.cnet.com/column/nishikawa

ビットバレームーブメントの中心人物、ネットエイジ社長の西川さんが語るベンチャー起業論の連載。西川さんの長文はこれがはじめて拝見したけれど、作家のような文章力、構成力に驚き。頭が整理されているから書けるんですね、きっと。

・プレジデントビジョン
http://www.president-vision.com/

読者が3万人を超えた人気メールマガジン。運営者の見込んだベンチャー社長に長時間のインタビューした記事が公開される。取材される社長のムービーが毎回公開されていて、それぞれの人柄が如実に分かるのが、いい。

・ドリームゲート
http://www.dreamgate.gr.jp/

メールマガジン登録者に対するプレゼント小冊子「日本の起業家図鑑〜100人の勇気と独立への第一歩」は以前は申込者には無料で配布していて私も一部もらった。写真入りで最近のベンチャー創業者たちの独白が100人分。既に成功している著名人から法人化前の個人事業まで等身大の姿を生々しく読める。

・ビーイング・デジタル − ビットの時代
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創業本ではないのだが、私に企業への就職という選択肢をなくさせ、ITの世界での独立起業へ踏み出させてくれた、決定的な本。内容はAmazonの書評から引用すると、


1995年出版、その年のうちに邦訳、90年代後半を席巻したITバブルの「聖書」となった本が再刊された。著者は米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの創設者。研究者というよりもオーガナイザーとして実力を発揮し、同ラボで数々の先進的な研究プロジェクトを立ち上げた。本書はその経験を基に、デジタル技術が社会に浸透することでどのような変化が起こるかを解説したものだ。解説の口調はあくまで楽観的でデジタル技術に対する明るい信頼にあふれている。なかでも最も象徴的なスローガン「アトム(実体のあるもの)からビット(デジタル情報)へ」が繰り返し引用され、「ドットコム」ブームの呼び水となった。

今読んでも十分新しい、はず。

そして最後に今一番注目している、仕事仲間で友人たちのつくったばかりのホヤホヤベンチャーの紹介。バーチャルコックピットという超ニッチな事業に情熱を燃やしているグループ。とてつもないクリエイティビティを持った集団。

・プロトタイプ
http://www.proto-type.jp/
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・鉄騎も楽しめる? 1/1コクピットがHobbyEXPOに!
http://www.zdnet.co.jp/games/gsnews/0307/28/news10.html

結局、最後の一歩は自分で踏み出すしかないのが起業だなあと思う。「その夢はいつやるんですか?」って質問にどう答えるかということ。さあ、私も、日々のキャッシュ指向の仕事に追われると忘れがちになるけれど、最初に抱いた野心を取り戻そうっと。

*4年目というのは私が代表をつとめるデータセクション社の話。このサーバの置いてあるリンゴラボ社(加藤代表)はまだ初年度。産学連携や研究開発のお手伝いのお仕事はぜひこちらへ!。(宣伝)。


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Posted by daiya at 2003年11月28日 23:59 | TrackBack このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
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