2004年06月21日

CygwinシェルをTeraTermで使うCygtermこのエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加


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今日は技術的なツールの話です。

UNIXのコマンド群をWindows上で動かすツールにCygwinという素晴らしいツールがある。これを使うと、bash等のシェル、インターネットサーバ、gcc等の開発環境、X-Window環境までをWindowsで動かすことができる。世界中のCygwin愛好者がUnixのプログラムを、Cygwinベースで移植、バイナリも公開しているため、インターネット技術者には、ローカルでの開発テストにも重宝するスグレモノ。

・Cygwin Information and Installation
http://www.cygwin.com/

だが、長年、Cygwinを使ってきてひとつだけ不満に思っていたことがあった。それはCygwinのシェルがDOSコマンドプロンプトの上で動作するということだ。Windowsアプリではないため、コピー&ペースト等の操作感が違ったり、フォントや画面サイズの指定ができなかったりする。

最近知ったのがこのCygTerm。ターミナル・エミュレータによる Cygwin コンソールで、使い慣れたTelnetクライアントから、ログイン作業なしでCygwinシェルを使うことができる。

・CygTerm - Yet another Cygwin console
http://www.dd.iij4u.or.jp/~nsym/cygwin/cygterm/

私の場合は、Tera Term Proと組み合わせて使っている。インストールは上記サイトにあるとおり、Cygwin上でコンパイルを行い、設定ファイルを変更する。TeraTermが標準パスにインストールされているなら、設定ファイルをいじる必要さえない。あとは、TeraTermをカスタマイズすることで、思いのままのシェル操作環境を作ることができる。

cygterm01.JPG

・Tera Term Home Page
http://hp.vector.co.jp/authors/VA002416/

シェルの種類、シェル起動時に設定しておきたい環境変数をCygtermの引数として与えるという機能もある。デスクトップのバッチファイルから直接起動できるのもポイント。


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Posted by daiya at 2004年06月21日 23:59 | TrackBack このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
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