2004年02月26日

あたまのよくなる算数ゲーム「algo」このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサード リンク

あたまのよくなる算数ゲーム「algo」
B0001DCG3A.09.MZZZZZZZ.jpg

書店で見て気になってしょうがないので、ついに買ってみた。これは面白いので自信を持ってのおすすめカードゲーム。1人から4人で幾つかのルールで楽しめるが、二人用がメインの模様。

■数学オリンピック委員会共同開発

アルゴは相手のカードの数字を当てるゲームである。アマゾンの評を引用すると以下のような内容。


広中平祐京都大学名誉教授を会長とする「算数オリンピック委員会」、大道芸人としても活躍する数学者ピーター・フランクル氏、そして東京大学数学科の算数研究会が共同で発明・開発した数学力をつけるための推理カードゲーム。

基本的な遊び方は、0〜11までの数字カード(12枚)の白・黒2組(全24枚)を使い、ルールに従って相手の持っているカードの数字をあて、1ラウンドごとに付属のチップをやりとりする対戦ゲームだが、トランプゲーム「ソリティア」のようにひとりで遊ぶ方法も用意されている。一度に対戦できる人数は、2〜4人だが、個々で戦うほか、2対2のチームに分かれて協力しながら推理する「ペアプレー」ができるのも面白い。

さすが数学者が設計しただけあってゲームの要素を究極までシェイプアップしているなあと感動。

パッケージを開けた際に0から11までの白と黒のカードとコインだけだったので、拍子抜けし、ここまで楽しめるとは思わなかったのだが、奥が深い。ゲームなので、偶然要素はあるものの、ある程度繰り返すと、記憶力と計算力で勝敗が明確に分かれる。

algoset.jpg

■簡単なルールと対人ゲームの奥深さ

自分と相手に4枚のカードを配り伏せておく。カードは小さい順に左から右へ並べる。同じ数字は黒は白より小さいと考える。プレイヤーは中央に置いた残りカードの山から1枚引く。

そして、相手の伏せたカードの数字を言い当てる(アタック)。最初はすべて伏せてあるから、自分の持ちカードにない数字と、相手の伏せカードの並び順から推測して、適当な数字を言う。

数字があっていれば相手はカードを表に返す。当たりの場合はさらにアタックを繰り返すことができる。アタックが失敗したら、引いたカードを数字の見える表の状態で手持ちカードの間に並べる。相手からはこれで伏せた手持ちカードの推測ができるようになる。

これを繰り返して先に相手の4枚のカードを言い当てて、ひっくり返したプレイヤーが勝ち。1ゲーム15分程度もあれば楽しめる。

やっていて思ったのは、このゲームはつまり、次の3つの要素が勝敗の決め手らしいということ。

1 確率計算
基本的には、確率計算を瞬時にできるかどうかのゲームだと思う。自分にとって判明しているカードの数字から、伏せられているカードの数字の確率を計算する。

2 記憶力
自分と相手のアタック済みの数字を記憶しておき、無駄のないアタックができるかどうかの能力。

3 心理的かけひき
慣れたプレイヤー同士になると、アタック成功率が低い場合に敢えて相手の読みを惑わすブラフを使ったり、相手のカードの確認具合から推測するようになる。

■買わなくてもWeb上で楽しめる

このゲームは買わなくてもWeb上で遊ぶことができる。

・アルゴ公式ホームページ
http://members.jcom.home.ne.jp/algo-j/

ここにルールとFlashのオンライン版がある。この中のデジタルアルゴがメインゲームだ。十分に面白かったりするし、練習にも良い。

しかし、このゲーム、コンピュータなら理論的に最強にできるはずである。このオンライン版は、手加減されている気がする。人間同士のプレイの方が飛躍的に面白い。
どこまでコンピュータに近い能力を持てるかという競争になる。

というわけで、ウチのオフィスにいらっしゃる方で、用事が済んだ後にやりたい方は橋本まで事前にお伝えください。


スポンサード リンク

Posted by daiya at 2004年02月26日 23:59 | TrackBack このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
Daiya Hashimoto. Get yours at bighugelabs.com/flickr
Comments

フラッシュやってみました。
シンプルなのにすごく面白いです。

Posted by: mohri at 2004年02月27日 21:45
Post a comment









Remember personal info?